ブラインド等のひもの安全対策

メカもの商品の安全対策への取り組みについて

12月になりました。

そろそろ年賀状のネタを考えなければならないのですが、今年は

いいアイディアがまったく浮かびません。

当店の年賀状は、毎年前年に起こった出来事を言葉遊びでおもしろおかしく

書いてリピーター様全員に送っており、それを28年間続けております。

その年賀状を毎年楽しみにしていますというファンの方もおられまして、

1年中ネタ探しをしています。

当店にとりましては年賀状はひじょうに重要なんです。

先日、仕入れ先から「年賀状廃止のご案内」というハガキがきました。

そこに「このたび弊社では 自然環境意識の高まり等を鑑み 誠に勝手ながら

2024年より年賀状を差し控えさせていただくことといたしました」と

いうことが書かれています。

 

「自然環境意識の高まり等を鑑み」で年賀状廃止ってなんなのよ~

 

SDGsへの取り組み等を言いたいのかもしれないのですが、

それならばわざわざハガキで送ってこなくていいのではないでしょうか?

メールで送るとか、この時期にハガキを送るならばあと1か月待って年賀状を

送って、そこに来年から年賀状による年始のご挨拶は控えると書いた方が

スマートだと思います。

 

この時期に年始の挨拶は控える案内を送るというのは「喪中はがき」みたいですね。

 

年始のご挨拶はメールにてさせていただきますという発想はまったくないのです。

 

別の仕入れ先からは同じ内容のファックスがきました。

 

いつまでたってもインテリア業界はカミ頼みなんです。

 

 

窓枠内にYKKapの巻き上げ式ロール網戸がついているのがあり、そこに

窓上壁にロールスクリーンを取り付けました。

そこで気づいたのがサッシ業界とインテリア業界における安全対策に

対する取り組みです。

ロール網戸の操作コードは1本のボールチェーンで、首に巻きつかない

ようになっています。

ロールスクリーンはループ式にボールチェーンで、チャイルドセーフティ

クリップがついています。

 

ループ式の操作コードの長さに関してはJIS規格というのがあります。

こちらをお読みください。

JIS規格によりブラインド等の操作コードの長さは床上がり1030㎜

操作コードの一番下が床上がり103cm以下になる場合は、安全性を高めるものを

取り付けなければなります。103cm以上の場合は対象外ですが、インテリア業界の

メカメーカーは今は全てのサイズに最初から取り付けてあります。

 

セフティクリップ(洗濯ばさみみたいなものでチェーンをたくし上げてはさむもの)を

用意することによって、メーカーとしての責任を回避しているのですが、ソファがあったり

すると小さいお子様が触って首に引っ掛ける可能性もあるのです。

網戸の方は1本のチェーンで、首に引っ掛からないようになっています。

そして、網戸本体にQRコードが貼ってあります。

それをスマホでかざすと

 

 

「安全に使うため」の注意書きや操作のやり方や動画等がその場で

スマホで見られるようになっています。

お客様のためを考えています。

インテリア業界の商品にもQRコードがメカ本体の目立たないところに

貼ってあって、それはお客様のためではなくメーカーのためでデータの

資料があるのです。

そして、そこにはホームページを案内しているのではなく、

お客様相談室の電話番号が書かれているのです。

 

びっくりします。

そしたら、QRコードなんか貼らなくてお客様相談室の電話番号を

貼っておけばいいのではというレベルです。

 

インテリア業界はもっと真剣に安全対策に取り組まないとダメです。

こういう問題は業界挙げてやらないとできないのです。

 

かくいう当店も恥ずかしながらカミ頼みなんです。

当店では独自にお客様に対して「製品を安全にご使用いただくための説明」と

いう紙を渡してサインをいただいています。

こちらで使っているイラストは当店でかいたものです。大手3社と

東京ブラインドでつくっている日本ブラインド工業会が作ったイラストの

使用願いをだしたところ著作権の問題で使用させてもらえませんでした。

メカ物商品の安全確認の確認書に関して

 

ニチベイ、タチカワ、トーソーのNTTと呼ばれる大手メーカーは

いがみ合いをせず、仲良くして業界発展のために尽力してほしいものです。

NTTコミュニケーションズですよ。

 

 

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ブラインド等の操作コードの安全対策

 今年の2月に東京都生活文化局が東京都商品等安全協議会で「ブラインド等の

ひもの安全対策」の報告書を出して以来、インテリア業界でもその対策で

大童(おおわらわ)です。

東京都の報告書はこちら

私のブログはこちら

メーカーとしては、とりあえず感はあるのですが、日本ブラインド工業会に所属

していないメーカーもシェード等にコードクリップをとりつけています。

コードクリップとは

IMG_1260_R

コードの下に洗濯バサミみたいなのをとりつけてコードをたくし上げるものです。

上の写真は川島織物セルコンの大阪ショールームで撮影したものです。

IMG_1261_R本来ならば、メーカーのショールームとして、コードクリップとして

正しい使い方を示すべきで、床にだらっとたらしておかないで、たくし上げた

状態で展示すべきなのですが、にわかに対策をしているので

そこまで気がつきません。

というか、これが一般的だと思います。

せっかくこれを用意しても、このような使い方をされるのがほとんどだと思っています。

この床にする問題もメーカーに提議しているのですが、「対ルンバ」という問題も

起こっています。

「インテリア商品とルンバ」という問題に関しては後日ブログに現状を書きますので

ここでは割愛します。

この洗濯バサミみたいな商品は、ここで「コードクリップ」と書きましたが

川島織物セルコンは「安全タッセル」という名で商品に同梱しています。

これは、トーソーの呼称で、コードクリップはタチカワの呼称です。

ニチベイはコードクリッパーといっています。

日本インテリアファブリックス協会が発行する業界の教科書である

「窓装飾プランナーBOOK」には大手3社に気を遣って「クリップ」という

表現になっています。

東京都の報告書は「コードクリップ」と書かれています。

「安全タッセル」という商品名でだしているトーソーは今行われている

展示会では「コードクリップ」という表現に変えてきていますので、

今後は「コードクリップ」に統一されるのではないでしょうか?

ニチベイが「パー」から「プ」にするかどうかです。

 

当店としては発注する際に、お客様に小さいお子様がおられるのかをお聞きして、

おられる場合で、ワンチェーンやループ式のものは操作コードを短くする

ような対応をしています。

木製ブラインドでは

DSC01493

DSC01495 DSC01494

ニチベイのクレールで製作高さが202㎝の場合は、なにも指示しなければ

操作コードが140㎝で出来上がってきます。

床からの高さでいうと60㎝ぐらいで、歩き始めた1〜2歳児にとって

好奇心でさわりたい一番危険な高さです。

そのため、当店ではコードの長さを80㎝で指示しました。

これならば床から120㎝ぐらいで、大人が操作するにはギリギリ不便で

ない長さで、物心がついていないお子さんが届かない高さです。

こういうことは、実際に使う前の購入者には気が付かないことですが、

販売する側がちょっと気をつかえばできることなのです。

これは、ループ式になったものしか短くはできませんがちょっとした工夫です。

 

 

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