今日の大阪は寒かった。
私は京都の南部出身で、以前もブログに書いたのですが、
暑さ寒さも彼岸まで まだあるわいな一切経 比良の八講荒れじまい
といいます。
4月8日の奈良の白亳寺 (びゃくごうじ) の一切経の法要が終わるまでは油断するなということと、京都でよく言われる表現ですが大津の比良の八講の法要が3月26日に行なわれ、その時に寒風が吹き荒れて、寒さも終わるという意味です。まさにそんな感じでした。
昨日、吊り込みに行ったお客様から1.5倍使いでカーテンをつくっていて1つ山ヒダにしていることがひじょうにいいねぇとほめていただきました。
よくブログを読んで頂いている方で、「それを【ペンタック】というのですか」といわれました。ペンタックというのは私が1つ山のことをそう言っているだけで世間では認知されていない言葉です。
私どもは早くから1.5倍使いの場合は1つ山ですることをすすめています。
1.5倍使いでも1つ山と2つ山とはどう違うのかを説明します。
基本的には生地を製作巾に対して1,5倍使うのでボリュームは同じです。
1,5倍使いというのは、巾1Mのカーテンをつくるのに巾1.5Mの生地を用意してヒダをとることをいいます。
2倍使いというのは、巾1Mのカーテンをつくるのに巾2Mの生地を用意してヒダをとることをいいます。
以前はオーダーは2倍使い、既製カーテンは1.5倍使いというような言い方をされていましたが、ここ数年はオーダーでも1,5倍使いはよくやります。
オーダーでも1.5倍使いは2つ山が多いと思います。
下の写真は川島織物セルコンが住宅メーカーの物件でフジエテキスタイルの生地を1.5倍使いで2つ山ヒダで縫製したものです。
簡易型形態安定加工(川島織物セルコンでいうソフトウエーブ加工)がされています。
下の写真は1.5倍使いで1つ山ヒダ(ペンタック仕様)で当店の縫製です。
(写真はすべてクリックすると拡大します。)
1つ山ヒダと2つ山ヒダの大きな違いはヒダとヒダの間隔です。
使っている生地のボリュームは1,5倍で同じならば、2つ山ヒダの場合はヒダの部分に生地がたくさんとられるのでヒダ間隔があきます。
だいたい16~17センチです。
それに対して、1つ山ヒダならば、ヒダ山を取る生地の量が少なくなりますので、ヒダをたくさんとることができ、ヒダ間隔も少なくすることができます。
通常2倍使いと同じ12~13センチのヒダ間隔になります。
写真を見比べていただきたいのですが、私どもはヒダ間隔が短い方がきれいと考えており、1つ山をすすめています。
1つ山にする場合は縫込みアジャスターフックにして形状記憶加工をした方がきれいになります。
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ヨコタ
びっくりしました
けんさん、コメントありがとうございます。
最近、ヨコタを使いはじめたのですが、まさか倒産するとは思いませんでした。
私もびっくりです。