住江織物の株主総会に行ってきました。
なんの問題もなく、50分でシャンシャンシャンで終了しました。
2020年の東京五輪開催決定以来、インテリア関連企業は隠れ五輪株と
して注目して株を持っています。
全てのインテリアの上場企業は五輪決定以来値上がりしています。
五里霧中のインテリア業界ですが、五輪夢中で2020年までは業績は
いいでしょう。
さて、本題です。
先日納品した現場はタワーマンションでリビングだけがマンションの
オプション販売業者から購入されていて、残りの洋室3室だけ
当店でカーテンをご購入していただきました。
リビングのドレープ、レースはスミノエのメーカー縫製でした。
※住江織物株式会社はメーカーで、インテリア販売は100%出資の
株式会社スミノエでやっています。
住江織物株式会社としては、インテリアよりも自動車関連部門の方が
売り上げも大きく利益も出しています。インテリア業界では、
インテリア関連では「スミノエ」書くことが多いのです。
中堅以上の業界関係者は株式会社スミノエを略して「カブスミ」という
ような言い方もします。
現場施工写真は「カーテン夢工房のスタッフブログ」にアップしております。
こちらもお読みください。
私のブログでは少しななめからみまして、リビングに吊ってあった
スミノエのメーカー縫製と当店の違いについて書いてみたいと
思います。
どちらがいいとか悪いとかの問題ではなく、いろんなやり方が
ありますので参考にしていただければと思います。
リビングでスミノエのメーカー縫製です。
レース手前で奥に遮光1級のドレープが吊ってあります。
(スミノエのメーカー縫製)
上はスミノエのメーカー縫製です。
芯地は90㎜で芯地の下をミシンで縫ってあります。
芯地部分は後から縫製で、差し込みアジャスターフックです。
芯地の下をミシンで本縫いすると丈夫ですが遮光の生地の場合、針穴
から光漏れがすごくします。
当店の場合は
芯地部分は裏側の見えないところでミシンで縫います。
糸目が表に見えないようにしています。(参考ブログ)
耳の部分を後から始末をする耳勝ち縫製で、縫込みアジャスターフックを
使っています。
スミノエのメーカー縫製は裾の折返し部分は掬い縫いで糸目が表にでないように
されていて耳も掬い縫いされています。
1本糸の掬い縫いミシンを使っておられます。
当店の場合は、
裾の折返しは2本糸の掬い縫いミシン使っていまして、ほどけないように
工夫しています。(参考ブログ)
耳は本縫いしています。
これは、耳の部分はよくもちまして傷みやすいので、丈夫な本縫いを
しています。
スミノエのタッセルは江戸打ち紐です。
当店は、ひっかけるところも共布です。
スミノエのレースの裾の始末はタテ使いの生地では折返しです。
当店では、このような柄の生地では、タテ使いでも横使いでも
本縫いウエイト巻きロックをしています。(参考ブログ)
あと、施工業者の感性の問題ですが、変形の台形の窓で、右の辺と
左の辺の長さが違うのです。
そうすると、均等の両開きをすると、正面の辺の中心に両開きに
まん中が来ないのです。
こちらの現場はドレープもレースも均等2分割になっています。
当店の場合は、このような場合は、レースは真ん中の辺の
真ん中(サッシのあるところ)でわかれるように右と左の巾を変える
両開きにします。
ドレープは閉めてしまうとサッシの位置がわからないので、このケースならば
均等2分割にします。
同じ現場の別のフロアのレース
少しわかりにくいのですが、みえている5つのサッシのまん中のところで
分けています。そのため目立ちません。
こちらの現場では均等両開きなので
レースの分かれ目が中心のサッシの位置より少し右になっています。
(赤の印のところ)
– – – –
このブログのトップへ
コメント