ワンチェーン

ツインシェードをコーナーの窓にとりつけました。

また、以前に書いた話と同じようになりますが、昨日のブログに続いて

コーナー窓の納め方でもう一つ。

マンションのリビングのコーナーの窓にTOSOツインシェードワンチェーンタイプを

取り付けました。

 

ツインシェードというのは1つのメカ(本体のレール)で厚手のカーテンと

レースのカーテンを取り付けてパタパタと昇降するものです。

IMG_0555_R

生地 前幕 川島織物セルコンFT5198  後幕 FT5298

ツインタイプの場合、前幕と後幕の幅はほぼ一緒なので、

コーナーにつけて、前を突き付けでくっつけると後幕同士は隙間が空きます。

米 タテ型ブラインド、木製ブラインド、ロールスクリーン等は

一方を長くして取り付けますが、シェードの場合は前のラインで突き付けを

します。そうしないと開閉がきれいにいかなくなります。

そのため、後幕のコーナーにくる部分を両方とも長くします。

トーソーの提案(見本帳より)

コーナーリターン_R

後幕をリターン仕様で持ち出して45ミリ長く作ることを提案しています。

しかし、これでいくとレール本体の厚みが29ミリなので

後幕をぴったり合わせると前幕に隙間ができるのです。

 

そこに、メーカーの提案通りしないで創意工夫が必要になってきます。

IMG_0553_R

IMG_0554_R

後幕も前幕もそんなに隙間を開けずに納めました。

 

見せます、インテリアの底力を。

      魅せます、インテリアの楽しさを!

 

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タワーマンションの3面窓にプリーツスクリーンツインタイプを取付ける

新築マンションでコの字型になっている3面が全面ガラス窓になっていまして

そこにニチベイのプリーツスクリーンのツインタイプワンチェーンを取り付けました。

1つの面が幅4m60㎝ぐらいありまして2台に分割しなければなりません。

その場合、操作位置をどうするかという問題があり、一般的には左右に付けて

操作はコーナーに持ってきます。

コーナーにL型にメカものをつけるときは、前の面で突き付けをするとか

L型に突き付けをする方法がありますが、ニチベイのプリーツのツインタイプ

ワンチェーンは操作部が前に少しでているために突き付けるとその分の

隙間が出てしまいます。

そのため、この現場はT字に取り付けました。

左のコーナー部分

こうすることによって正面側の左の操作は左側の窓のプリーツを

先に上げなければなりませんが、降ろした時の見た目は

きれいし、隙間がほとんど開きません。

 

ワンチェーンは降ろす時にガチャと床にあたりますのでおまけで

涙目をボトムレールの底にとりつけました。

 

 

 

 

 

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シェードのワンチェーンが切れた時の応急処置

先週はシェードの修理依頼が3件ありました。

トーソー、ニチベイ、タチカワの3社が各1台ずつで各社の特徴的な故障でした。

 ニチベイは、チェーン式のストッパーの不具合で動かなくなるクレームです。

これは部品を交換しなければ動きます。

シェードで動かなくなるとニチベイ

レールの中に入っている白い部品(ストッパー)を交換しないと直りません。
この交換だけで済みます。

このニチベイの動かないのに対して、止まらないシェードはトーソーです。

これは、何度もブログに書いていますが、インテリア業界のTPP問題と言われています。

トーソーのメカで、商品名がパティナといいまして、

トーソーパティナぴったり止まらない=TPP

今はこの商品は廃番になりましたが数年前に取り付けた分が

よく起こっています。

このインテリア業界のTPPはエンドユーザーにも浸透したようで、

ダイジロウのシュノーケリング&スキーblogで

[カーテン界のTPP問題に挑む! ローマンシェードカーテン不具合対策]を

書かれています。

エンドユーザーの方が私のブログを読んで、みずから部品交換をされた話です。

 

この部品を交換しなければなりませんが、トーソーのオンラインショップにも

販売しており、ちょっと器用な人ならば自分でもできると思います。

もう1台はタチカワのダブルタイプのシェードでワンチェーンのチェーンが切れました。

5年程前ぐらいからワンチェーンタイプが流行り出しまして、これはジョイントのない

ボールチェーンで切れる可能性は極めて高いのです。

最近のものは、セフティージョイントでジョイントしており、8キロ以上の負荷が

かかると切れるようになっていて、また簡単につなげるようになっています。

簡単につなげるのですが、一旦外れると甘くなり、耐久性は急に落ちます。

 

このボールチェーンは白い樹脂の部分で熱圧着しています。

切れるのはこの部分で

こんな感じで半球の樹脂がわかれます。

現場でこの部分をジョイントするのは難しいです。

球のところを切り落として、コードの部分を長めにして、そこにライターであぶって

ジョイントします。

 

ジョイントのところは黒くなりますが、きれいにくっつきます。

これはあくまでユーザーがする応急処置で、

切れた時点で写真を撮って、販売店に言いましょう。

工場でジョイントした代替品が来るまで2~3日かかりますので、

その間、こうした対応もできますよという話です。

意外としっかりつながりますけどね。

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プリーツスクリーンのチェーン式とドラム式の操作の違い

しばらくブログのアプリである『Word Press』の調子がおかしくてアップできませんでした。

10月11日は東日本 大震災から1年7か月です。当店では微力ながらハギレの売り上げを毎月11日にふんばろう東日本支援プロジェクトの「ミシンでお仕事プロジェクト」に寄付させていただいています。

 ここ1週間で少し前に住宅メーカーの仕事で取り付けたプリーツスクリーンのチェーン式で床や下枠にあたるのでなんとかしてほしいという依頼が2件ありました。

まず、プリーツスクリーンの操作のやり方には4タイプがあります。

当店の展示サンプルで説明します。

1)コード式

 

ニチベイのメカでツインタイプのコード式で全体を引っぱり上げるタイプです。
コードの消耗が激しいののであまり大きいサイズには向きません。当店ではオススメすることはないです。

2)ドラム式

 

トーソーメカのドラム式ツインタイプです。
私がオススメするメカです。操作コードはヒモタイプになっていまして、引っぱった分だけしかあがりません。

この商品はタチカワにはありません。ニチベイとトーソーですが、トーソーもこの10月の改訂したカタログから無くなったそうですが、まだカタログをみていませんのでわかりません。

3)チェーン式

 

タチカワのチェーン式のツインタイプ。

4)ワンチェーン式

 

ニチベイのツインタイプワンチェーン式です、。ワンチェーンはツインタイプ用で各社あります。

画像はクリックするとすべて拡大します。

今はワンチェーンが流行っていましてチェーン式が主流となっています。

このチェーン式がくせ者なのです。

少し引っぱると自動的にスルスルと降りていきます。そうすると床ぴったりや下枠ぴったりつくると必ずカチンと当たるのです。

今回これがクレームになっています。

メーカーの採寸・発注方法では3社とも内枠から丈は1センチ引きなさいとなっています。

これが傷つけない方法ですが、1センチの隙間があると、冬場はそこからの冷気がありますし、風にすごく揺れます。

私は、プリーツはぴったり閉まったほうがいいと思っています。

そのため、ドラム式をオススメしています。ドラム式は手で引っぱった分だけ降りますので最後はゆっくり引けば当たらずに乗るような感じで降ろすことができるのです。

今月より、トーソーはドラム式をなくしたようなので、ドラム式があるのはニチベイだけです。

私は、プリーツスクリーンはニチベイドラム式を支持します。

チェーン式の場合は、メーカーはボトムレールに緩衝材をつけるべきです。

当店では、チェーン式ではあたり止め(通称涙目)を今後ボトムレールに貼るようにします。

 

これによって「涙目」の高さ分 だけ隙間が2~3ミリあくことにもなります。

メーカーによって違いがありまして、ニチベイ、トーソーはボトムレールの底はフラットで最小の高さの「涙目」でいいのですが、タチカワは両端のキャップが少しでています。(写真はタチカワ)そのため、少し高い目の「涙目」を使わなければなりません。

 

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TOSO ツインシェードワンチェーンの操作左右交換

半年前に取り付けたトーソーのツインシェードワンチェーンの操作を左右の交換をしました。

当初は左操作でした。

家具の配置などで左操作より右操作の方がやりやすいとの事で依頼がありました。

トーソーのワンチェーンは部材を交換しないとできません。その場ですぐにはできないのです。
タチカワのワンチェーンは付いている部材を使って、その場で交換ができます。

右用の部材を取寄せて交換です。

交換したら

お子様の部屋で、手前にベッドがくるのでマットの高さよりシェードが下に来るようにわざと長く作っています。

 ここからが少し業界関係者向けの話

部材は当店の加工所から取寄せていたのですが、トーソーとタチカワに電話してライバル社の商品についてどのぐらい詳しいのか、ちょっと意地悪く調べてみました。

当日、トーソー大阪支店に電話して、「御社のツインシェードのワンチェーンは現場で左右の操作を交換できますか」と聞きました。

電話にでた女性は、即座に「部材を交換しなければならないので、その場ですぐにはできません。右用と左用の部材が違います」と言ってくれました。

そしたら、タチカワのワンチェーンは現場で即座に交換できるかどうか知っていますか」と聞いたら「他社のことはわかりません」といわれました。

タチカワにも同じことを聞きました。

同じ商品でもトーソーは「ツインシェードのワンチェーン」というのに対してタチカワは「ローマンシェードダブルタイプのワンチェーン」といいます。

 相手に失礼のないようにタチカワには、「御社のローマンシェードダブルタイプのワンチェーンの左右の操作は現場で交換できますか」と聞きました。

電話にでた女性は「少々お待ち下さい」と言われ30秒程待たされて「調べて折返し連絡します」といわれました。

いつものパターンです。

多分、社内でも分かる人がいなかったのだと思います。

いつものパターンです。

そして、40分経ってから営業から電話がありました。

 「部材は右と左は共通部材なので、社長(私のこと)ならば現場でできると思います」とのこと。

「そしたら、トーソーのワンチェーンは現場でできるかどうか知ってます?」と聞いたら
「トーソーさんのは知りませんわ」とのこと。

エンドユーザーの方や他業界のメーカーで働いておられる方などはびっくりされると思いますが、インテリアの業界のメーカーは他社商品に関してはほとんど知識はありません。

それよりも自社商品もよくご存じでないところもたくさんあります。

でも、勝手に売れるのです。

それは仕入れ側である我々もよく知らないからです。

この業界にたっぷりつかっていると、こういうのが普通になってなんの疑問も感じなくなってきています。

自戒をこめて敢えて書いておきます。

 

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吹き抜けにタテ型ブラインド取付け

 吹き抜けにタテ型ブラインド(バーチカルブラインド)を取り付けました。

 

 

縦のラインがきれいです。タチカワのマカロンという生地で取り付けています。

吹き抜けの話もタテ型ブラインドの話もいっぱい書いていますので、今回は操作方法について書きます。 

一般的な操作はコード式かバトン式で、下の方のバーチカルブラインドはコード式を使っています。(他に3窓取付け)

写真ではわかりにくいのですが、回転させるのは棒で、左右に動かすのはコードです。

吹き抜けの上のバーチはワンチェーン式を使っています。

これは、独自のもので1本の操作コードで羽根の回転と左右に動かす事ができます。そのため、高い窓に取付時に最適です。
詳しくはこちらをご覧ください。動画もあります。

しかし、複数のギアの組み合わせによって動作し、開閉時は羽根(タチカワではスラット、ニチベイ、トーソーではルーバーという)がレールと平行に動くため、私は故障しやすいと思っています。

高所の場合は、逆にこれしかないですが、ふつうの高さの場合はむしろワンチェーンでない方が故障しにくいと思っています。

 

 

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ツインシェードのワンチェーンの操作コードが切れた。

昨年の1月に納品しましたプレーンシェードツインタイプワンチェーンの操作コードが切れたという連絡があり取り替えに行ってきました。

 

これは1本の操作コードで前幕と後幕の上下昇降をするためにコードにジョイントがなく、白い樹脂製の玉を溶接(熱圧着)しています。

そのため、従来のジョイント式のものに比べるとはるかに切れやすいのです。

手前が切れた操作コード、奥側が新しいものです。継ぎ目がありません。

ここ数年、ワンチェーンがひじょうに流行っていますので、あと2~3年後に「切れた」という問題が多発するのではないかと懸念しています。

切れた場合は、工場でしっかりと熱圧着したものと交換するしかないのです。

 

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