先日、百貨店のブライダルコーナーに相談に行った時の話です。
ここ何十年と値上がりしていないのが、バナナと卵と結納金の相場ですと
おっしゃったのです。
でも、ゼクシィの調べによると、今時は結納もしないで結婚をする割合が70%との
ことでした。
そういえば、インテリア業界においても、カーテンの縫製代は私が創立した30年前
から一度も値上がりはしていません。壁紙職人さんの手間代は私がこの業界に
入った36年前からは施工代の㎡単価は下がっています。
私の昭和56年(1981年)4月の初任給はアルバムにメモしていて、基本給
130300円(本給124300円・加給6000円 )残業手当(4時間)3540円
持ち株援助金250円で 支給総額134090円となっています。
当時は3月16日が入社式だったので、フル1か月の勤務状態だと思います。
そこからいろいろと引かれて手取り金額94083円となっています。
あれから36年、今の大卒の初任給は20万円は超えています。
でも、インテリア業界の人件費は伸びていないし、むしろ少なくなっているのです。
バナナの価格はよく知らないのですが、確かに卵の価格は私が小さい頃から
変わっていなくて、お使いで鶏を飼っているところに卵を買いによく行っていまして、
10個を新聞紙に包んでもらって150円でした。
さて、本題です。
14年前に当店で取り付けたお客様の吊り替えです。
Before
カーテンとレースはプレーンシェードです。
After
カーテンは色違いで切り替え(胴つなぎ)をしていますが、14年前にはなかった
形態安定加工をしていてヒダがきれいにでます。
当店の場合は、形態安定加工用の芯地に変えていまして、折りたたんだときに
ヒダがきれいにでます。
こちらの現場の話は、カーテン夢工房のスタッフブログにも書いていますので
ご覧ください。
レースの裾は本縫いウエイトロックで、ドレープ(厚手カーテン)も
裾は本縫いウエイトロックにして、10㎝折り返しはしていません。
切り替えのカーテンで二段にしているつもりが、折り返しのところで、色が
変わって三段切り替えになるのを避けるためです。
ツートン(痛恨)のミスの失敗例はこちら