コロナの感染拡大に伴い、リモートワークが増え、YouTubeやInstagramなどの
SNSの活用が盛んになってきました。
当店もそうですが、インテリア業界はこの分野では他業界に比べて3年ぐらい
遅れていると言われています。
業界のトップ企業であるサンゲツが今年の4月にInstagramを開始したと
いうのが業界ニュースになっていたぐらいです。
最近になってインテリアメーカーもようやくInstagramやYouTubeで情報発信する
ようになってきました。
先日はトーソーがロールスクリーンの「プライベート」と「ミディアム」の
透け感の違いを比較した動画をInstagramにアップしました。
24時間で消えるストーリーズにリンクさせていて、夜中の12時間で
1700回の再生がありました。
この動画は参考になりますのでご覧ください。
最近ではあの大塚家具のNo3の取締役がYouTubeに自ら出演して
遮熱レースのPRをされていました。
再生回数は多くはないのですが、インテリア業界では話題になりました。
川島織物セルコンのインハウスデザイナーである本田純子さんとの
コラボでつくった遮熱レースのPRで、取締役が先頭切って
PRされている様子に「何がなんでも売るぞ!」という気迫が伝わってきます。
大塚家具のYouTubeはこちらです。
もっと迫力のある動画を作るとしたら、大塚久美子社長が「かぐや姫」の格好を
されて
「家具屋 悲鳴~」と
叫びながら動画出演されたならば、経済ニュースにもなるぐらいインパクトが
あると思います。
ヤマダ電機から取締役が派遣されるなど、ひじょうに厳しい経営環境の中、
「家具屋姫の覇権取物語」となるでしょう。
やはり社長が先頭に立たれたならば迫力が違うのではないでしょうか。
さて、本題です。
7月7日に海外輸入メーカーのイオニアが、イギリスのメーカーPANAZ の
抗菌生地「Shield Plus」のオンライン説明会をしてくれました。
参加業者は全国のイオニアの取引先業者10社でオンラインでの参加です。
これまでメーカーや仕入先とオンラインでのやり取りは何度もしていますが
生地メーカーの社長自ら出てこられたのは、私にとって初めてのケースです。
企業として、これからのオンライン時代に向けての取り組みややる気が
感じられ、迫力のあるオンライン説明会でした。
今までオンラインでいろいろやり取りをしてきた中で、
会社があまり関心を持ってくれない、という実務担当者の不満が感じられました。
実務担当者が自宅ではなく、会社でオンライン営業をしていても、
同じフロアにいる上司が挨拶に顔を出すことはほとんどないですし、
たとえ違う場所にいたとしてもオンラインならば3元、4元中継で繋ぐことが
簡単にできるのですが、インテリア業界にはそういう発想はないみたいです。
担当者がパソコンに向かってオンライン通話していても、
「うちの社員、なんかパソコンに向かってしゃべっているわ」
ぐらいにしか思っていないようです。
インテリア業界のメーカー、問屋の中間管理職がもっと関心を持ってトップに
あげてくれないと、この業界のオンラインの活用はますます遅れます。
イオニアの齋藤社長
さて、生地に関してですが、このーPANAZの「Shield Plus」は
イギリスでは20年の販売実績がありますが日本に紹介されたのは初めてです。
イギリスの試験所ではコロナウイルスに対して効果があることは
検証されているのですが、新型コロナウイルス(COVID-19)に関しては
まだデータはありません。
多分、効果はあるだろう、といわれています。
仕組みとしては、生地表面(両面)に分子レベルの針山を作り電位差で
菌を引き寄せて破壊します。
問題は、イギリスでは防炎品の認定がとれているのですが、日本の
基準では防炎品の認定がとれないとのことでした。
そうなると日本での販売には厳しいものがあります。
こうした商品の需要は医療関係機関や公共の建物になってきますので
そうしたところには防炎品が求められるのです。
オンラインセミナーとしてはひじょうに良かったです。
事前にカットサンプルと資料が送られてきましたのでわかりやすかったですし、
質問も気軽にできました。
リアルな展示説明会より、なぜか多少の緊張感があり集中することができ、
オンラインを活用しての説明会は私はいいと思います。
今日の話は役にたちましたか?
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