東リカーテン「エルーア」 遮熱レース

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平成18年7月7日に取り付けたお客さまから電話があり、「5年間の無料保証が切れる前に点検してほしい」ということで伺いました。

プレーンシェードの操作コードのジョイントの割れとタチカワのブラインドのボトムキャップとテープホルダーの割れが2ヶ所ありました。これは5年間の無料保証期間なので当店の責任で無料で取り換えさせていただきます。

伺ったついでに、今ついているプレーンシェードを遮光のものに取り替えたいというご注文をいただきました。

当店では、ご購入いただいたお客様と末長くお付き合いをさせていただきたく、定期的にダイレクトメールを発送して、カーテンクリーニングのご案内をしており、また5年間の無料保証をして時々ご訪問出来る機会をつくっております。

さて、本題です。

さて、本日発売の東リ「エルーア」は遮熱レースに力を入れています。

東リのアピールポイントとしては「赤外線を通しにくいポリエステル繊維を使用して、レースカーテンの採光性と風合いはそのまま」ということと「業界随一の18アイテム」ということらしいのです。

今回のエルーアの9アイテム、プラスボヌールに5アイテム、コントラクトカーテンに4アイテムです。

気になるのはプラスボヌールにユニチカの遮熱原糸「サラクール」が3アイテムはいっていたのが、今回のエルーアではサラクールがなくなって、帝人ファイバーの遮熱原糸「涼しや」に変わったことです。やはり、「サラクール」より「涼しや」の方が効果があるのでしょうか?

(画像はクリックすると拡大します。)

 

たぶん、エンドユーザーの中は、「遮熱レースってホントに効果があるの?」という疑問をお持ちの方もおられると思います。

けっこう大きな数字が踊っていてすごく効果があるようにいうところもありますが、数字が大きすぎて「ほんまかいな?」と感じることもあります。

東リの遮熱性能試験としては、実際に4,5帖の試験室をつくってやったそうです。

そうすると、レースなしは4時間後には温度が9,4℃上昇し、

                   一般レースは8,2℃上昇し、

                   遮熱レースは7,1℃上昇しました。

遮熱レースは一般レースと比較すると1,1℃差がでたことになります。

実際の室温もこの程度の差だと思います。

これを電気代に直すと、シュミレーションのやり方というのがありまして、夏場を112日間で計算し、1日あたり9時間エアコンをつけます。

そうすると、一般レースから遮熱レースに変えた場合の

電気代が732円お得になります。(エアコンの消費電力量約11%マイナス)

これは112日間の数字で1日あたり6.53円

             1ヶ月あたり 196円です。

      1℃温度が違うと1日あたり5.94円です。

これは東リの実験結果ですが、各社の遮熱レースも同じような原糸を使っていますのでそう大きくかわらないと思います。原糸の含有率や糸の密度によっては違います。

金属のスパッタリングのものは、長時間の比較では金属に熱を持つため、これらの遮熱原糸を使ったものに比べて劣ります。

 

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