天窓・傾斜窓

手作り天窓シェード  サンタが来る前夜

天窓シェード1天窓シェード2

天窓シェード3天窓シェード4

今日は、天窓にシェードを取り付けてきました。
お客様の要望で、幅170㎝長さ220㎝の吹抜けの開口部があり、冬場、暖気が上に逃げるため、それをさえぎる方法の依頼がありました。

サイレントグリスに天窓用シェードのシステムとして、ウインターガーデンという商品がありますが、それを使うとひじょうに高くなるため、創意工夫しまして、いろいろと部材をかき集めて、オリジナルとしてつくりました。
レール部材がサイレントグリス、シェードを開閉するためのバーはトーソーのタペストリーセットを使い、ひっかけるところはトーソーのロールスクリーンのプルセットDと操作ハンドルを使い、ウエーブを出すための調整コードはニチベイのバーチカルブラインドのボトムコードを使いました。また、文具店でリングを買ったりして、独自に創作しました。生地は在庫品のボイル生成りで、当社で縫製しました。

思った以上に出来上がり、価格もすごく安くすることが出来、お客様も大満足で、私もいい仕事をさせていただいた満足がありました。
シェードの上側に照明があるのですが、レース(ボイル)超しにあたる光は幻想的で、サンタクロースがくる前夜のイメージでした。

最近はメーカーがいろんなスタイルを提案しており、販売する側もメーカーの見本帳に載っているスタイルならばできても、それ以外ならばできないような状況です。今や、販売する側はメーカーにおんぶにだっこになっていますが、メーカー側の営業マンも自社商品しかわからないような感じです。

当店は専門店としてのあるべき姿を追求していきたいと思っています。

傾斜バーチカルブラインド

今日は自宅のパソコンから書いています。隣の部屋では息子がテレビで「タイタニック」を観ていますが、私は炊いたにくより焼いたにくが好きで、焼肉で一杯飲んで、少し酔いながら書いています。

今日は傾斜バーチカルブラインド(タテ型ブラインド)を取り付けました。
a233e566.JPGバーチカルブラインドはここ2年程ちょっとしたブームで売上が伸びています。取り扱いメーカーとしては主に,タチカワニチベイトーソーがあり、輸入品ではハンターダグラスクリエーションバウマン、かわったところでは和紙のモルザ、木製のナニック東京ブラインドといったところでしょうか。
11月には川島織物もバーチカルブラインドを出します。

バーチカルブラインドといえば、事務所というイメージが強いですが、ここ数年住宅用のものが充実しており、タチカワは種類が豊富ニチベイは機能がいいです。
シンプルモダン系にはうまくマッチしますし、写真のような傾斜窓や、吹き抜けのような高い窓にはおすすめです。意外と広縁にもいいですよ。

今回はニチベイのものを使っており、お客さまの要望で別の生地を組み合わせるというもので、不透明の生地A-3601とレース地A-3674を2枚と1枚を組み合わせる(写真をクリックすると拡大されます)というものです。こういう発想はクリエーションバウマンではよくやっていますが、国内メーカーは金属のメーカーでファブリックを楽しむと言う発想はありません。そのため別注対応になりました。
商品として組み合わせて楽しむというようにつくっていないため、レース時と同じ素材・色のものがないため、カタログでみて近い色を選んだのですが、これが実際につってみたところ、大きく色が違っていました。お客様にはなんとか納得していただけましたが、こちらとしても実際の大きいサンプルで確認しなかったミスはあり、大いに反省しております。

お客様もカタログだけで生地をえらぶのではなく、実際の大き目のサンプルで必ず確認しましょう。特にカーテンは実際に縫製したサンプルを専門店及びメーカーのショールームで見て触れて選びましょう。カーテンの場合はヒダの出具合などが重要です。いくら高い生地でも、綺麗にヒダが出ない商品は吊ってもあまり綺麗ではありません。

また、この生地を組み合わせるという商品の価格ですが、土日でメーカーが休みだったので、高い方にあわせておいたら大丈夫だろうと思って、さきに見積もりしたところ、後でメーカーに聞いたら、高い方の価格のさらに1.2倍になるというのです。私共は先に見積もりをしたため、その分は当社負担でしたのですが、それはちょっと高くないでしょうか。

地球上にインテリアの夢を広げるために、グローバルにニチベイ(日米)共同歩調をとりましょうよ。