今、インテリア業界ができること

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先程、サッカー東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ「日本代表×Jリーグ選抜」の試合を観ていました。なかなかいい試合で元気をもらいました。カズのシュート、よかったなぁ。

この時期に試合をすることに関しては賛否両論あると思いますが、サッカー選手にとりましては「自分たちで出来ること」を一生懸命やっていて、私はすばらしいことだと思います。

このたびの東日本大震災において、私たちでできることは何か?

いつもそんなことを考えていますが、1社や一人でできることに限界があるので、インテリア業界として何かできないのかと考えています。

業界の企業としては、住生活グループは震災3日後に、仮設住宅用にカーテン2000窓分を救援物資として提供することを発表していました。(トステムビバ)

また、サンゲツ、住江織物、東リは義援金1000万円の寄付を発表していました。みんなすばらしいことです。

でも、ここはインテリア業界として一致団結してなにかできないものかと考えています。

そんな中、東京のお客さまからメールがきました。

「今まで、夏はほぼ1日中エアコンをつけておりましたが、電力不足の対策として、南向きリビングのブラインドとFIX窓の間に遮熱効果の高いロールスクリーンを取り付けたいと思っています。(ブラインドはナニックの木製ブラインドです) 
「ニチベイのシルバースクリーン ホワイトN5730」が効果的なのではと考えておりますが、いかがでしょうか」

 

ここに大きなヒントがあります。

夏の電力不足に対応する省エネ商品がインテリア商品の中にたくさんあります。しかし、それらは各社バラバラでデータを用いてPRしていますが、エンドユーザーにはあまり浸透していないように思われます。

ここは、業界がひとつになって、日本インテリアファブリックス協会がリーダーシップをとって、省エネ(遮熱効果)にたいする1つの基準をつくって各社はそれを用いて消費者にアピールするというのはいかがでしょうか?

それによって、我々販売店も商機が拡大し、業界が活性化し、ユーザーに対しては省エネに対する啓蒙にもなり、実際に夏の冷房温度を1度あげるようにもなります。これによって節電にもなり、国策にたいする貢献にもなるのです。

今は、各社遮熱効果に関しては各社アピールしていますが統一された基準がないため、独自の検査方法で表現しているため、その違いがわかりにくいのです。

タチカワなんかは、遮熱ブラインドを使うと温度が3.8度違うというような表現をしています。これは、スラット(羽根)の温度らしいのですが、我々が知りたいのはこれによって室内の温度が何度違うのかということなのです。

また、カーテンとブラインドをつけたらどうなるのか?
遮熱ロールスクリーンと遮熱ブラインドはどっちが効果があるのか?
カーテンに裏地をつけたらどうなるのか?
遮熱レースはどうなのか?

というようなことを、ひとつの基準で表現できるようにしてもらいたいのです。

また、インテリア業界として、チラシをつくったり小冊子をつくったりして、節電を呼び掛け、省エネするためにはこのようなインテリア商品がありますということをもっと一般消費者に訴えていかなければなりません。

各社は自社商品にそのような商品がなくても、たとえ他社の商品に比べて劣っていても、ここはお互い協力し合って日本インテリアファブリックス協会(NIF)が主導権を握り、サッシ業界やNIFに加盟していないインテリア業界の企業にも呼びかけて行動をおこしてもらいたいものであります

これを5月ぐらいまでにまとめていただいて、インテリア業界としては、

この夏、節電に協力しましょう。

 

 

 

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