先月、ニチベイの展示会に行ってきました。今回のメイン商品は静音電動ロールスクリーンと新しいタイプのバーチカルブラインドです。
今日はこの静音タイプの電動ロールスクリーンについてお話します。この商品はモーターの音が静かで価格も普通のロールスクリーンに23000円プラスするだけでとてもリーズナブルで取り付ける位置に電源さえあれば簡単につけることができる優れものなんです。
半年前ぐらいに、タチカワが同じように静音タイプのロールスクリーンを先行してだしていますが、実はこれは両社ともナビオからメカ部分とモーターを供給をうけて自社商品として出しているのです。
ナビオは東大阪の町工場から大きくなった電動のカーテンレールメーカーで、窓周り関係の仕事をされている業者ではよく知られていて、大阪のヒルトンプラザウエストには1200台の電動ロールスクリーンを納品しています。
この実績をもとに、従来はコントラクト物件の市場はタチカワとニチベイの競合だったところに割り込んでことごとくひっくり返していったのです。そこで、タチカワもニチベイも自社商品を諦めてナビオとOEMを組んで販売することになりました。
ナビオにとっても、技術は優れているのですが生地のバリエーションがないし、ネットワークが劣る中では、両社に競合させて拡販するにはちょうどよかったのでしょう。本来はファブリックのメーカーと組んだ方がよかったのかもしれませんが、ファブリックのメーカーの営業員はぜんぜん勉強しないので、なにかあるとおんぶに抱っこになるのを敬遠したのかもしれません。
今回発売になったタチカワ、ニチベイのナビオのモーターを使ったロールスクリーンはほんとに静かで、従来のものに比べて大幅に価格ダウンしています。
ニチベイのもので、今までの「ソフィー標準タイプ電動式」のものに比べて、20~40%価格ダウンしています。
タチカワに至っては自社の技術力と価格はなんだったんだというぐらいで、巾200×高さ200のサイズで従来の電動ロールスクリーンは146300円もしたのが、このナビオのモーターを使うことによって64300円になります。(タチカワロールスクリーンの見本帳14ページのデータより)半額以下です。
販売する側にとりましては、たいへん喜ばしいことですが、建築する側に窓装飾に電動という意識がなく、我々がお客様から相談を受けた時にはほぼ出来上がった状態で窓の近くに配線がされておらず、電動商品が付けられないことが多々あります。
新築されている方で高い窓や大きい窓がある場合は、現場経験豊富なインテリア専門店に早めに相談しましょう。
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