レースオンドレープ

「逆吊り」カーテン

東京五輪が延期になりました。

今は、五輪よりコロナウイルスの方が重要なので仕方がないです。

感染もたいへんですが、経済の方もたいへんな状況になってきました。

 

お客様が少ない~

 

3月は前に決まっていた分の納品で忙しくて

3月がバタバタ

4月は売り上げが減ってパタパタ

5月パタッと止まり

6月は全てパー

7月は御臨終

 

7月は「五輪中」と掛けたネタをつくっていたのですが、東京五輪が

延期になり、このネタもパーになりました。

 

コロナウイルスの報道をみていると、カタカナが多くて

わかりにくいのです。マスコミもそうですが、カタカナを使えば

かっこいいと思っているのでしょうか?

それを河野防衛大臣が指摘していました。

私もそう思います。

 

「クラスター」    集団感染

「オーバーシュート」 感染爆発

「ロックダウン」   都市封鎖

 

日本語の方が危機感が伝わってくるのです。

 

インテリア業界もカタカナが大好きなんですね。

あるメーカーのカーテンの新商品の説明会に行った時も

説明文にカタカナが多くて意味がよくわかないというのが

ありました。

若いデザイナーがかっこいいと思って使っているんでしょうが、

受け手の方がわかっていないので意味がないと思うのです。

わからないのは自分だけかなと思うと、この年になるとなかなか

聞けないのです。

 

 

 

 

さて、本題です。

 

今、関東方面のインテリア業界で話題になっていることがあります。

カーテン業界のネット販売では最大手である「びっくりカーテン」さんが

昨年11月に吉祥寺に実店舗を出店され、その話題が3月21日のTBS系の

番組「王様のブランチ」で放映されました。

 

関西地区は、その時間帯は毎日放送で「せやねん」をやっているので

放映されていません。

その番組の中で吊り方の提案をされていて、その一つが

 

「逆吊り」

 

なんです。

 

これに対して出演されているタレントが「拷問みたい」と

突っ込みを入れていました。

レースを窓側に吊って、厚手カーテンを部屋側に吊るのが一般的なんですが

それを「逆吊り」してレースを手前に吊るやり方です。

 

番組では、かわいいレースが手前に吊ってあって、それをみて女性タレントが

「わぁ~かわいい」と歓声をあげていました。

男性タレントは「誰だよ~レースが外と決めたのは~」と言っていました。

 

私は「トーソーの大槻さん(大槻秀人氏:昨年亡くなられました。)」と

ひとり突っ込みを入れていました。

 

昨日、現場で撮った「逆吊り」の施工写真です。

かわいいレースではないので、イメージが違うかもしれません。

「逆吊り」の説明のための写真です。

 

私は「逆吊り」と表現してくれたことがよかったのです。

インテリア業界では、これを

フロントレース」 (こんな英語みたいなのがネイティブに通じるのかどうか

知りません)

レースイン

レースオンドレープ

という人もいます。

 

ドレープというのも一般の人にはわかりにくい言葉で番組では「厚手カーテン」と

言っていました。

 

私は「カーテンの逆吊り」でええやんと思っています。

 

もう一つの提案は厚手カーテンを吊らないでレースの二重吊りを提案していました。

 

これを「レース ON  レース」と表現していました。

 

これは「レースの二重吊り」でええやん。

 

テレビ放映の影響は大きくて、その後のびっくりカーテン吉祥寺店は

行列のできるカーテン屋になり、買いに来られるお客様は皆

「逆吊り」を希望されるそうです。

 

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タテストライプのレースをヨコボーダーに使いました

 今年はヘビーな年でしたが、来年はウマくいくでしょう。

年賀状年賀状の準備ができました。

買っていただいたお客様とは一生のお付き合いです。

 

 

 

さて、本題です。

 

フジエテキスタイルのレース・ソプラニスタ(FA7001)は300㎝巾で

横使いをするタテストライプ(ストライプ柄)ですが、この生地をタテに使いまして

ヨコボーダー(ボーダー柄)にしました。

注)ストライプ柄というのは縦ラインで、ボーダー柄というのは横ラインのことで

タテストライプやヨコボーダーという表現はおかしいという突っ込みが来ると思いますが、

習慣的にタテストライプという言い方をしていますので、敢えてヨコボーダーと書きました。

正しくない表現ということは承知しておりますが、ご理解ください。

 

レースが手前(フロントレース・レースオンドレープ)で

窓側がドレープ(厚手カーテン)

 レースは2倍使いの3つ山、ドレープは1.5倍使い2つ山

DSC00195-1

ドレープを開けているところ

DSC00185-1

窓側のドレープを閉めているところ

 

この現場に関しては、接客しました女性スタッフが「カーテン夢工房の

スタッフブログ」に書いています。

読み比べてください。

まったく視点が違いまして、写真もスタッフが撮っていて、たぶん

あっちのブログの方がええわ。」とおっしゃる方が多いと思います。

私として、それはひじょうにうれしいことです。

 

 

私のブログでは、柄やコーディネートのことではなく、

こだわりの部分や技術的な納め方について書かせていただきます。

本来は3m巾の横使いする生地をタテに使っていますので巾継ぎがはいります。

当店は巾継ぎがはいるタテ使いの生地でも裾は折返しではなく、

本縫いウエイト巻きロックをしています。

DSC00191

ボーダー柄なので、裾を10㎝の折り返しをしたら、そこにまたボーダーができて

しまうのです。

でも、これができる縫製加工所は意外と少ないのです。

柄出しは掃出し窓と腰窓を上から合わせています。

DSC00184-1

2つのカーテンのボーダーの位置があっていると思います。

一般的には下から柄合わせをすることが多いですが、上から柄わせをしています。

裾部分の柄は重要で、一番下のボーダー柄が小さくならないように柄出しを

して、掃出し窓は寸法調整ができないため、腰窓のカーテンで柄を

合わせるように長さ調整しています。

こちらの指示はメーカーの表示されているリピートを元にしますが、

実際は少しずれていましたが、加工所の方で指示より長くして柄出しを

優先してくれました。

これは自社縫製だからできることで、メーカー縫製をしているところや、

チェーン展開をしているところなどは、指示された寸法につくることが

優先でこのようにはいきません。

上部の芯地は、同じ生地で当て布をして、芯地部分のメッシュが表からみえない

ようにしています。

DSC00192

 

ドレープは1.5倍使いで2つ山ですが、縫込みアジャスターフックの

高級仕様で簡易型の形態安定加工をしており、形態安定加工に適した

ウエーブがきれいにでる芯地を使っています。

生地はスミノエD-8175

今年から形態安定加工用に最適な芯地を使っていますが、これがひじょうにきれいに

自然な感じでたたまれるようになりました。

DSC00193

 

 オーダーカーテンってけっこう奥が深くて、どこで頼んでも品番とサイズが

同じならば同じようにできると思われるかもしれませんし、メーカー縫製が

最良とお考えかもしれませんが、そうでもないのです。

オーダーカーテンは、こだわりのある専門店で買いましょう。

スタッフブログ」もぜひお読みください。

 

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追記

このブログツールをバージョンアップして気づいたのですが、

文字数がわかるようになりました。

本日の文字数 1557字

 

レースを部屋側に吊るスタイル


CIMG6497

私は同業者のブログを読んで情報収集をしたりしていまして、その内容を仕入れ先やメーカーの営業員に「その話はブログで読んで知っている」ということを言うものですから、ある営業員から「社長(私のこと)が読んで役に立つブログなんてあるんですか」と言われました。

実は、同業者のブログで「負けたな~」とひそかに思っているのが1つだけあるのです。

とても研究熱心で、文章力もある上おもしろいし、コーディネートのセンスもいいのです。

私はもちろんお会いしたこともないですし、どんな方かもまったく存じあげません。
多分読んでおられる方は少ないのではないかと思いますが、このブログはインテリア業界で是非メジャーになってほしいなと思っています。

そのブログはこちらです。 「窓際のサイト―さん」

さて、本題です。

新しい店舗では楽しいレースを数多く展示して、ドレープもですがレースにより良いものを選んで頂けるような提案をしたいと思っています。

ここ10年でかなり浸透してきた吊り方で、レースを部屋側に、ドレープを窓側に吊るというコーディネートがあります。

業界で決められた正式な名称はなくて、好き勝手言っています。「レースオンドレープ」といういい方があったかと思えば「ドレープオンレース」と書いている人もいます。

どちらも正しい英語ではないと思いますが、どちらかというとドレープの前にレースがくるので「レースオンドレープ」でしょう。

私は「レース手前吊り」と言っています。

一番最初に日本にこの吊り方を提案したのはクリスチャン・フィッシュバッハ(フィスバ)だと思っていたら、日本フィスバの大阪支店長に聞いたら「クリスチャン・フィッシュバッハよりクリエーションバウマンの方が早かった」とおっしゃっていました。ライバル社を称えるのは余裕ですね。

冒頭の写真はアスワンの生地でフラット1.1倍でレースをつくって手前に取り付けています。

ドレープも1.1倍のフラットでガラス側にとりつけてます。

CIMG6492

ドレープを閉めると上の写真のようになります。

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レース手前の施工写真

もう一つ、レース手前ドレープガラス側の施工写真です。

この吊り方はここ数年の流行りで、当店でも最近よくでます。呼び方はメーカー、業者各自が好きなように言っていて業界で統一されていません。

「レースオンドレープ」とか「フロントレース」といった言い方をするところがあります。当店では「レース手前」とか「手前レース」と言っています。

SH380001-1

SH380003-1SH480006

SH480004SH480005

写真はクリックすると拡大します。

こちらの現場は、レースがすでにお客様がモデルルームに使われていたものをご購入されておられ、当店はドレープ(厚手)のみ取り付けました。

西側の小窓がレースのシェードのみだったのですが、特にこちら側が暑くてたまらんとのことで、厚手のシェードを新たにガラス側にとりつけました。レースのシェードは手前に移設しています。

大きい窓も、同様にレースが既についていてドレープのみのとりつけです。
ドレープは開けておくことが多いので、レース手前の時は後ろのドレープはあまりボリュームを持たせない方が納まりがいいと思います。1.5倍使いのペンタック仕様(一つ山)にしています。

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