吹抜けに電動ロールスクリーンを12台取り付けました。
大きなリビングの吹き抜けで普通のカメラでは全部を撮ることができなかったので、
スマホにネットで買った広角レンズ(1500円)を付けて撮りました。
使用したのは、ニチベイのサイレント電動式で8チャンネルリモコンを使って
2台ずつ動かすのに6チャンネル使い、上の6台を動かすのに1チャンネル、下の
6台を動かすのに1チャンネル、そしてオールの設定をしました。
今までは3台以上動かすときはナスノスのリモコンを使っていましたが、
ニチベイが8チャンネルリモコンを出したので使いやすくなりました。
生地は上の6台が遮熱タイプのN7165で下が普通の生地のN7071です。
実測に行ったときは、もうすでに壁紙が貼られていて、天井に6か所
電線が出ていました。
そのためコンセントの位置も動かすことができない状態でした。
上の窓は2窓だけ前倒しに開けることができるため、枠内にも取付ができず、
ロールを天井につけるとコンセントの位置と干渉するような状況でした。
コンセントを見えないようにかぶせるように取り付けることも考えたのですが、
そうするとロールスクリーンが部屋側に出すぎるのです。
天井高が5m50㎝あり、上下で2分割しなければならないのですが、中間の位置には
電源がないのです。
下の部分には2か所ドアがあり、アームがでているのです。
これらの問題をクリアするために施工店として工夫したことは
1)電源のコンセントカバーをスリムタイプに変えて目立たないように白に塗りました。
2)中間に取り付ける6台はサッシに取り付けなければならないし、
ドアのアームに干渉しないようにしなければならないし、白色のメカを
付けると目立つので、逆回転仕様にしてカバーをつけました。
カバーはニチベイの傾斜天窓タイプのロールスクリーンのフレームを活用し、
トーソーの取付補助金具のプレートBにつけて手作りカバーを作りました。
本来は白ですが、FUGAの仕入先のWISさんで塗装してもらいました。
黒のサッシと一体感があり、全く違和感がなく最初からこのように出来上がって
いたように取り付けられました。
3)中間に取り付けるロールスクリーンの電源をどうするかという問題で、
真上のロールスクリーンとジョイントして、ジョイントコードをサッシに
這わせました。
これを目立たさないように黒のモールをネットでみつけ、ガラス側に貼り付け、
サッシをまたぐところは露出にしてコードを黒に塗って目立たないようにしました。
今回もメーカーに相談することなく、すべて自社スタッフでやりました。
メーカーのニチベイに聞いたのはカタログにオプション価格で電源ジョイントコード(C)
が商品巾2.7m用としか書かれていないので、これが実際は何mなのかということ
だけです。
これは大きな問題点で上のロールと下のロールの間が2m50㎝あり、電源ジョイント
コードが届くかどうかが問題だったのです。
足場も自社で組み立てました。
こういうのも足場屋さんに頼んで現場で組み立ててもらうと最低5万円ぐらいは
かかりますが、当店は自社スタッフでやりますので価格は3分の1以下です。
お客様は最初は上の6台だけ電動にして、下は手動にしようと思っておられましたが、
全部電動にしてほんとによかったとおっしゃっていました。
これからは高齢化社会になっていく中で、インテリアの電動商品ももっと普及して
きます。
設計段階で、まずは窓の近くに電源コンセントを作っておくことが重要で、
早めに経験豊富なインテリア専門店に相談されることをおススメします。