日本にローマンシェードを広めたのはスイス本社で世界16カ国に販売網を持つサイレントグリスです。約30年前で、トーソーが出資して日本の法人が出来ました。私は自分でこの仕事を始める前に3ヶ月間、サイレントグリスで修業をしていましたので、メカニック的な事は詳しいのです。
技術力は世界的に評価されていて、設計士からは圧倒的な支持を得ていて、窓周り関係で難儀なところはサイレントグリスに相談すればなんとかなるのです。
バーチカルブラインド(タテ型ブラインド)のカーブ加工で緩やかでない部分はサイレントグリスのメカでしかできないので、タチカワ、ニチベイ、トーソー、川島織物セルコン、クリエーションバウマンに注文をしてもその部分はサイレントグリスが使われています。
私どもは、シェードのメカはほとんどがドラム式で、今はヨコタのものを使っています。シェードドラム式はヨコタが一番すぐれていてリーズナブルなんです。ファブリックメーカーではOEMを組んでいるのはリリカラ、フジエテキスタイル、シンコールしかないため、圧倒的シェアのトーソーに比べ知名度はないですが、上げた時のたまりが一番小さくすることができますし、両サイトのリングテープの位置は6センチからすることができます。(トーソーは8センチ)
縫製はすべて自社で、着脱タイプのリングをメーカーより早く使って、取り外しの便利さを訴えたり、均等ピッチでたまりの美しさを訴えたりしています。
ダブルタイプはコード式しかできなかったときはニチベイで、ドラム式ができてからはトーソーで、最近はタチカワもよく使うようになってきました。
メーカーにこだわりはないので、いろいろと自分で調べて一番いいと思うのを使っています。
数年前まではサイレントグリスのメカをよく使っていました。
コード式で着脱タイプのものが出た時はコードははずさずに洗濯ができる便利さで一時期良く販売しました。
左の写真の商品でコードガイドが生地の方に縫い付けてあって、取り外しが簡単でコードごと一緒に洗えるのです。
機能的にはひじょうによかったのですが、コードガイドやリングがコードにこすれて摩耗してくるのです。
よく使っていると、こんな感じでコードで切れてくるのです。コードの方はまったく摩耗しなくて丈夫なんです。
販売させていただいた方にはたいへん申し訳ないのですがよく起こっていまして、私もサイレントグリスによく怒っていますが、メーカーの対応としては消耗品ですからというのです。
修理依頼をすると、ものすごい高い金額をいってくるので、今は私どもで部材を在庫してこちらで修理しています。
今回の6年前の分で、コードガイドだけ取り換えまして、クリーニングもさせていただきました。
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