今年の2月に東京都生活文化局が東京都商品等安全協議会で「ブラインド等の
ひもの安全対策」の報告書を出して以来、インテリア業界でもその対策で
大童(おおわらわ)です。
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メーカーとしては、とりあえず感はあるのですが、日本ブラインド工業会に所属
していないメーカーもシェード等にコードクリップをとりつけています。
コードクリップとは
コードの下に洗濯バサミみたいなのをとりつけてコードをたくし上げるものです。
上の写真は川島織物セルコンの大阪ショールームで撮影したものです。
本来ならば、メーカーのショールームとして、コードクリップとして
正しい使い方を示すべきで、床にだらっとたらしておかないで、たくし上げた
状態で展示すべきなのですが、にわかに対策をしているので
そこまで気がつきません。
というか、これが一般的だと思います。
せっかくこれを用意しても、このような使い方をされるのがほとんどだと思っています。
この床にする問題もメーカーに提議しているのですが、「対ルンバ」という問題も
起こっています。
「インテリア商品とルンバ」という問題に関しては後日ブログに現状を書きますので
ここでは割愛します。
この洗濯バサミみたいな商品は、ここで「コードクリップ」と書きましたが
川島織物セルコンは「安全タッセル」という名で商品に同梱しています。
これは、トーソーの呼称で、コードクリップはタチカワの呼称です。
ニチベイはコードクリッパーといっています。
日本インテリアファブリックス協会が発行する業界の教科書である
「窓装飾プランナーBOOK」には大手3社に気を遣って「クリップ」という
表現になっています。
東京都の報告書は「コードクリップ」と書かれています。
「安全タッセル」という商品名でだしているトーソーは今行われている
展示会では「コードクリップ」という表現に変えてきていますので、
今後は「コードクリップ」に統一されるのではないでしょうか?
ニチベイが「パー」から「プ」にするかどうかです。
当店としては発注する際に、お客様に小さいお子様がおられるのかをお聞きして、
おられる場合で、ワンチェーンやループ式のものは操作コードを短くする
ような対応をしています。
木製ブラインドでは
ニチベイのクレールで製作高さが202㎝の場合は、なにも指示しなければ
操作コードが140㎝で出来上がってきます。
床からの高さでいうと60㎝ぐらいで、歩き始めた1〜2歳児にとって
好奇心でさわりたい一番危険な高さです。
そのため、当店ではコードの長さを80㎝で指示しました。
これならば床から120㎝ぐらいで、大人が操作するにはギリギリ不便で
ない長さで、物心がついていないお子さんが届かない高さです。
こういうことは、実際に使う前の購入者には気が付かないことですが、
販売する側がちょっと気をつかえばできることなのです。
これは、ループ式になったものしか短くはできませんがちょっとした工夫です。
ふんばろう東北!がんばろう日本!
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