サイレントグリス

メカもののプラスチックの劣化について

今日2月17日は当社の24回目の創立記念日です。

脱サラして、こうして24年間やってこられたのは皆さまのおかげだと感謝しております。

なにもないのですが、気持ちだけは初心を忘れることなく、30回50回の日が迎えられるようにしたいと思っています。

さて、本題です。

カーテンを納品したお客さまで、当店施工でないタテ型のブラインドのルーバー(スラット)が外れているので一緒に直してほしいという依頼がありました。

カーテンの現場実測に行った時、タテ型ブラインド(バーチカルブラインド)をみたら、タチカワのラインドレープでランナーが3カ所程欠けていました。

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(画像はクリックで拡大)

これならば、交換部品を用意して外して部品交換すればできると思ってカーテンの納品時に一緒にすることにしました。

タチカワから交換ランナーを取寄せて修理しようとして、ルーバーを外そうとしたらポキポキ割れ出したのです。

交換部品は3個しか持っていなかったので、その日は諦めて日を改めて全部交換すろことにしました。

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上の写真のようになりました。これは本日取り替えるために、丁寧に外したあとの写真です。

これは、プラスチック(合成樹脂)が直射日光(紫外線)に当たったことによる劣化です。

先日、このことをツイッターでつぶやいたところ、すぐさま反応があり、「昨年末にまったく同じケースがあった。お客様の目の前で、ゆっくりはずすと割れないですよといって外そうとしたらパキパキ割れて恥ずかしかった」というつぶやき。

私の個人のアカウントのフォロワーは100人ちょっとですが、その中で同じケースがあったということは1%の確率でおそらくよく起こっているんだと思います。

これは直射日光がよく当たるところで起こります。

プラスチック(合成樹脂)は太陽光、特に紫外線で劣化します。

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このように直射日光がよくあたる環境のところでは、プラスチィックは必ず劣化します。こちらの現場は、高層マンションの高層階でこれで5年です。お客様の話では2年目のときぐらいに洗濯するために全部外した時に3つだけ割れたという話です。

カーテンボックスの中や、壁につけている場合は直射日光があたらないのでこのようになるケースは少ないと思います。

近年、このような高層マンションで直接太陽が当たるようなところにつけるケースも増えてきていますが、メーカー側もこういう事態を想定していないのだと思います。

今回はタテ型ブラインドのランナーだったので、ルーバーが落ちるぐらいですが輸入品では、ブラケットにプラスチィックを使っているものもあります。

これも、海外商品は日本の紫外線の強さを想定していません。
ブラケットの場合は、紫外線で劣化すると、何かの拍子で本体が落ちる可能性もあります。

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上の写真の左はサイレントグリス(スイス本社)のシェードのブラケットです。
これは、出窓につけていて、数年経ってヒモ交換等の修理に行ったときにブラケットがいかにも割れそうになっているのは何回も経験しています。

上の右の写真はハンターダグラスのシルエットのブラケットです。
下の写真はハンターダグラスのデュエットシェードのブラケットです。
先日、11年取り付けていたものでブラケットが直射日光で劣化して割れました。

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この経験を踏まえて、今後当店で施工する現場で、直射日光がよくあたるところの場合は耐候剤でブラケットをコーティングするようにします。

いろいろと勉強しまして、当店独自のやり方です。

特に、このような輸入商材は、商品を熟知した専門店でお買い求めされることをおすすめします。


インテリアの海外商材は、日本の環境なんかを考えてものづくりはしていませんのでうまく適合しないものもあるということも認識していただきたいのです。

逆に、MADE IN JAPANがいいかというと、日本では問題がなくても海外の環境に適合しないケースもあるのです。

日本製のロールスクリーンなんかでも、日本ではまったく問題がないのに台湾や東南アジアの湿気の多いところでは、顔料がとけてベチャベチャになるというようなこともあるようです。

沖縄でもそのようなこともあるとのことで、ニチベイは沖縄だけは別会社をつくって株式会社ニチベイ沖縄でやってます。

ニチベイ(日米)にとっては、沖縄は重要な拠点です。

方便ですよ

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サイレントグリスSーFOLDの吊り替えをしました。

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サンゲツからダイアリーをいただきました。

千葉の同業者のブログに「サンゲツといえば、クロス、カーテン、カーペットではなくダイアリー」と書かれていましたが、私はこのダイアリーは29年間使っていましてなくてはならないものです。

私の父も、以前差し上げたところ、それ以来ずっとファンでこの時期になると催促のメールがきます。
私もサンゲツに在籍していたことがありますので、内部事情はよくわかっっており、売り上げの大きいお客さまや大切なお客様から配って行くのが常なんです。

当店の場合は、仕入れが少ないため、毎年配布先リストには載っていないのですが、いつも電話をしてわけていただいています。

ダイアリーには、「心に語りつづける言葉」がいっぱい載っていまして私はそれを楽しみにしています。

ずっと以前は、日比社長が言葉をお選びになっていまして、私どもはありがたく拝読しておりました。
最近はずっと同じ言葉で順番がかわって並んでいますので、ちょっとさみしく感じています。

私の左右の目は0.7  ちゃうちゅう

私の座右の銘は「ゆっくり歩けば遠くに行ける」ですが、日比社長がお選びになったお言葉で、ダイアリーから頂戴しています。

これから、ブログにも「心に語りつづける言葉」を1つずつ書いていきます。

自分の仕事を愛し
その日の仕事を完全に成し遂げて満足した
こんな軽やかな気持ちで晩餐の卓に帰れる人が
世の中で最も幸福な人である

                      サンゲツダイアリー2011 week1より


さて、本題です。

9年前に他店でご購入されたサイレントグリスのS-FOLDの生地のみ交換しました。

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エスーフォールドは専用の紐引きレールにフラットなカーテンをクリップでとめて自然なウエーブを出す商品です。

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今回は、直射日光がよく当たるところの生地が裂けてきたため吊り替えとなりました。
あたらしい生地は川島織物セルコンのPL7513です。

カーテンの形状記憶加工というのが、この世になかったときに、きれいなウエーブを出す方法として人気のあった商品です。

この流れを組んだのが、トーソーのルーフィットウエーブスタイルです。

今は、普通のレール(ランナーが360度回転するもの)にフラットカーテンの形状記憶加工をすれば、このようなウエーブがでるため、SーFOLDは少なくなってきました。

こちらをお読みください。

https://blog.curtainkyaku.com/52329196.html

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天窓カーテン取り付ける。

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今日のランチは谷町9丁目の「ふる里」でうどん定食を食べました。
ここは大阪のうどん屋という感じで、庶民的な店で、元気のいい大阪のおばちゃんがウエイトレスで安くてボリュームがあって美味しいんです。

海外生活を長くしていて、大阪に帰ってきたらめちゃくちゃ行きたくなるような店です。

この店は谷町筋のメイン道路に面していて近くに駐車場がないのです。車でのお客は違法ながら路上駐車をしています。

そのため、必ずお店のおじいちゃんが駐車禁止の取り締まり指導員が来ないかどうかを見張っているのです。今日も食事中、館内放送があり、「只今、駐禁の取り締まりが来てます」というのです。いっちゃん、大阪的なサービスでんな

そしたら、食事中の人が5人箸を置いて飛び出していくのです。そこで、店員のおばちゃん達がみんなに「お騒がせしてすんませんなぁ」と謝っておられるのです。けったいな光景ですわ。

私は悠々と食べてました。目の前に道路を映しているカメラのモニターがあり、そこに私の車が映っているからです。

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上の写真、うどん定食700円。おばちゃん、配膳が逆やろ。

さて、本題です。

今、ブログの検索で一番ひっかかってくるフレーズは「天窓 カーテン」です。

7月22日のブログ「天窓の実測」で書いた現場の施工です。

冒頭の写真のように天窓にサイレントグリスのウインターガーデンシステムを取り付けました。生地は川島織物セルコンの遮光の生地です。

この現場は、設計士が、今日本でもっとも元気のいいカーテン屋で私が公私にわたってお世話になっている東京のインデコさんのホームページをご覧になってこのようなものを取り付けたいという指示がありました。

そこからぐる~とまわってきて当店に話がありました。

私は、創業する前はサイレントグリスで4カ月間修業していましたので、天窓は得意なのです。まだまだ、ホームページやブログでのウインターガーデンシステムの露出度が足らなかったのです。

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操作は着脱式のハンドルでします。

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CIMG6308(写真は画像をクリックすると拡大します。)
着脱が簡単にできるようになっています。

操作棒は直線ですが、操作する時はクランクのようにすることができます。

生地はどこのメーカーのカーテン生地でもできます。

今回は壁にも窓があり、明るさは十分とれるので、遮光を重視して遮光1級を使っています。

今日の夕方の取り付けに立ち会っていたのですが、ちょうど雨が降っていたにもかかわらず暑すぎます。

施工担当者が言っていました。
「もし、今日晴れていたら、脚立にのぼったらのぼせて倒れそうです。」

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天窓の実測

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 今日も暑かった。

各地で「熱中症」のニュースがでています。
私が子供の頃は、よく「日射病」という言葉を使いまして、「日射病にならんように帽子をかぶりなさい」と言われていたのですが、最近は「日射病」という言葉はあまり使われなくなりました。

「熱中症」というのは大きな意味で、「日射病」というのはその中の1つです。

「日射病」というのは太陽光の熱源によっておこる症状で、「熱中症」は高温の環境下でおこる全身の障害の総称です。

最近は体育館で倒れるお子さんや、高温のサウナ状態になった室内で倒れるお年寄りも多いので日射病といわず、熱中症というようです。

熱中症対策には、水分と塩分の補給が重要で、私はいつも車に脱臭用においているガムのボトムケースに入れている重曹をひとなめしています。(笑)

重曹は炭酸水素ナトリュウムで、カーテンの洗濯に効果を発揮しますし、脱臭効果も高く、車にガムのボトムケースに入れた重曹(ふたは開ける)を置いておくといやな臭いもすぐなくなります。
車内でマクドナルドを食べた時なんかは効果テキメンです。

もちろん、医薬品として胃酸の出すぎをおさえるなど、消火器系の薬でもあります。

さて、本題です。

暑くなると急に天窓の仕事が増えるのですが、こちらも実測するだけでもサウナに入っているような状態です。

実測で脚立に乗ってもメジャーで測れないは、レーザー距離計を用いたり、伸縮計測棒「尺とり虫」を使ったりします。

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これはレーザー光線をあてることによって距離を測ります。
1~2ミリの誤差が生じます。

アナログ派には、伸縮棒「尺とり虫」がいいです。

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これは枠内にいっぱい伸ばすと、そのサイズの長さが読めるようになっています。

不安な場合は、それを下に降ろしてメジャで棒の長さを測ることが出来ます。

(写真はクリックで拡大)

さて、こちらの現場はなにをつけるかといいますと、サイレントグリスのウインターガーデンシステムを使いまして傾斜用のローマンシェードを取り付けます。

2009年3月9日のブログに書いたような商品です。

施工写真は2週間後ぐらいで。

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サイレントグリスのカーブ加工のパネルスクリーン

群馬県伊勢崎市で、市職員のヒゲを禁止する通達がだされたという事が話題になっています。「不快に思う市民がいるため禁止する」と初めて明文化されたとのことです。

伊勢崎市の職員でなくてよかった。

私も髭をはやしてます。サラリーマンを辞めてからですから24年間ずっとのばしていまして今やトレードマークになっていると思っています。でも、髭は毎日剃ってます。

私は秋篠宮殿下がおひげをのばされてから、髭も市民権を得たと思っていましたが、不快に感じる人がいるというので自治体が禁止するというのはちょっとショックですね。

私も5年間サンゲツでサラリーマンをしていましたが、その時は髭をのばせるような雰囲気でなかったことは確かです。(今は髭をのばしている人もいるということをきいてますが。)

私が髭をのばしたのは、退職した日からで「俺はサラリーマンではないんだぞ」と主張したかったんです。

当時は、サラリーマンは髭をのばしてはいけないみたいなところはあったと思います。

余談ですが、この24年間で、駐車禁止違反をして3~4回警察に出頭したことがありまして、その時に住所・氏名・年齢・職業を聞かれるのですが、職業のところで、必ず警察官は「サラリーマンですか」と聞くのです。

私は必ず「いいえ」だけ答えます。

私はサラリーマンじゃないよと主張したくて髭をのばしているのに、どうしてサラリーマンだと思うんだろうという思いがあるんです。

そしたら「何ですか」と言われるのですが、私は「どうして私を見てサラリーマンだと思われたのですか」と聞くのです。

そこで、黙り込む警察官もおられましたし、「だいたいサラリーマンが多いし、そう聞いた方が早いでしょ」という警察官もおられました。

私は、「どうして警察官がそういった偏見をもっているんですか?
ご職業はなんですかと初めから聞けばいいじゃないですか?
だからケイソツ官と言われるんじゃないですか
」と

言いたいのですが、気が弱いので

「カーテン屋をしています。自営業です」と小さな声でいいます。

さて、本題です。

サイレントグリスが画期的な商品を出しました。

サイレントグリスはカーテンレールと窓周り品の世界的リーディングカンパニーーで、画期的な商品が多くあります。かつては窓装飾で何か困ったらサイレントグリスに聞けと言われていました。

これはすごいです。

パネルカーテンでカーブ加工ができ、S字やクランクが自由自在に加工ができるのです。

下の画像は18日に東京・青山でおこなわれた展示会での商品です。
(画像はクリックすると拡大します。)

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どうでもいいが動画です。
下の画像の真ん中の三角をクリックしてください。

これは電動です。必見です。

これは2730Flexという商品でカーブパネルグライドシステムといいまして、2チャンネルから5チャンネルまでできます。

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バトン式(手引き)でもカーブのパネルスクリーンが作れます。

新しく出来た東京・豊洲の川島織物セルコンのショールームにも目立つ所にカーブ加工で展示していますので現物をみることができます。
大阪の人は6月16日17日にOMMで行われるトーソーの展示会にみることができます。
これは現物を見る価値があります。

カーブ加工も170Rから出来まして、下の画像は巾150ミリの直角のカーテンボックスを想定して、そこにこのパネルカーテンを取り付けることができるかをみたものです。問題なくできます。

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店舗ではいろんな用途で使う事ができますし、高層マンションの角部屋の窓にもおもしろい使い方ができます。

今、ヨーロッパではパネルスクリーンがブームになっています。ファブリックの良さを楽しむのはいかがですか?

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紐引きカーテンレールはサイレントグリス

いきなり本題です。

階段吹き抜け部分の窓を紐引きカーテンレールに取り替えました。

日本では紐引きカーテンレールはあまり普及していないように思います。

その理由に昔からある紐引きカーテンレールはテンションプーリーを使うものが多くよく紐がごちゃごちゃになって故障していました。
テンションプーリーは紐を引っ張るための部材で床に穴をあけて取付なければなりません。

そのため、紐引きカーテンレールのイメージが悪いのです。

トーソーでも、テンションプーリーを使わない紐引きカーテンレールCM2000紐引き組立てセットという商品がありますがすごく高いのです。

紐引きカーテンレールはやはりサイレントグリスが一番いいと思います。
サイレントグリスはスイス本社で、レールやシェード分野では世界的に有名で、日本ではトーソーが出資して関連会社になっていますので簡単に手に入ります。

サイレントグリスの紐引きレールはテンションプーリーが不要で、大きさに応じて何種類もありましてリーズナブルです。

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京都からご来店いただいたお客様で、階段吹き抜けの窓にカーテンがついているのを開閉できるようにしたとのことでバトンタッセルを買いに来られました。

バトンタッセルは当店のものは長さ1Mです。こちらの現場は床(階段の踊り場)から高さ4Mのところに窓があります。

当店のバトンタッセルでは無理で、別注で作ることもできるのですがそれよりもレールを紐引きカーテンレールにした方がすっきりできますのでそれを提案しました。

現場状況

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 左側の窓のレールを交換したのですが、以前は動かすことができずずっと閉め放しだったそうです。
それが少し前にクロスの張り替えリフォームをしたときに開けたところ、今度は陽射しがきついという問題が発生してなんとか開閉が出来ないものかとインターネットで調べてバトンタッセルを求めて京都からご来店いただいた次第です。

レールを交換しました。
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本来ならば、最初から紐引きカーテンレールを使う場合は、その仕様にあった縫製をしなければなりません。

こちらの場合は、カーテンはそのままなのでレールで少し工夫をしました。

紐引きカーテンレールは、光漏れを防ぐために先頭は交叉ランナーを使っています。

そのため、中に入る側は、リターン仕様のようにフラットにするのですが、それができず、レールの交叉ランナーを短くしました。

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これは、実測時にわかっていたので発注の際にサイレントグリスに、先頭の交叉ランナーをカットして短くしてほしいというと、規格外になるのでカット賃がかかるというのでこちらでしました。

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サイレントグリス コード式着脱タイプのシェードメカ

日本にローマンシェードを広めたのはスイス本社で世界16カ国に販売網を持つサイレントグリスです。約30年前で、トーソーが出資して日本の法人が出来ました。私は自分でこの仕事を始める前に3ヶ月間、サイレントグリスで修業をしていましたので、メカニック的な事は詳しいのです。


技術力は世界的に評価されていて、設計士からは圧倒的な支持を得ていて、窓周り関係で難儀なところはサイレントグリスに相談すればなんとかなるのです。


バーチカルブラインド(タテ型ブラインド)のカーブ加工で緩やかでない部分はサイレントグリスのメカでしかできないので、タチカワ、ニチベイ、トーソー、川島織物セルコン、クリエーションバウマンに注文をしてもその部分はサイレントグリスが使われています。


私どもは、シェードのメカはほとんどがドラム式で、今はヨコタのものを使っています。シェードドラム式はヨコタが一番すぐれていてリーズナブルなんです。ファブリックメーカーではOEMを組んでいるのはリリカラ、フジエテキスタイル、シンコールしかないため、圧倒的シェアのトーソーに比べ知名度はないですが、上げた時のたまりが一番小さくすることができますし、両サイトのリングテープの位置は6センチからすることができます。(トーソーは8センチ)


縫製はすべて自社で、着脱タイプのリングをメーカーより早く使って、取り外しの便利さを訴えたり、均等ピッチでたまりの美しさを訴えたりしています。


ダブルタイプはコード式しかできなかったときはニチベイで、ドラム式ができてからはトーソーで、最近はタチカワもよく使うようになってきました。


メーカーにこだわりはないので、いろいろと自分で調べて一番いいと思うのを使っています。


数年前まではサイレントグリスのメカをよく使っていました。


コード式で着脱タイプのものが出た時はコードははずさずに洗濯ができる便利さで一時期良く販売しました。


CA390046CA390047左の写真の商品でコードガイドが生地の方に縫い付けてあって、取り外しが簡単でコードごと一緒に洗えるのです。


 


 


 


 


機能的にはひじょうによかったのですが、コードガイドやリングがコードにこすれて摩耗してくるのです。


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よく使っていると、こんな感じでコードで切れてくるのです。コードの方はまったく摩耗しなくて丈夫なんです。


販売させていただいた方にはたいへん申し訳ないのですがよく起こっていまして、私もサイレントグリスによく怒っていますが、メーカーの対応としては消耗品ですからというのです。


修理依頼をすると、ものすごい高い金額をいってくるので、今は私どもで部材を在庫してこちらで修理しています。


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今回の6年前の分で、コードガイドだけ取り換えまして、クリーニングもさせていただきました。



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