窓装飾プランナーの資格制度の試験が今年実施されることになりました。
詳しくは主催者側の日本インテリアファブリックス協会のホームページをご覧
ください。
この試験の教科書となる「窓装飾プランナーBOOK」がこの度発売されました。
この本はネットでしか申し込むことができず、価格も4320円(税込)で少々高いですが
340ページに渡り、インテリアに絡む窓装飾に関して詳しく書かれており、
ひじょうに内容の素晴らしい本です。
インテリアの窓装飾に絡む仕事をされている方や、メーカーの営業員とショールーム
担当者にとっては必読の書です。
まずはインテリアメーカーの営業員とショールーム担当者は買って勉強しなければ
なりませんが、日本インテリアファブリックス協会(以下NIFと呼びます)の会員企業の営業は
各支店で100冊ずつぐらい買って、得意先である販売店に説明しながら販売するぐらいは
やってもらいたいです。
関西ならば、ネットで買えば送料がかかりますが、メーカーから買えば送料は
こちらで負担しますといえば、けっこう売れると思います。
まだ、全部読んでいませんがそれだけ価値のある本だと思います。
この本は、NIFが2年がかりで作った本だけあって、インテリア業界の指標となるものだと
思っています。
私が以前から提案していました、商品の名前の統一で固有名詞を使わないで一般名詞を
使えという問題も、これをみればインテリア業界の商品等の用語の一般名詞が
わかります。
たとえば、インテリア販売店ならば誰も知っている商品で、ここ5年ぐらいで
ヒットしているものとして、
トーソーでいうビジック
タチカワでいうデュオレ
ニチベイでいう調光ロールスクリーンは
調光式ロールスクリーン
という呼称になっています。
![調光型ロールスクリーン2 (2)](https://blog.curtainkyaku.com/wp-content/uploads/2014/04/調光型ロールスクリーン2-2-240x180.jpg)
私はずっと以前からこれを一般名詞として「調光型ロールスクリーン」と呼んでいます。
今後は、これらの商品を「調光式ロールスクリーン」と呼ぶべきでしょう。
この調光式ロールスクリーンよりも早くから販売されていて、当店においては
はるかに販売量が多いハンターダグラスのシルエット・シェードの一般名詞は
なんでしょうか?
これと同等品はNIF会員企業ではトーソーしか扱っていないため、この教科書には
この商品の存在すら書いていません。
トーソーはこの商品を調光ロールスクリーン「ラクーシュ」といっていますが、
教科書の調光式ロールスクリーンのところには書いていません。
![DSC01155](https://blog.curtainkyaku.com/wp-content/uploads/2014/04/DSC01155-490x368.jpg)
上の写真は店内展示サンプルのトーソーラクーシュ(左側) 右はシルエット・シェード
私は昨年トーソーがこの商品を出した時に、これをトーソーのシルエットというのは
双方に対して失礼なので、こちらの商品の一般名詞として
開閉式調光型ロールスクリーンと呼んでいます。
それに対して、今回NIFが調光式ロールスクリーンとしたものを
昇降式調光型ロールスクリーンとしています。
すみません、誰からも相手にされていません。
今年、同じような商品をニチベイが出す予定です。
そうなると次回の改訂版には新商品として載るでしょう。
(実際は20年以上前からハンターダグラスのシルエットシェードは日本で販売されていますが、
ハンターダグラスはNIFの会員ではありません)
どんな呼称になるのか興味のあるところです。
無難なところとしては、シルエット・シェードは知名度抜群ですが、ハンターダグラス
の登録商標なので別の呼称としてシルエットスクリーンあたりになるのでしょうか?
もう1つメカ物の呼称で気になっていたものがあります。
1台のローマンシェードのメカで前幕と後幕があって2枚の幕体を操作できるものです。
トーソーはこれをツインといっています。
一番最初に出したニチベイは、ダブルシェードと呼んでいます。
タチカワはダブルタイプと呼んでいます。
多くのファブリックメーカーはトーソーのメカを使っていますので、
ツインシェードといっています。
サンゲツは今はタチカワのメカを使っていますが、以前トーソーのメカだったので
今もツインシェードといっています。
NIFの教科書である「窓装飾プランナーBOOK」では
ダブルタイプ(ツインタイプ)としています。
トーソーとタチカワに気を遣っていて、図表の4-79や4-80ではダブルタイプとし、
図表4-81ではツインタイプになっています。
元祖ニチベイのダブルシェードはどうした?という感じです。
呼称に関しては突っ込みどころはいっぱいありますが、
あまり言うと胡椒じゃなくて胡散(うさん)臭い奴だとNIFから思われます。
続きであと1つ、形態安定加工と形状記憶加工の呼称について書かせてもらいます。
この本はほんとに役に立ちますのでインテリア業界関係者はぜひ読んで
勉強すべきだと思います。
申込みはこちらです。
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