3月14日のブログの続きです。
朝からタクシーで上海浦東空港の近くの保税区にある提携する縫製工場に向かいました。タクシーで1時間弱でタクシー代は70元(日本円で1050円ぐらい)ですが、それ以上の価値があり、社員いわく、「ジェットコースターに乗っているよりもスリルがありますね」というぐらい面白いというより怖いのです。
隣の車が50センチぐらいまで接近してきたり、2車線ぐらいはまたがって平気で左折したりします。ほんとに怖いのです。
縫製工場は、今まで私が見学した日本の縫製工場のどこよりも大きく美しき、最新の設備を整えていました。中央には直径2m長さ4mの真空窯が2基あり、初めてみる社員は感動していました。
ちっぽけな一カーテン屋である私がブログで中国縫製のことをアピールするため、ファブリックメーカーの関心がひじょうに高いのです。
帰国後、この話を少しだけ書いたら、すぐにあるメーカーの大阪店長が情報収集に来られました。担当営業員すら今年になって1回もみえてない中、『ありぁ』こちらの方が動きの早さにびっくりしました。
また、ファブリックのメーカーのこのブログへのアクセスがひじょうに増えているのです。私も「きっこのブログ」じゃないですが、アクセス解析をしていますので、どこのメーカーが見にきているのかがわかるのです。メーカーの人は勤務時間にこんなブログを読んでいただいていていいのかなぁと思いながらうれしく思っています。
そんなわけで縫製工場のことは割愛しますが、少しだけ書いてみます。
縫い子さんの月給は最も物価の高い上海で13000円ぐらいで、パソコンが打て日本語が喋れるスタッフは4~5万円ぐらいです。
中国ではできる人間とそうでない人間の給料格差がすごくあります。日本ではその差が7倍といわれていて、年収250万ぐらいから1800万ぐらいの範囲ですが、欧米で100倍、中国ではその差が1000倍といわれています。
カーテンの事情としては、中国で生産して中国で縫製したいのですが、縫製技術はミシンさえいいものがあればまったく問題はないのですが織る方はまだまだよくないのです。
私共としては、中国で安い商品を作って日本で安く売ろうという考えではなく、日本で今買っているような価格でもっとすばらしいカーテンを提供したいと考えているため、まだその水準ではないのです。
織りキズなどが多く、中国人の感覚ではOKでも日本ではダメというような商品です。
アパレル関係は生地を細かく裁ち切るため、キズ部分を捨ててもロスは少ないのですが、カーテンの場合は1ヶ所小さなキズがあると2mぐらい使えなくなったりするのです。
今は、私共は国産の生地を上海にまとめて在庫して縫製しています。
川島織物も数年前から生地の中国生産を試みており、上海に事務所を構えていますが、いまだ見本帳に載せられる商品が出来上がってきていません。
ハウスメーカー用には中国で生産したものを提供しており、こうしてカワシマが中国商品を一部のハウスメーカーで試してくれることは私どもにとりましてはありがたいことです。
セルコンも一部ハウスメーカー用にシェードのみ中国で縫製しております。生地はもちろん見本帳に載っている商品ですが、メカはトーソーを使っています。
メカを中国製を使ってこそ、利益が出せるのでしょうが、まだその水準ではないということなんでしょうか。これも今後に向けた布石なんでしょう。
我々と同業者でも、日本のメーカーがだしているのとよく似た商品を中国で生産して日本で縫製しているところがありますが詳しいことは知りません。
続く

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専門的な事は難しいのでよくわかりませんが、中国のお国事情の違いって面白いですね。