ドレープ(厚手)とレースのプレーンシェードを二重に取り付け

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城東区のタイムズピーススクエア(TPS)にシェードを取り付けました。
タイムズピーススクエアには大変お世話になっており、こちらの物件はかなりの戸数をさせていただきました。ありがとうございます。


この物件はほとんどのタイプで、リビングの開口部が大きくて4M以上あり天井掘り込みカーテンボックスから床までの長さが255センチあります。


こちらのマンションではよくプレーンシェードを取り付けます。


最近はプレーンをドレープとレースを二重に取り付けるときはダブルシェード(ツインシェード)のドラム式を使うことが大流行ですが、私どもはカーテンボックスに取り付けるときはばらばらにシングルタイプ2台取り付けることをお勧めしています。


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CA3900172台バラバラに取り付けるメリットとしては、当店では手前にくるシェードを少し大きく作りますから、シェードの操作チェーンが絡みませんし、ヨコからみてもレースの納まりがきれいのです。(レースが丸見えではないのです。)


デメリットとしては、2台取り付けることによって価格が少し高くなります。といっても、トーソーのメカで比較すると、巾190×丈200センチのサイズで定価で4000円違うだけで、2台バラバラにつけるとメカ縫製代で58800円、ツインドラム式で54800円で~7%の価格メリットだけです。

もう一つのデメリットは手前側のシェードが壁から9~10センチ手前になることです。


 


 


 


下の写真はトーソーのツインドラム式を壁に正面付けしているところです。縫製は住宅メーカー用で川島織物セルコンのメーカー縫製です。


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トーソーのメカは前幕と後幕の操作チェーンの位置がほぼ一緒でチェーンが絡まって操作しにくいのです。前幕と後幕との生地巾の差は片方5ミリです。


大きなメリットは部屋側への飛び出しが4.5センチで、壁に正面付けするにはいいかもしれません。詳しくはここをお読みください。


おまけ


当店の縫製と川島織物セルコンの縫製の違いをみてください


当店の縫製(上のピンクのシェード)は常にたたみ上げた時のウエーブが均等になるようにしています。高さが254センチありまして、窓上も壁になっていますので、この場合はリングのピッチを大きくした方がきれいにあがります。


254㎝-8㎝(上下分)を8均等分して30.7㎝の均等ピッチになっています。上げた時のウエーブの重なりが同じです。


それに対して川島織物セルコンの縫製は下から20㎝均等のリングを縫い付けているだけです。
そのため、最後の1ウエーブだけが他のウエーブと大きさが違います。
この写真は最後のウエーブだけが少しだけ大きいのですがそんなに違いがわからないかもしれません。もっとひどいのもたくさんあります。


 



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コメント

  1. モンピジョン より:

    はじめまして・・モンピジョンといいます。ケーキと喫茶店を営業しています。サンゲツのロマネからレース生地を選んでカフェカーテンをサンゲツの特定縫製所で加工すると確認のうえで安心して発注しました。お願いしたのは横90cm縦80cm ポール通し潰して8cm 裾ウエイト巻きロック加工の単純なもので横並びの6枚の窓にとりつける予定で6枚発注しました。出来上がったものをみてびっくりしました。ポール通しの8センチの輪を作った折り返しの耳がきりっぱなしで三つ折りにして縫うわけでもなくロックミシンをかけるわけでもなく単純に輪を作って1回だけミシンで縫ってあります。発注元からサンゲツにきいたところ内側に入る折り返し部分はきりっぱなしが通常の工程とのこと。たしかに暖簾とかみると輪の内側は加工してありません。しかしケースbyケースで8cmもある大きい輪の耳が加工なしとは納得いかないのですが是非ご意見を伺いたくてメールいたしました。ちなみに6枚の窓に掛けた時に右上の輪の縫い目にサンゲツのタグを縫いつけてきてせっかくのレースが台無しです。
    旧ロマネCK4316 
    サンゲツは新たに作成することはできないが現状のカーtンをほどいて縫製しなおすといってきました。
    サンゲツってちょっとがっかりです

  2. モンビジョンさん、コメントありがとうございます。
    ちょっと答えにくい質問ですが、ほとんどの場合、サンゲツが言うように内側の折り返しの部分は始末していないのが現状だと思います。

    私の2009年1月27日のブログ「縫製へのこだわり④」で書いているレースはフィスバの縫製です。もっともきれいといわれているフィスバ縫製でも耳の中に隠れるところの始末はしていません。

    タグの件も通常は縫い付けるのですが、販売する人間が知識とセンスがあれば、それを縫い付けないように指示することができます。

    内側の折り返しの件も、販売する側が目立つと思えば事前に指示をしてヒートカットすることもできると思います。

    この業界にそこまでの知識とセンスのある人が少ないと言うのが現状です。

  3. モンピジョン より:

    お忙しい中、御返事を頂きありがとうございます。
    業界NO1のプロの仕事を期待したのが間違いの元でした。おかげさまでこちらのブロぐと出会うことができました。
    今後ともよろしくお願い致します。しかし・・・金額はプロ級縫製は並以下ではクリーニングも出来ません・・ トホホ
    残生地を希望しておいたら1.8m×2.7mが同梱されていました。せっせと貯金して次回は御社にお願い致します。ありがとうございました。

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