サイレントグリスのローマンシェードの修理

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 立秋です。

(2016年は8月7日が立秋で、アップは今朝になりましたが書いたのは昨晩です。)

 

今日から「残暑お見舞い申し上げます」になるのですが

暑いざんしょ。

暑いと体もバテてガタがきますが、機械の方もおかしくなるようで、この時期は

修理依頼が多いのです。

メーカーに聞いてもそのように言っていましたが、なぜ夏になると修理依頼が多いのかは

よくわかりません。

 

サイレントグリスのローマンシェードの修理をしました。

ローマンシェードというのは、日本の業界では、プレーンシェード、シャープシェード、

バルーンシェード、オーストリアンシェード等を総称してローマンシェードと

呼んでいます。

プレーンシェードはローマンシェードの1つです。

先日書いたトリムとフリンジの関係と同じです。

14年前に取り付けたサイレントグリスのローマンシェード(プレーンシェード)の

コードガイドを布側に縫い付けて洗濯がコードごと簡単にできるという商品です。(RS2200)

当時は、シェードが簡単に洗えるというので画期的でよく販売をしました。

しかし、頻度よく使うと樹脂のところがコードと干渉して溝が出来て

切れてしまうのです。

何台も修理しましたが、サイレントグリスは早くに廃番にして、もう修理部材も

1個もないというのです。

こちらの物件も過去2回部品交換をしています。

DSC02790

14年前に取り付けたフジエテキスタルの生地で作ったシェードです。

洗うのは簡単にできるので、お客様の方で何度も洗っていただいており、生地もしっかりして

きれいのです。

 

修理する部材もないし、14年も経っているので、私としては新しくしてほしいのですが、

お客様は「この生地が好きなんです」と言われるのです。

「同じ生地はないですか」とまで言われるので、修理部材もないのですが

別の方法で再生させました。

 

DSC02793

DSC02792

布に縫い付けてあるコードガイドが樹脂のため、コードとの摩擦ですり減って

輪が切れてしまうのです。

そこで、この部分を切り落としてコードガイドをレール側に取り付けました。

DSC02795

DSC02796

4台交換して、修理代が部品込みで2万円弱です。

修理できる部材がない中、ほとんどの販売店なら新しくした方がいいですよというと思うのですが、

私としてはお客様にとって安く再生することができたと思っているのです。

でも、お客様的には修理代が高いように思われているのです。

最後に、「これであと10年は使えますね。」とおっしゃていました。

 

当店にとって良かったのやら悪かったのやら・・・・

お客様が喜んでいただいたので良かったということで・・・

DSC02797

 

日の話は役に立ちましたか?  いいね!クリック

 

bana_insta_02

↑ 画像検索ができます。詳しくはこちら

 

 

認定窓装飾プランナーのいる店

 

   ホームページ 初めてのオーダーカーテンスタッフブログコラム

 

 このブログのトップ

 

夏季休暇のご案内です。

当店は8月14日(日)15日(月)16日(火)は休業させていただきます。

8月11日も「山の日」で祝日のため休業いたします。

12日(金)13日(土)は営業いたします。

 

 

 

 

 

SNSでもご購読できます。

コメント

  1. インテリア技術開発研究所、川原 より:

     いつも貴ブログを拝読させて頂いております。
    お客様目線でのコメントや的確な商品評価等々、現場の第一線からの情報提供有難うございます。

     さて、この度のブログの中でローマシェードの呼称問題に触れられておりましたので、
    ローマンシェードの呼称統一に関する業界の
    これまでの経過等について、補足のコメントととして投稿させて頂きました。
     ローマンシェードが上市されて市場に広がり始めたのは、確か1980年代後半ぐらいでした。
    当時は統一された呼称がなく、「ローマンシェード」「ローマンカーテン」「たくし上げカーテン」「カスケード」「ナチュラルシェード」などなど、各社バラバラの呼び方でした。
     確か1979~80年頃だったと思いますが、
    NIFに呼称統一委員会が編成され、
    総合呼称として「ローマンシェード」に統一し、
    スタイル呼称として「プレーン」「シャープ」「バルーン」「オーストリアン」シェードと区分していこうということになりました。
     当時の市場規模は5億に遙かに及ばないRS導入期でしたが、市場を先取りしたタイミングのよい呼称統一の動きでした。
    (同時にロールスクリーンなど繊維系wt全般についても呼称統一を実施)
     当時の市場は繊維系WTが世に出て間もない時期で、市場認知度は低く、ロールスクリーンやローマンシェードの名で商標登録出願されるなど、危なっかしい動きもあり、業界の全体最適の為にと、業界共通の呼称統一を急いだと言う背景も有ります。
    (以上呼称統一に至るのこれまでの経過として)

     平成25年度のスクリーン類の市場規模は360,4億円(NIF資料より)となり、当時と比べて、随分と大きな市場となりました。
     これも第一線で活躍の貴社を始めとする皆様方の貢献大によるものと思っております。
     貴社の益々のご清栄をお祈りしております。
    今後も貴重な情報提供、ユーザー目線の現場体験ブログ等々よろしく、期待しております。  

コメントを残す

*