川島織物セルコンのカーテン見本帳「フィーロ

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創業180年の歴史がある川島織物セルコンのカーテンの最上級の

ブランドである「filo (フィーロ)」が昨年の2022年の10月20日に発売

されましたが、今までは写真カタログしかありませんでした。

 

先週、やっと生地のわかるファブリックカタログができました。

SHというSumiko Hondaシリーズの新しい生地サンプルは今夏以降に

新商品が発売されてから出ます。今は写真カタログのみです。

日本のカーテンメーカーの見本帳は一般的には大きな見本帳で

1冊の中に小さな生地が貼ってあり、写真があり、価格が載っていて

いろんな商品がありました。

今回の「filo (フィーロ)」は高級カーテンのフィーロ、

ウイリアムモリスの商品だけを集めてもの、Suimiko Hondaシリーズの

3部作になっています。

 

世の中では、今やデジタルカタログが普通ですが、カーテン業界においては

どうしても生地のテクスチャーを触ってみないとわからないという要望と

販売店いアナログを好む人が多いと理由で生地の現物サンプルが必要なのです。

その中において、経費削減や生地の改廃に対応すことや定価の値上げ時に

差し替えが用意等を考えて、写真サンプルと生地サンプルをわけたことは

画期的な出来事です。

 

これが業界の試金石となり、売り上げがアップすれば今後はこのような見本帳に

なっていくんだと思います。

 

がんばれ~ 川島織物セルコン

 

 

でも、待てよ。

 

生地サンプルブックは手作り感満載で高級感がないのです。

バインダーに台紙に貼った生地と写真が綴ってあります。

上の写真の上が紙の写真サンプル、下が生地サンプルブック。

台紙は1ページに4枚以内なので、次のページに1枚貼ってあります。

でも、写真は同じです。

しかも、本来ならば廃番になった時に1枚の台紙を差し替えるように

するためのものなんですが、右の生地が貼ってある台紙とは別の

左側の台紙に写真と説明があるのです。

これだと1枚の台紙を差し替えられないのです。

貼ってある生地も同じ柄ではなく、バラバラできれいでないのです。

上側が生地サンプルブックで、下側が写真カタログ。

写真カタログは同じ柄の写真で、従来の見本帳もほとんどのメーカーが

同じ柄の生地を貼っています。

 

写真カタログには各商品にQRコードがついていて、スマホで詳しい

説明をみることができるのですが、生地サンプルブックには

QRコードがついていません。

逆にこちらにこそ、QRコードを載せるべきだと思います。

私はアナログ人間なので、生地サンプルは海外メーカーの

生地サンプルのような尺角大サイズのものが欲しかったです。

生地サンプルブックとしてはちょっと期待外れでした。

 

生地サンプルブックはもっと高級感のあるものにして、有償で使って

くれるところに配布すればいいと思うのです。

生地サンプルブックを買ってくれたところは仕入れ掛け率を安くするとか

今までと違った発想が必要です。

 

 

 

でも、生地はすごくいいです。

 

さすが、川島織物セルコンです。

180年の重みがあります。

 

Sumiko HondaシリーズのSH9829(遮光裏地付き)の施工例

 

写真カタログではその良さがわからないです。

 

40年ぶりの吊り替えをされるお客様で、ボウウインドウにカーブレールが

2重についていました。

レースはフランスで購入されたというタップアップカーテンです。

レールを見えないようにフックの位置を3㎝下げてカーテンを

作ることを提案したら、お客様は開けた時のたまりがきれいでないのが

イヤだおおっしゃるのです。

レールを隠れるようにつくるとひだとひだとの間の生地が谷側に

いかなくて前に出るため開けた時のたまりはきれいにならず、

お客様はそのことをおっしゃています。

 

そのため、レールがみえる仕様でつくったのですが、この場合、

奥についているタックアップのレースとも干渉しますので、

それも奥につけ直しをしました。

上はビフォー、下はアフター

きれいに納まりました。

 

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