操作コードに首がひっかかり女児死亡

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昨日の2020年10月28日の毎日新聞の朝刊の社会面に痛ましい

事故の裁判の記事が載っていました。

 

毎日新聞の記事をヤフーニュースでも伝えていますのでこちらを

お読みください。

 

今回の事故は網戸の操作コードですが、インテリア業界における

ロールスクリーンやシェードの操作コードとまったく同じイメージです。

昨年の11月に175㎝ある網戸の操作コードに6才の女児

(平均身長は116㎝ぐらい)が首を引っ掛けて亡くなられました。

それは製品の欠陥が原因だとして、兵庫県内の両親が製造メーカーで

あるYKKと施工したリフォーム業者に8000万円の損害賠償を

求める訴訟を大阪地検に起こしたというのが記事の内容です。

 

リフォーム業者についても、クリップを袋に入れたまま放置し、

使い方を説明をしなかった責任があるとしています。

 

インテリア業界でも、チャイルドセーフティという件に関しては

真剣に取り組んでいます。

 

2017年12月20日には 経済産業省・日本工業標準調査会(JISC)が、

家庭用室内ブラインドひもに関するJIS規格として、JIS A4811

「家庭用室内ブラインドに附属するコードの要求事項-子どもの安全性」を

制定しました。

操作コードが床上がり103㎝以下になる場合はクリップなどの付属品を

取り付けなければならないことになっています。

私のブログ

お子様に安全な操作コードの長さ

しかし、住宅メーカーの下請けでする場合はお客様と接する事もなく、十分な

説明がなされていないケースがよくあります。

 

使い方をよく理解されていないので、お客様が使わないケースもよくあると

思います。

私どもも直接エンドユーザーとやる時は説明をしていますが、きちんと

理解されているかどうかわかりません。

 

今後は「確認書」を作って、説明内容を理解しましたというサインを

いただくようにします。

 

私共は小さなお子様がおられるケースでは、操作コードの長さを短くして

お子さまの首に引っ掛からない様に提案しています。

しかし、プレーンシェードやロールスクリーンのシングルタイプの

チェーン式はジョイントが入るために短くできないのです。

 

メーカーはこれらの商品もワンチェーン式と同じようにジョイントなしで

できるようにしてくれれば短くすることもできるのです。

 

新聞記事の最後には

東京都が設置した「都商品等安全対策協議会」14年、クリップなどの

付属品があっても消費者が使わないケースがあるとして、安全器具が一体化

した商品開発をメーカー側に提言した。

と書かれています。

 

すべてはお子様の安全のために

 

メーカーの安全対策商品の開発を強く希望します。

 

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