1月14日のブログのコメント欄に消費者のうさぎさんより裏地について相談をうけております。まずはコメント欄をご覧ください。
相談の内容は遮光裏地をつけたら見た目重くなったので、遮光でないタイプの裏地をつけても断熱効果や日焼け防止や多少の遮光効果はあるのかということと、3級遮光裏地は片面が黒になっているので、それをつけると表側が暗くなるけどいいアドバイスをほしいとのことです。
消費者の方でここまでよく裏地についてご存じなのはちょっとびっくりですね。
ヨーロッパでは、カーテンに裏地をつけるのはごく普通のことなんですが、日本では裏地をつけると高いオーダーカーテンがさらに高くなるのでほとんど提案されないですね。
住宅メーカーのインテリアアドバイザーにおいてもお客様に対して裏地をつける提案をされるのは少ないように思います。当店では店をオープンした11年前から裏地付きを提案してきました。
裏地をつけるメリットとしては、2重にすることによる保温効果、日焼け防止効果、遮光性アップ、それに重くなることによりヒダもきれいになります。
なんといっても長持ちします。
左の写真の左は左半分は裏地なしの普通のカーテン、右半分は裏地付きのカーテンです。店内の吊りサンプルであまりいい天気でない時に撮影したので違いがわかりにくいのですが、右側が裏地つきなので少し重く感じると思います。相談者がおっしゃるように重く感じるのが裏地付きのデメリットでしょうか。それと金額が高くなるというデメリットがあります。当店の場合はリーズナブル遮光裏地(3級程度)で」200×200のサイズで10500円アップになります。
(写真の撮影の仕方が悪くてほとんどわからないと思います。)
この左の写真の左は昨日ブログで書きました、フラット裏地『うらだ』(うらだという名前は私が付けた名前で世間では通じないと思います。)をつけている分で右半分は2倍使いの普通の裏地をつけています。見た目機能は変わらないと思います。
一般に裏地というと遮光性のあるものをいう場合が多いですが、そうでないものもあり、遮光性を求めない場合ではよく使います。この場合、遮光裏地に比べれば遮光性は劣りますが、生地を重ねることによる遮光度は1枚より数段アップします。遮光性以外の機能は普通の裏地でもあります。
また、3級遮光裏地はほとんどが片面が黒になっていますのでおっしゃるように昼間みると表側に黒が映り暗くなります。表地がアイボリーや白っぽいものならば気になるかもしれません。遮光性が必要なければ普通の裏地をつければいいですし、気になるようならば、片面が白になっている裏地をつけるようにされたらいいと思います。この場合は2級以上だと思います。セルコンやリリカラには片面白裏地があります。当店でか独自に北陸から仕入れており、リーズナブル価格の白裏地を用意しており、そちらで提案することが多いです。
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