カーテン専門店としてのこだわり

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夏休みは8月14日は徳島市の阿波おどりに行き、翌日は愛媛県松山市経由で

妻の実家のある広島に行きました。

松山市では、インテリアの総合問屋「森熊」が新しくオープンされた輸入壁紙の

お店「WALLPAPER HOUSE」を見せてもらいました。

 

 

こちらでは、毎週週末に「壁紙貼り方教室」をされていて、エンドユーザーの方に

DIYで貼ってもらえるようにされています。

これらの輸入壁紙は、今貼ってある壁紙にも簡単にはることができて、

またきれいにはがすことができます。

壁紙一つで部屋のイメージが大きく変わります。

上の写真の壁面はすべて壁紙です。

ほんとに選ぶのが楽しいです。

エンドユーザーに対して教室を開いてインテリアを楽しんでもらおうという

地道な努力はいずれで開花すると思います。

日本でもインテリアの主役は壁紙となる時代がもうすぐ来ると思います。

カーテン屋として、もっとエンドユーザーに「カーテンを吊り替える

楽しみを知ってもらう努力をしなければならないと大いに刺激を

受けました。

 

さて、本題です。

今、大阪のカーテン業界は活気づいています。

話題のグランフロント大阪のオーナーズタワーマンションが7月末から

入居が始まりまして、この物件にはカーテンレールがついていません。

そのため、マンションのオプション販売で注文するか、街のカーテン屋に

注文をして、レールやメカものをつけなければならないのです。

こちらは、大型で超高級物件です。

こちらの現場に行くと必ずカーテン屋と出会うのです。

新築マンションにレールがついていないとカーテン屋として

必ず出番がありますので、こちらにとってはひじょうにありがたいのです。

 

カーテンはメーカーで縫製をしたら、どこで頼んでも同じというわけではありません。

家電製品とかは、ネットで調べて一番安いところに注文しても、メーカー品ならば

どこで頼んでも同じものが来まして、故障したときのアフターメンテナンスも

メーカーのサービスセンターに連絡をすればきちんとできます。

 

インテリア商品の場合は、メーカー縫製でサイズを指定して注文をすれば

同じものが出来上がってきますが、その前にどのようなサイズで発注するかという

問題があります。

また、施工が伴うものは、どのように取り付けるかということと、

アフターメンテナンスの問題もあります。

最近のメカは小さな部品で多機能なことができましてすごく精密に

なっています。そのため、故障もしやすくなっています。

故障した場合は、インテリア業界のメーカーのフォロー体制はほとんど

できてなくて、まずは購入店に連絡してほしいとなります。

自社で工事もやっている店で購入すればすぐに動いてくれると思いますが、

そうでないところだと、そこからメーカーに依頼する形になるため、

時間とお金がかかります。

先日、納品したリビングのカーテンです。

レールは初めからはついていなくて当店で取り付けています。

台形出窓で全長8200㎜で、取り付け高さは2770㎜です。

生地はドレープがフジエテキスタイル PF6430SL(オトガネ) 
                  1.5倍使い裏地付き

  レースがクリエーションバウマン Soprano Ⅱ 116 2倍使い

  レール トーソーニューデラック アルミウォームホワイト

カーテン専門店としてのこだわり①

ドレープは巾片開きで410㎝ありますが簡易型形態安定加工をしています。

高さも277㎝あります。このサイズで簡易型形態安定加工のできるところは

あまりありません。

こだわり②

窓はセンターを中心に対称形になっていますが、カーテンボックスは左側

だけ20㎝長くなっています。そのため、両開きで注文をすると右と左が同じ

巾になって、閉じた時の中心が真ん中よりずれます。

そのため、右と左の幅を少し変えて、閉じた時の接点が真ん中の窓の中心に

来るようにしています。

こだわり③

裏地付きで、縫製は袋縫いにしていて、耳の部分で糸目が表に出ないように

しています。(正確な無双縫製ではないですが、当店では裏地付きの

無双縫製と言っています)

他は掬い縫い。

 

こだわり④

お客様は、開けた時のたまりが大きくなることを一番気にされていました。

2倍使いで裏地なしにするか、1.5倍使いにして裏地をつけるかで

かなり悩まれましたが、裏地付きを強引におススメしました。

裏地は当店オリジナルで、通常の半額でひじょうに安くなっています。

 

こだわり⑤

1.5倍でヒダ山柄合わせをしました。

柄の位置とヒダ山の位置を合わせています。

こだわり⑥

レールはトーソーのニューデラックのアルミを使っています。

ダブルレールの間隔は通常のブラケットを使うと6センチなんですが、

こちらでは2つ山の1.5倍使いでヒダとヒダの間隔が大きくて開けた時に

もたつかないように、レール間が10㎝になるエキストラ天井付けダブル

ブラケットを使っています。

カーブ加工はメーカーの工場でしています。

実測がものをいってまして、現場でカットしなくてもよいぴったりサイズでした。

 

 

 こだわり⑦

レースはバウマンのソプランⅡで、ひじょうに柔らかくてなにも加工をしなくても

きれいなヒダが出る商品です。

柔らかいのが特長で、裾にウエイトを入れない方がきれいな商品です。

10㎝の折返しにすると、ミシンの部分がきれいに見えない可能性があるので、

裾は5ミリの折返しにしました。

今までのやり方だと9ミリになるため、専用にミシンを導入しました。

バウマンのメーカー縫製は裾5ミリで耳も5ミリに縫製をしてシュールームに

展示してありました。

当店では耳は丈夫な方がいいと思ったので2センチの折返しにしています。

 

こだわり⑧

レースのソプラノⅡは柔らかくて、それを引っ張って開閉すると生地を

傷めるため、当店オリジナルのバトンタッセルを用意いたしました。

高さも277㎝あるため、バトンタッセルを使うと生地を傷めないし、

開閉がスムーズです。

ドレープにもつけています。

 

お客様との打ち合わせ内容は「カーテン夢工房のスタッフブログ」をお読み

ください。

 

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コメント

  1. s.otsuka より:

    小嶋さん、ブログでのご紹介ありがとうございました。地道に続けようと思います。

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