仕様

15年前のレースの吊り替え~縫製仕様の違い

ZOZO SUITを注文してみました。

 

今年日本で一番話題の人である前澤友作氏が経営する

ZOZO TOWNの計測用ツールです。

 

前澤氏は自家用ジェットで剛力彩芽さんとロシアのW杯に

行ったり、月旅行に行くことを発表したり、個人の納税額が

70億とツイートしたり、プロ野球球団をもちたいと言ったり

していました。

 

先日も、剛力彩芽さんとパリで手をつないで歩いているのを

みました。剛力さんも月旅行まで付き合いたい(月会いたい)

と言っていました。 

 

その人が経営されているファッション通信サイト

「ZOZOTOWN」も話題で、服を注文する前に、計測用スーツが

無料で注文(送料200円のみ必要)出来て、アプリに記録され、

それを元に注文するとピッタリサイズのものが送られて

きます。

 

このスーツがすごいんです。

 

アプリをダウンロードすると音声で案内があり、360度回転

しながら12枚写真を撮ると身体のサイズが表示されます。 

月に1回定期チェックして記録することも出来るし、

平均値との比較もできます。

寝間着にもできますし、ペアルックも出来るんです。

実測してみて、自分の醜い体形に打ちのめされています。

お腹をへっこますようにしようと決意した次第です。

 

このZOZO SUITは次男がインスタグラムにアップしていたので

知ったのですが、会社のスタッフに聞くと2人すでに持っていました。

一人はこのアプリを使って注文をしたらピッタリサイズのデニムパンツが

送られてきてフィット感がすごくいいと言っていました。

 

 

私は、別の視点からどういう仕組みになっているんだろうということを

知りたかったのと、これをオーダーカーテンの実測アプリに応用できるのでは

ないかと思ったのです。

 

我々レベルではとても開発はできませんが、ニトリならばこんなのは

すぐにも作ってきそうです。

今は、カーテンの写真をとってサイズをメモできるアプリが無料であります。

 

レールが付いているケースになると思いますが、実測コードを引っ掛けて

写真を撮ったら、オーダーするカーテンのサイズがでてきて、

ほしいカーテンの希望を書くと、「あなたにぴったりのカーテンはこれです。」と

いうのがでるのです。

その時点で、サイズと金額が表示されて、必要ならばタップすると

1週間後に送料無料で商品が送られてくるようなアプリが、来年ぐらいには

できそうですね。

 

そうなったら、街のカーテン屋は必要がなくなりますね。

「待ち」ではなく「攻め」のカーテン屋を目指さないと・・・・

 

 

さて、本題です。

 

15年前に当店でお買い上げいただいたレースの吊り替えです。

 

「レースを吊り替えました。」「カーテンを吊りました。」では

ブログネタとして面白くないし、役にたたないので視点をかえて

15年前の縫製と今の縫製の違いについて書いてみます。

15年前に買っていただいたレース

フェデポリーマブルFD851-01

裂けてきたため吊り替え

 

今回吊ったカーテン

よく似た柄で フェデポリマーブル RC328-01

当店で買っていただいたお客様のデータは31年分ありますので

実測には行っていませんが、1窓20万円ぐらいしますので吊り込みだけ

行きました。

 

裾のウエイトロック

15年前は、ウーリー糸を生地に絡めてウエイトをつけていました。

 

今はウエイトは本縫いで生地を巻き込んで縫っています。

こうすると洗濯してもウエイトが落ちないのです。

 

 

上の芯地の部分

 

15年前は芯地の上をミシンでたたいていました。

 

今は芯地の裏側でたたいていまして表側にはミシンの針目が見えない

ようにしています。

目に見えないところでは、芯地を変えていまして、今のは形態安定加工に

対応できるようにヨコに柔らかくてタテ強いものを使っています。

そのため、必ず谷に折れてヒダがきれいにでるようになっています。

 

 

当時はマンションでは天井より高い掘り込みボックスが多くて

カーテンバトンもよく売れていました。

今は、窓の上に梁があってカーテンの吊る高さが低くなっています。

 

上の画像の生地は今の分です。

 

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わがままをきいてくれるカーテン屋

 

 

年末になると仕入れ先、メーカー、銀行や保険屋さんからいろんな

カレンダーをいただきます。

DSC00139

私が事務所で使っているのは、機能重視で「大安」や「仏滅」が

書いてあり、先月や来月のカレンダーも載っている分で、毎年

SHYさんから送ってきていただくのを使っています。

スタッフは卓上式のものを使っています。

あまりたくさんあっても使いようがないので、いつも店頭のワゴンに

おいて、「一声かけてご自由にお持ち帰り下さい」と書いておくと

すぐになくなります。

 

さて、本題です。

 

最近、新築物件が少なくて吊り替えのお客さんがひじょうに多いのです。

新築物件は少ないのは困るのですが、吊り替えが多いというのは

喜ばしいことなんです。

先日、納品させていただいたお客様は、20年振りの吊り替えで、

お友達から「わがままをきいてくれるカーテン屋さんやで」と聞いて

きたとおっしゃっていただけるのです。

このように評価していただいている方がおられたのはひじょうに

うれしかったです。

そんなことは意識したことはなかったし、自らもアピールしていなかった

だけにちょっとびっくりしました。

これからは「お客様のわがままをきくカーテン屋です。」を

キャッチコピーにしようかと思っているぐらいです。

 

無茶振りこわいなぁ〜

 

今まで付いていたカーテン

DSC09698

DSC09700 DSC09703

お客様が20年間吊っておられて何が不自由・不便なのかをお聞きしました。

1)昼間レース1枚では直射日光がすごく入ってくる。

少し、遮熱性のあるレースにしました。あまりにも遮熱を優先すると

外の景色が見えなくなり、暗く感じるのであまりおススメはしません。

 DSC09720

2)カーテンの端から光が入ってきて西日がまぶしい

 リターン仕様にして光漏れを無くしました。

DSC09716

3)半円形の大きいまどのところの両端に窓があるんですが、そちらに

カーテンがたまるために窓を開けても風通すことができない。

両端をキャップにフックをかけないでフリーにしました。

現状はランナー(駒)の個数が余分になくて最後のフックは

キャップにかけざるを得なかったのですが、ランナーを新しくいれました。

DSC09710 DSC09709

 

4)ベランダにでる掃出しの窓は、右半間のところが出入りドアに

なっていて、出入りするたびに真ん中からレースを開けなければならない

ドレープ(厚手カーテン)はセンターで割っていますが、レースは

サッシのところで割るようにしました。

DSC09718

これを読んでいただいている日本全国のカーテン屋にとっては

「たいしたことじゃないじゃん」と突っ込んでいただいていると思います。

私もそう思っています。

でも、お客様にとっては新鮮なことでたいへん喜んでいただきました。

 

 

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プレーンシェードの耳立て・サイドリターン仕様

最近はエンドユーザーの方で、私のブログを一生懸命読んで頂いている方が増えてきており、ひじょうにうれしく思っています。それに伴い、影響も与えますのでブログに責任も感じております。

よく読んで頂いているユーザーが遠くからご来店いただき、納品させていただいた現場の施工例です。

 

読んでいただいたのは、こちらこちらのブログあたりです。

お客様の方から、プレーンシェードを枠の内側に取り付けて、上に生地を出して、ヨコにも生地を出して隙間があかないようにしてほしいという依頼がありました。

 

出窓の枠内にプレーンシェードを取り付けていますが、生地で出窓を覆いかぶせています。

本体は枠内に取り付け、生地は本体と接着させるマジックテープより3センチ生地を持ち出しています。これを業界用語で耳立てといいうます。

サイドも延長用のマジックテープを手製でつくり大きくしています。これは業界用語ではシェードのリターン仕様といいます。

逆サイドも同様です。

問題点は操作コードが中にくるので少し操作がしにくいのです。

トーソーにも純正の持ち出しリターン金具というのがあるのですが、それを使うと壁から部屋側に出てしまうので、東急ハンズで部材を買ってきて自分でつくりました。

 

 

 

こうしたものは、これをみれば同業者ならば誰もが真似のできるものです。だから私は自社のノウハウだとも思っていないので公開しています。

でも、慣れていないと販売する側から提案されることもないと思います。当店では営業テリトリーでしかフォローできないので、遠くのお客様で、このような仕様を望まれる場合は、プレーンシェードの耳立て・サイドリターンをしてほしいと言えば出来ると思います。

私は、プレーンシェードは基本的には外付け(壁付け)をお勧めしていますが、外付けすると生地を降ろすと壁から4センチぐらい中に入ってきますので、部屋が狭く感じるとか圧迫感があって嫌というような場合は内付けします。

内付の場合は、どうしても生地なので枠との隙間が少しできますし、一番の問題は上げた時のたまりが20センチぐらいできるので開口部を狭くするということです。

耳立て・サイドリターンをすると、光漏れや冷気漏れに効果があります。

 

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