超音波ミシン

超音波ミシンでつくった3段切り替えカーテン

2020年11月23日にお亡くなりなられた元上司の株式会社サンゲツの

日比祐市特別顧問の遥拝所が11月30日に関西支社に設けられたのでお別れに

行ってきました。

私は株式会社サンゲツには5年間しか在籍していなかったのですが、2年間は

東京店で所属長をしていましたので直接指導を受けました。

独立した時にはお手紙をいただきました。

(画像はクリックすると拡大します。)

「事業は儲けようという気持ちが強くては駄目だ。それは自然に儲かるように

ならなければならない。いな、自然に儲かる正業こそ本当の企業なのである。」と

いう言葉がありますが、これはつまり、世間・顧客の支持によって、無理を

しないでも面白いように利益が増えていくような状況になれということです。

事業は時流にのり、人の心をつかんだ時に面白いように儲かるものです。

 

儲けることが下手ですが、手紙を読み返していろいろとご指導いただいた

ことを思い出しています。

そのひとつに、「年始の挨拶は一番大きいところ、今年力を入れたいところには

初日の午前中に行きなさい。行く順番を間違わないように。年始の挨拶は松の内に

行くように」というのがありました。

それを思い出して初日の午前中に行ってきました。

 

昭和の時代の話で、今はメール送って、実際に年始の挨拶に行くことは

少ないのですが、逆の立場になると、いの一番に来られたらうれしいものです。

 

行く順番を間違わないようにというのは今でもよく覚えています。

当時、東京都立川市に大手の代理店の本社があり、八王子に都内の大手代理店の

支店があって、効率を考えれば八王子に先に行ってから都内に戻るような順番に

した方がたくさん回れるのです。

でも、それはダメで、本店の方に先に行きなさいということでした。

 

松の内とは1月7日までで、「松飾り」も7日までで、年賀状の新年の

挨拶も7日までです。そのあとは「寒中お見舞い」になります。

そのため、1月7日までに出来るだけ多くの得意先に挨拶回りを

しなければなりません。

 

独立して業者の立場になって、仕入先やメーカーは7日までに年始挨拶に

くるものだと思っていたのですが、こちらの仕入れが少ないからかあまり

こないのです。

なぜかなとおもったら関西の松の内は1月15日までだったのです。

 

あなたを待つのも松の内

 

 

さて、本題です。

 

吊替えの現場施工例です。

コロナ禍で、家に居ることが多くなり、5月以降カーテンの吊り替えやクリーニングが

増えましたが、GoTo キャンペーンが浸透してくると遊びや食に投資するように

なり、「住」にお金が回って来なくなりカーテンの吊り替えもガクッと落ちました。

最近は、株高により、当店のお客様は中小企業のオーナーが多いせいか、吊替えが

多くなってきました。

 

今年はコロナに追われた1年でしたが、いやな1年を忘れて新たな1年を迎えるために

カーテンの吊り替えをしましょう。

 

ドレープの3段切り替えをしました。

 

マナトレーディングのソワの24番色、12番色、30番色をタテに

つないでいます。

切り替えの位置は壁面によって変えています。

 

切り替え部分は超音波ミシンで縫っています。

超音波ミシンがないとインターロックミシンになるのですが、そうすると

生地の縫い合わせが1㎝ほど重なり、それが影となって色が濃くなり、

5段切り替えのようになります。

裾は3㎝の折り返しにして、ラインのようにしています。

(同じ生地ですが色が濃くなっています。)

 

スタイルは1.3倍使いのフラットですが、ナチュラルなウエーブをだす

ために、ピッチキープコードを使っています。

1つ飛ばしでピッチキープコードを取り付けることによって山の方に

くる方は一定間隔になりウエーブができます。

谷に来る方はフリーにすることによって、ピッチコードの計算をする必要が

なく簡単なんです。

 

均等のきれいなウエーブにはなりませんが、自然な感じの1.3倍フラットに

なります。

ピッチキープコードをつけなければ、開閉するたびに先頭がフラットに

なり、ウエーブが偏るのです。

 

 

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当店でできる特殊な縫製加工

店の周りにはコインパーキングがいっぱいあるのですがけっこう高いのです。

この辺は都会にある住宅街で、住むところとしては人気がありまして、

新築マンションもよく建っていますし、中古マンションも人気で値崩れしていません。

当然家賃も高く、駐車場代も高いのです。

 IMG_1661_R

近くのコインパーキングに値下げの旗が立っていました。

よくみると

IMG_1656_R

今まで、最大料金が設けていなかったのですが、今回

最大料金1500円と大きく書かれました。

しかし、入庫後4時間以内となっています。

普通は24時間とかやろ。

通常は30分500円です。

 

その奥にある駐車場は

IMG_1657_R

夜間最大600円となっています。

安いと思ったら

昼間は1500円で、入庫から6時間最大で

しかも1番車室に限るとなっています。

その1番車室は軽自動車しかとめられない小さいスペースなんです。

通常は30分500円です。

思わず騙されそうな書き方です。

 

当店に車でご来店いただいた場合は、近くのコインパーキングに停めていただいて、

駐車場代は全額当店で負担させていただいています。

近くにはいっぱいございまして、指定しているところはありませんが、

できるだけ安いところでお願いします。(笑)

 

さて、本題です。

当店でできる特殊な布の加工を紹介します。

生地に穴をあけたり、貼り合わせたりすることができます。

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ロールスクリーンにして穴をあけて、風の通るスクリーンを作ったり、

室内から外をのぞき見できるようにすることもできます。

 

大型のプレス機があります。(下の写真)

大きな布を圧着することができます。

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レーザーカット機があります。(下の写真)

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図案をカットして布に貼り合わせることができます。

 

ポリエステル100%の生地ならカーテン生地でバーチカルブラインドを

つくることができます。(下の写真)

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スラットの重なりを考慮しながら柄を合わせることもできます。

 

デジタルプリンターもあります。(下の写真)

150㎝巾ならば、布にプリントすることができます。

DSC02411

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ペットやお孫さんの写真を使って布でカレンダーをつくることもできます。

 

超音波ミシンもあります。(下の写真)

これでいろんなことができます。

DSC02425

 

ほんの一例です。

特殊なことをお考えの場合は当店にご相談ください。

 

 

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レースとドレープの胴つなぎ

「4月10日はインテリアを考える日」です。

これが1800回目のブログです。
この業界の片隅にいるものとして、少しでも情報発信することによって、多くの人がインテリアに興味をもっていただけることを願ってます。

レースとドレープの胴つなぎの施工例です。

フジエテキスタイルのレースFA1613NLとFA207003のドレープをタテにつないでいます。

これは、お客さまに納品する前に店内で出来具合を確認するために吊ったもので、現場施工写真ではありません。

あまりにもきれいに出来上がっていたので写真を撮って事前に公開します。

 

上左の写真は胴つなぎ部分の表側、上右は裏側です。

これは超音波ミシンで巾継ぎをしています。
一般的に巾継ぎはインターロックミシンでしますが、そうするとそこの部分が立体的になりますし、レースだと室内側からみえるのです。

レースの胴つなぎの場合は、ここに視線がいきますのできれいにみせるために超音波ミシンで縫っています。

 このレースの胴つなぎの話は2010年3月14日のブログ「今日の現場 レースの切り返し縫製」のところで書きました。こちらもお読みください。

超音波ミシンは、今回ロンドンオリンピックの出場を決めました北島康介選手のパンツと同じ縫製の仕方で、当時スピード社のレーザーレーサーのパンツは記録がでるとして話題になっていました。

 そのブログを読んで先月、インテリア業界の上場企業の営業本部長からお電話をいただき、その加工所を教えてくれとのことでした。

私は、ブログにノウハウ的なことも包み隠さず全て書いていますが、これはメーカーや同業者に盗まれるリスクよりもエンドユーザーに知っていただきたいという想いで書いています。

メーカーが、私のブログを読んでくれていて、こうして教えてほしいといってくれることはたいへんありがたいことです。

いつの間にか、勝手に盗む人もいます。勝手に盗むとつかまりますよ。

御用だ! 御用だ! 御用だ!  御用だ! ゴヨウだ! 五洋だ!

 

 

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最近の縫製事情(2) 自走式超音波ミシン

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今日はほとんどの企業が休みです。

当店は営業をしていましたが思ったより来店は少なかったです。
京都市内からブログを読んで新築戸建てのお客様が来ていただきました。
遠くからお越し頂きありがとうございます。

私は朝から宝塚ゴルフ倶楽部へ行ってきました。

ゴルフじゃなくて仕事です。ロールスクリーンの実測です。

大阪市内は車はすいていましたが、宝塚方面の中国自動車道は大渋滞でした。

整いました。

お盆の高速道」とかけまして、「売れ残ったカーテンをいっぱい置いているカーテン屋」と解きます。

その心は

帰省(既製)が多いです。 

  ねづっちで~す。    パチパチパチ、 ハイクリック 

さて、本題です

8月7日のブログで最近の縫製事情でレーザーカット機の説明をしました。そのあと、続きを書かなければならなかったのですが、日々の仕事で書くネタがいっぱいありましたのでなかなか書けませんでした。

明日明後日は、仕事がないので持ちネタの「最近の縫製事情」について書きます。

第2回目は超音波ミシンについてです。冒頭の写真が自走式超音波ミシンです。

超音波ミシンとは、針と糸を使わないで切って接合します。毎秒17000~20000の電機信号を機械振動に変化させ、上下する下板に対し周長(160ミリ)の金型を押し当てて接触部分に加圧・加熱させる機械です。

いわゆる、素材が溶ける温度で、溶かして固めるのです。

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このような金型があります。ひとつ作るのに何十万とするのですが、最近はレーザーカット機がありますのであまり使いません。

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上の写真は2枚の布を重ねて直線カットしています。
2枚の布がカットされて接合されます。

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重ねて接合されていますので、広げるともりあがりますのでローラーミシンで平らにします。

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1枚に布になります。
これだけならば引っ張りに対して弱いので裏からノリのついた芯地を当てて圧着します。

これを利用してカーテンの縫製を針と糸を使わないでいろんなことができます。

衣料では、オリンピック競泳の北島選手のレーザーレーサーのパンツが縫い目のない超音波ミシンで縫っているというので話題になったことがあります。

ここを読んでください。

https://blog.curtainkyaku.com/52248467.html

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