先日、新築マンションにポスティングをしていましたらイケアも1㎝ぐらいの厚いカタログをポスティングしているんです。
イケアみたいな世界の名だたるスウェーデン企業が、足で稼ぐ土着のポスティングをしていることにちょっとびっくりしました。それも、大阪にある店よりかなり離れた新築マンションにです。
イケアはで~んと構えていて据え膳(スウェーデン)しか食べないのかと思っていたら、細かいフォローをして小さなものまで食べているんですね。
さて、本題です。
スウェーデンに対抗するためにニチベイの話です。 ちゃうか
お盆前にクリーニングの依頼を何件かいただきました。
この季節はなぜかシェードのクリーニングの依頼が多いのです。
当店施工でないものは、トーソーのメカが使われているケースが多いのですが、ここ2件続けてニチベイの縫製によるニチベイのメカでした。
これってけっこうめずらしいことなんです。シェードにおけるニチベイのシェアは
かなり低いはずなんです。
クリーニングをする立場で、取り付け取り外しをする場合は、ニチベイのメカなら ラッキーなんです。
仕事が早くできるのです。
同業の方でも、ニチベイのシェードのメカはあまりご存じないと思いますので説明しましょう。
下の写真のように、生地と昇降コードを結びつけるコードホルダーが差し込めばいいようになっています。取り付ける時が簡単で手間かからずすごく早いのです。(写真はクリックすると拡大します)
当店でも、このコードホルダーの部分だけニチベイのものを採用しようかと
思ったのですが、最初の設定の微妙な調整が難しいくて断念しました。
最初の設定さえうまくできればあとは簡単なのですが、今回のケースでもクリーニングしたあとに幕体を本体にとりつけたところ、開けた時に少し斜めになり、それを調整し直すのにたいへんな時間がかかりました。
微調整ができにくいのが難点ですが、これはすばらしいアイデアです。
ニチベイの縫製では、リングピッチは15㎝か30㎝で下から縫いつけています。
右上の写真は前からみたところで2本針を使っています。(クリックで拡大。遮光性のある生地ではこのように針穴がよく見えます。縫い方がまっすぐでないとよく目立ちます。)
この現場は15㎝のリングピッチだと下の写真のように丈がある場合はたたみしろがきれいにいかないのです。
上右側は、きれいに整えたところの写真です。
10年程前は、ほとんどのメーカーが15㎝のリングピッチのものを使っていたのですが、今は20㎝のものが主流になっています。
参考ブログ 2009年6月8日「プレーンシェード各メーカーの仕様」
2005年1月26日「プレーンシェードのリングピッチは何センチがいいのか」
当店の場合は高さに応じて、それぞれ20~30㎝の均等ピッチにしています。
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