最近、ウエーブスタイルのフラットカーテンの依頼が多くなってきました。
2023年2月にサンゲツが2倍使いのフラットカーテンとして「SAウエーブ」という
スタイルをだしました。
その時に今年流行る予感と思ったら6月にカーテンレールメーカーのトーソーが
ウエーブスタイル用のレールを発表しました。
展示会のブログはこちら
ウエーブスタイルというのは、ヒダをとらないフラットカーテンで1.5倍以上の
生地を使ってウエーブを出すスタイルで、トーソーのウエーブスタイル用のレールを
使うといいですよというものなんです。
トーソーが力を入れており、ウエーブスタイルのカタログ「fabreco(ファブレコ)」を
出しました。
ウエーブカタログはこちらです。
ファブリックメーカー9社が協力しており、各メーカーがおススメの生地で
自社で縫製して提案をしています。
これからウエーブスタイルをお考えの方は、ぜひトーソーの「fabreco(ファブレコ)」を
参考にしてください。
![](https://blog.curtainkyaku.com/wp-content/uploads/2023/10/ファブレコ表紙_R.jpg)
ファブリックメーカーが載せている施工写真は皆きれいなウエーブが
でているのです。
実際はトーソーのウエーブスタイルのレールを使うだけで何も手を
加えなかったらこんなにきれいなウエーブはでないと私は思っているので
各ファブリックメーカーに施工写真についてどのようにされているかを
当社担当者に聞いてみました。
そうしたら、全メーカーとも 写真撮影用に現場で少し手を加えていると
いうのです。
各社の施工写真を見ていただいて私なりの説明をします。
まずはトーソーが載せている写真です。
カタログの3,4ページをご覧ください。
![](https://blog.curtainkyaku.com/wp-content/uploads/2023/10/トーソー_R-490x368.jpg)
画像をクリックすると拡大します。
下は拡大した画像です。
![](https://blog.curtainkyaku.com/wp-content/uploads/2023/10/ウエーブスタイル裾_R.jpg)
トーソーがレガートユニというレールを使ってウエーブスタイルを
提案しています。
裾に注目してください。
吊元の上部はきれいにウエーブが出ていても裾はきれいなウエーブが出ない
のです。(レースの裾はウエイトロック)
トーソーはウエーブスタイルのレールを使うとすべてきれいなウエーブが
でるという過度の期待をさせないために一番最初にこの写真を載せたのだと
思います。
現実はこんな感じです。
川島織物セルコン
カタログの8,9ページをご覧ください。
![](https://blog.curtainkyaku.com/wp-content/uploads/2023/10/川島織物セルコン_R-490x368.jpg)
画像はクリックすると拡大します。
ウエーブページの方がみやすければそちらをご覧ください。
きれいなウエーブがでています。
これはドレープ(手前の厚手カーテン)には形態安定加工(ウエーブを
きれいに出す加工)をしているということです。
9社の中では唯一形態安定加工をしていました。
レースもきれいで、真ん中の納まりがきれいすぎます。
たぶん現場でピン止めとかして写真を撮っていると思います。
アスワン、フジエテキスタイル、シンコール、サンゲツ、スミノエは
トーソーが用意した同じスタジオ(現場)で写真撮影をしています。
この5社の写真を比較すると、どのように吊るとフラットカーテンが
きれいに見えるかを考えている違いがわかります。
(取り付けるレールの高さや壁につけるか天井につけるか、どのような
長さのブラケットを使うか)
アスワン
ウエーブカタログはこちら
画像はクリックすると拡大します。
アスワンは窓上の壁の天井までの半分より少し上ぐらいにレールをつけています。
レールがLTエキストラシングルレール壁からの出幅が45㎜)の為、
谷側(フックとフックの間)が壁に触れているようです。
フジエテキスタイル
フジエはレールを天井付けでシングルにつけていて、壁から少し離して
つけているようです。一窓に対して片開できれいにみえる工夫が見られます。
シンコール
シンコールはレールを窓上から天井までの壁の半分より少し下目に
つけています。エキストラダブルブラケットを使っています。
ドレープもレースもフラット1.5倍ならば、エキストラダブルブラケットでも
干渉します。
サンゲツ
サンゲツは天井際にLTダブルブラケットを使って正面付けしています。
天際につけているので良く見えますが、普通の出幅のブラケットなので
開閉には干渉します。
トーソーが28ページのカーテンの納まりの通常ブラケットダブルを
みてねと注意書きをしています。
通常ブラケットの場合、
メリットは 部屋内側への出幅が少なく、スペースを圧迫しない。
デメリットは①カーテンと壁、カーテン同士がぶつかる
②全開時にはウエーブが当たり綺麗に見えないことがある
ということです。
スミノエ
スミノエはレールにレガードユニ(新商品)を使って天際に正面付けを
しています。
天際につけるには、このレールがいいのかなぁと思ったし、お客様に見せる
施工例として使えます。
リリカラ
マナトレーディング
東リ
このウエーブスタイルは、どの業者に頼んで、メーカーで縫製してもらったら
綺麗になるというものではないのです。
現場で少し工夫が必要で販売店によると思います。
2023/10/20追記
ウエーブスタイルのフラットカーテンに形状記憶加工をしたブログは
こちらです。
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