プライベート2(遊び)

上海旅行記(7)

4月4日のブログ「上海旅行記(6)」の続きです。


コピーショップで満足な買い物が出来た後は市内の中心街に行き、自由行動で散策しました。私はウインドウショッピングしながら上海の物価などを見て回りました。現地の人が行く百貨店でも意外と高いのです。ユニクロもあったので覗いてみるとメイドインチャイナですが、日本の販売価格の8割ぐらいの価格で高級ブランドなんです。


一人街をブラブラしているとナンパされました。若いOL風の女性2人が私に中国語で話しかけてくるのです。何言っているのかわからないので、マンダリン(北京語)で

我是日本人[ウォ シー ルイベンルェン] といいました。

そしたら、上海でも北京語が通じたのか、今度は英語でSubwayはどこかと聞いてくるのです。
「観光で来ているのでそんなの知らないよ」というと「お茶でもしませんか」というのです。
「これってナンパ?」中国や韓国ではヒゲをはやしているとモテると聞いていたけど、「オレってモテるんだー」と思いながら50m先が待ち合わせ場所で社員がこちらをみていたので、今日は時間がないのでといって立ち去りました。


あとで現地に詳しい人に話をしたら「それって夜の怪しげな女性だ」というのです。が~ん


その後は夕食で豫園の近くにある小籠包の店「南翔饅頭店」に行きました。

ここはおいしい。


南翔饅頭店1


南翔饅頭店2


南翔饅頭店3


 


 


 


 


 


 


六本木ヒルズにも支店があり、大阪心斎橋(私の本家のお茶屋・宇治香園の隣)にも1月27日にオープンしました。


上海の店は1900年創業で行列の出来る小籠包の店で、1階は現地の人がテイクアウトできる店で価格も安いのです。2階は現地の人が食べるようになっていて、3階は少し高級なつくりにして観光客用になっています。どこも並んでいる人がいて、時間がなかったので一番高いシートで食べましたが、小籠包のフルコースが1800円で、満足のいくものでした。近々に心斎橋の店に行ってみようと思っています。


このあとは、上海雑技団(サーカス)、足裏マッサージと上海の夜はながいのです。続く。


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上海旅行記(6)

4月2日のブログ「上海旅行記(5)」の続きです。


食事の後はコピーショップに行きました。疑い物品ばかり売っている店です。路上で客引きして販売して売っているようなところではなく、高級マンションの一室にあり、一見では入れないようなところです。もちろん販売することは違法ですが、個人が自分のために持ち帰るのは現法では罰則規定がないため私共も個人用に買いました。このことに関しましては、横行しているため来年当たりに罰則規定の設けた新法をつくる動きはあります。


中国では、偽物商品が横行していますが、ピンからキリまであり、偽物でもランクがあります。一番いい偽物はメイドイン大阪とのことで、私共が買ったものはひょっとして日本製だったかもしれません。二番目が台湾製で三番目は中国製だそうです。


私共は、事前に訪問することを連絡しておいたので怪しげな人がマンションの1階まで迎えに来てくれてました。恐る恐るついていった感じです。


女子社員はここに行く前まではあまり乗り気ではなく、「ふん!コピー商品なんか」という感じだったのですが、部屋に入って展示してある商品と出される商品をみて、価格を聞いて目の色が変わってきました。


とにかく、商品がいいのです。私がどうみても本物との違いがわからないのです。


私はジョルジオ・アルマーニのジャケットが日本円にして9000円とのことで、それと5000円のBOSSのビジネスバッグを買うことにしました。社員もなにやらお気に入りを見つけて全員で日本円にして7万ぐらいになりました。


それを全部並べて、ここからが単価交渉なんです。相手は3割引きにするというのです。それじゃ、「ブヨウ(不要)」と言って帰ろうとすると


「ちょっと待て!!」と声がかかるのです。


「4割引きにする」というのです。


「よっしゃ」と思ったのですが、「ブヨウ(不要)」と言ってまた帰ろうとするのです。


「待て!」と声がかかるのです。


5割引にするけど、私が買おうとしたジョルジオ・アルマーニのスーツだけは負けられないというのです。


ここで、商談が成立しまして、アルマーニのスーツだけ要らなくて他のものは50%引きで買うことになりました。


アルマーニは不要というと、これだけは日本円にして6000円にするというのです。
私は半額の4500円にならないと買わないというと、エルメスのネクタイをつけるからというのです


ここで「しめった」と思ったのですが、なにわのカーテン屋としては「たったそれだけ?」といってしまいました。


そしたら、ルイ・ヴィトンの財布もつけるというのです


何!?


1500円の値引ができないと踏ん張るくせにエルメスのネクタイとヴィトンの財布をつけてくれるのかよ。いったい仕入れはいくらやねん?


私共でもよくやる手ですが、金額で負けてと言われたらタイバック(タッセル)で同等金額分プレゼントしてサービスするやり方かいよ。
(社長、そんな話書いていいんですか。知りませんよ。社員一同)


ここで商談が成立しました。


このジョルジオ・アルマーニのジャケットは私のお気に入りなんです。裏地にアルマーニの名前が入っているだけでパッと見ても偽物かどうかはわかりませんが、素材感がすごくよく、本物と同じようにポケットに物が入れられないようにしつけがしてあるのです。


先月も、あまりにもトラブルの多い仕入先の部長にお会いする時もこのアルマーニのジャケットを着ていきました。


ジョルジオ・アルマーニのジャケット
エルメスのネクタイ
ルイ・ヴィトンの財布
それに2500円で買ったBOSSのビジネスバッグを持って。
おまけに顔はグッチ
頭はカルティエ
ズボンのファスナーはYKK


と くりゃ、誰がみても儲けているカーテン屋と思いきや、


相手の部長の方が役者が上で、すべてバレンチノ


その後もトラブル続出でなんの効果もありませんでした。


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上海旅行記(5)

3月23日のブログ上海旅行記(4)の続きです。


ランチ9午前中、縫製工場を見学して工場のスタッフの人と上海料理を食べに行きました。工場の近くにある『呉越風情』というレストランで現地の人間がいないと言葉が通じないところです。私共日本人が来るということで予め料理を予約しておいててくれまして上海蟹からスッポンやら生きた海老やらめずらしいものをこれでもかこれでもかというぐらい用意してくれました。


 


 


 


ランチ10ランチ8ランチ7


 


 


 


 


 


 


ランチ6ランチ5ランチ4


 


 


 


 


 


 


ランチ3ランチ2ランチリ1


 


 


 


 


 


 


 


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上海旅行記(4)

3月14日のブログの続きです。

  朝からタクシーで上海浦東空港の近くの保税区にある提携する縫製工場に向かいました。タクシーで1時間弱でタクシー代は70元(日本円で1050円ぐらい)ですが、それ以上の価値があり、社員いわく、「ジェットコースターに乗っているよりもスリルがありますね」というぐらい面白いというより怖いのです。

  隣の車が50センチぐらいまで接近してきたり、2車線ぐらいはまたがって平気で左折したりします。ほんとに怖いのです。

  縫製工場縫製工場は、今まで私が見学した日本の縫製工場のどこよりも大きく美しき、最新の設備を整えていました。中央には直径2m長さ4mの真空窯が2基あり、初めてみる社員は感動していました。



  ちっぽけな一カーテン屋である私がブログで中国縫製のことをアピールするため、ファブリックメーカーの関心がひじょうに高いのです。
  帰国後、この話を少しだけ書いたら、すぐにあるメーカーの大阪店長が情報収集に来られました。担当営業員すら今年になって1回もみえてない中、『ありぁ』こちらの方が動きの早さにびっくりしました。

  また、ファブリックのメーカーのこのブログへのアクセスがひじょうに増えているのです。私も「きっこのブログ」じゃないですが、アクセス解析をしていますので、どこのメーカーが見にきているのかがわかるのです。メーカーの人は勤務時間にこんなブログを読んでいただいていていいのかなぁと思いながらうれしく思っています。

  そんなわけで縫製工場のことは割愛しますが、少しだけ書いてみます。
  縫い子さんの月給は最も物価の高い上海で13000円ぐらいで、パソコンが打て日本語が喋れるスタッフは4~5万円ぐらいです。
  中国ではできる人間とそうでない人間の給料格差がすごくあります。日本ではその差が7倍といわれていて、年収250万ぐらいから1800万ぐらいの範囲ですが、欧米で100倍、中国ではその差が1000倍といわれています。

  カーテンの事情としては、中国で生産して中国で縫製したいのですが、縫製技術はミシンさえいいものがあればまったく問題はないのですが織る方はまだまだよくないのです。

  私共としては、中国で安い商品を作って日本で安く売ろうという考えではなく、日本で今買っているような価格でもっとすばらしいカーテンを提供したいと考えているため、まだその水準ではないのです。
  織りキズなどが多く、中国人の感覚ではOKでも日本ではダメというような商品です。


  アパレル関係は生地を細かく裁ち切るため、キズ部分を捨ててもロスは少ないのですが、カーテンの場合は1ヶ所小さなキズがあると2mぐらい使えなくなったりするのです。

  今は、私共は国産の生地を上海にまとめて在庫して縫製しています。

  川島織物も数年前から生地の中国生産を試みており、上海に事務所を構えていますが、いまだ見本帳に載せられる商品が出来上がってきていません。
  ハウスメーカー用には中国で生産したものを提供しており、こうしてカワシマが中国商品を一部のハウスメーカーで試してくれることは私どもにとりましてはありがたいことです。

  セルコンも一部ハウスメーカー用にシェードのみ中国で縫製しております。生地はもちろん見本帳に載っている商品ですが、メカはトーソーを使っています。
  メカを中国製を使ってこそ、利益が出せるのでしょうが、まだその水準ではないということなんでしょうか。これも今後に向けた布石なんでしょう。

  我々と同業者でも、日本のメーカーがだしているのとよく似た商品を中国で生産して日本で縫製しているところがありますが詳しいことは知りません。

  続く


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上海旅行記(3)

3月10日のブログの続きです。


新民大酒店ホテル部屋宿泊の新民大酒店に着いたのは夜10時頃。なにせ29800円で5食に往復運賃、ホテル2泊が付いているツアーなので初めから期待はしていませんでしたが、悪くはありませんでした。ホテルのカーテンも広幅のヨコ使いするドレープでいいのがついていました。


今回の旅行のいい思い出は、案内してくれた現地ツアー会社ガイドの王さんが素敵な方で、茨城大学に4年間留学をされていて日本語はぺらぺらで日本人の心もわかる人でした。


ホテルについて部屋割りすると、王さんは何か問題があると言葉が通じにくいので1時間ぐらいフロントで待機しているから、何かあったたら来て下さいとおっしゃるのです。


私共は問題はなかったのですが、王さんは30代の独身女性で退屈させるといけないと思いまして、フロントに行きいろいろとお話しをしました。


中国・上海の住宅経済事情や中国人の結婚観、中国のインテリアに関する意識から靖国問題、東シナ海のガス田問題までいろんな事を質問しました。


その中で、上海の人はインテリアに関しての意識は結構高いと感じました。王さんもマンション購入時にカーテンをオーダーしたとのことで、日本人と同じようにオーダーカーテンって高いんですよとおっしゃってました。でも、お金をかけてもいいものをつけたいとのことで上海人の高いレベル層は、そのように考えている人が多いそうです。


今日は時間がないのでここまで。明日は縫製工場見学です。


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上海旅行記(2)

3月8日のブログの続きです。


関西空港13時50分の中国国際航空で出発しました。上海までは2時間半ぐらいです。機内では、まず行く国のビールをいただくというのが私の海外旅行の流儀で最初にチンタオビアーを頂きましてテンションを高めました。


機内1


機内2


機内3


 


 


 


 


 


 


 


それにしても中国国際航空の客室乗務員の愛想のないこと。

もう少し微笑みかけられないか
ここは大阪じゃ、笑えよ~  


とか、独り言をいいながら機内を観察していたらあっという間に上海に着きました。


飛行機から降りて、入国管理局で手続きをするまでに『仰天!上海3日間』という看板を持った若い男性が迎えに来ているのです。
まだ、入国手続きをしていないところなので、絶対に現地の人は入れないエリアなんです。こちらの方が思わず、仰天です。


その若い男性は現地旅行社の人なんですが、私共のグループ14名を手際よく見つけて、本来我々外国人が手続きするブースではなく、中国人が並ぶブースの方に案内するのです。こちらの方が窓口が多くてすいているのですが、私なんかなんとなく不安になってきたのです。


そこで、その男性にどうしてあなただけこちらに入ってこられるのかと聞いて親指と人差し指で○をつくり、「これか」というと「そうだ」というので安心しました。


そうなんです。中国は賄賂の国なんです。後で聞いた話ですが、当店の提携する縫製工場は保税区にあり、たまに見回りに来る保安官につけ届けをしないとあとで電気をとめられて意地悪されるとのことでした。


14名のツアーで初日はすべて予定が組まれていて、案内は女性ガイドに変わり、空港からバスで市内中心街に向かいました。100元ショップというお土産屋にいきなり行き、外難を見学して、記念撮影をして、夕食は麻婆豆腐と四川料理が用意されているのです。その後、若者でにぎわう飲食街である新天地で自由行動があり、夜10時ごろにホテルに到着しました。


夕食は麻婆料理と四川料理で、なにせ29800円のツアー料金に含まれているのであまり期待はしていなかったのですが結構美味しいのです。ビールは自前で1本25元(1元は15円で日本円で375円)で、チンタオビアーと、サントリイとの合弁会社のビールを飲みました。


食事1


食事3食事2


 


 


 


 


 


 


 


外難で記念撮影の時は、そこらにいる人がおみやげにどうかということでコピー商品をいっぱい売り込みにくるのです。


最初、ルイ・ヴィトンの財布を8コで100元(1500円)でどうかと寄ってくるのです。


またまた 仰天!


まったく買う気はないのですが、そこは元はフランス租界地だったので、フランス語で「ノン、ノン、ノン、ノン、と優しく微笑むと、相手はこちらが買う気があると思ったのか、「ロレックス」を2個つけるから100元でどうかというのです。


またまたまた 仰天!


ノンノンノンといいながら歩き出すと「しゃちょ、しゃちょ、12個でどうか」「13個でどうか」ということで、最後バスに乗り込んだ時は「14個で100元でどうか」というのです。


「なに、ロレックスが2個とルイ・ヴィトンの財布が12個で1500円?」


一瞬買おうかと思いましたが、


ブヨウ(不要)といって立ち去りました。


続く


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上海旅行記(1)

昨日のブログで書きました形態安定加工の話は今後何回かに分けていろいろと書いていきますが、少し専門的になり過ぎてメーカーの営業員にも役立つレベルなんで、やわらかい話も交えながら書いていきたいと思います。


上海2月7日~9日まで社員6名で上海に行ってきました。主目的は当店の提携する上海の縫製工場の見学ですが、慰安旅行も兼ねており、いっぱいおもしろい話や食事の話なども数回に渡って書いていきたいと思います。


 


 


今回はインターネットで上海ツアーを探し、選んだのが


阪急交通社の仰天!上海3日間


5食付で1日自由行動がついて なんと29800円。


社員には何かにつけて「29800円やから期待せんといてや」といってましたが、今回はこの価格にしてはひじょうに価値あるものでした。


今や、なんでもインターネットで調べる時代で、前日に上海の週間予報もネットで調べ、翌日は-4℃になることがわかり、スキータイツを用意して行ったのも大正解でしたし、事前に中国で通用する携帯電話も一番安いところを調べて国内でレンタルしていったのもひじょうに役立ちました。


関空へのアクセスも6人ならば電車で行くより、1台の車で行き3日間駐車するほうが安いため、インターネットで調べ、橋を渡る通行料を考えたらりんくうタウン側に駐車して送迎してもらう方が安いとかわかりました。


私自身が消費者の立場になれば、こうして何でもインターネットで調べ、安いところ探すように、やはりオーダーカーテンも消費者はインターネットで調べてやすいところに注文をしているんだろうなと思っていました。


本格的にインターネットでオーダーカーテンの販売をする必要があるのかな?


続く。


ブログを書くのに時間が取られますので毎日少しずつ書いていきます。細切れになりますがご了解ください。



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