Facebook(フェイスブック),Twitter(ツイター),Line(ライン),
Instagram(インスタグラム)などのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が
ひじょうに盛んです。
私どももそうしたものを利用して、情報を得たり発信をしたりしています。
ずっと以前ですが、おそらくサンゲツのカーテンの企画に近い人が
個人的にフェイスブックのカーテンの写真をアップされていたのです。
このカーテンです。
サンゲツのACの見本帳に載っているAC6115とAC6116です。
素朴な鳥柄でカジュアルなかわいい生地です。
こういう説明があっても「あっ、そう」で終わってしまうのですが、
その人のフェイスブックにカーテンを開けると鳥さんが並ぶんですよと
書いてあるんです。
お〜 なるほど〜
そのフェイスブックの投稿に対して、女性がコメントを入れているのです。
「わぁ〜 かわいい」 って
お〜 なるほど〜
これはヨコのリピートが25㎝で2倍使いの縫製をすればどこで縫っても
このようにすることはできます。
どこにヒダ山を持ってくるかという問題はあります。
そこで、みなさまにお伝えしたくて縫製サンプルをつくりました。
1点はサンゲツに縫製をお願いをして、色違いを当店でつくりました。
右側が当店の縫製で左側がサンゲツのメーカー縫製です。
見た目はほとんど変わりません。
今は、普通のカーテンにおいては人の技術力に頼るところは少なくて、
ほとんどが自動化されたミシンがやってくれます。
違いは説明をしないとわからない部分です。
裾の折返しの部分 10㎝の折返し
当店は2本糸の掬い縫いミシンで、糸目を表に出さないようにしています。(下の写真)
サンゲツは本縫いですので、糸目が表側にでます。(下の写真)
上部の芯地の部分です。
当店は上も下もミシン生地の上からは縫わず裏側に縫っていますので
糸目がでません。(下の写真)
サンゲツは芯地の下の部分を上からたたいています。(下の写真)
フックと耳の部分
当店は縫込みアジャスターフックを使っています。
耳は「耳勝ち縫製」と言いまして後から耳を縫う方法です。(下の写真)
当店での一部は加工所の関係で芯地の部分があとにくる場合があります。
サンゲツは差し込みのアジャスターフックで、同じく耳勝ち縫製です。
昨年までは芯地の方が勝つ縫製(芯地の部分をあとから縫う縫製だった
のですが、いつのまにか変わったようです。(下の写真)
たぶん、こちらの方がきれいと判断したのでしょう。
フィスバの縫製は芯地勝ち縫製です。(下の写真)
芯地の方をあとで縫う縫製です。
ヨコからみると耳の方をあとから縫ったほうがきれいと思います。
サンゲツも昨年発売をしましたACという見本帳から、簡易型の形態
安定加工を標準仕様にしましたので、ヒダはきれいになりました。
上の写真で右が当店、左がサンゲツ。
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これはヨコのリピートが25㎝で2倍使いの縫製をすればどこで縫ってもこのようにすることはできます。
とのことですが、できあがるカーテンの幅や、メーカー(縫製工場)によっては山を作る数や1つの山を縫製する際に使う生地に差があるのではないでしょうか?
・どのように縫製した時に柄が揃うのか詳しく教えてください。
(耳の部分、1つの山、3つ山の間隔等)
・画像のサンプルは5ヶ所山がありますが、1巾の生地で縫製しているのでしょうか?
コメントありがとうございます。
「どこで縫ってもこのようにすることはできます。」というのは当店の特殊縫製ではなく、一般的に「ヒダ山柄わせ」という縫製仕様で、専門店に注文をされる際に
ヒダ山柄合わせといえばできると思います。
ヨコリピート25㎝の時は2倍使いで、1,5倍使いにするときはヨコリピート22,5㎝ぐらいになりますので、この商品で1.5倍で作った場合は柄出しはうまくいきません。
サイズによっては1巾余分にかかり、金額がアップする場合もあります。
ご注文をされるお店に相談してください。
展示の縫製サンプルはすべてヒダ山5個にしていますので巾落としをしています。