こだわりのお客様のニーズにお応えします。
スミノエのUー9023はメーカーの規格ではプレーンシェードの製作が
できません。
メーカーのデジタルカタログより。クリックすると拡大します。
この生地は300㎝巾で横使いする生地で普通のレースとして
使うのに人気があります。
しかし、プレーンシェードは製作不可にスミノエはしていて
メーカー縫製では作ってくれません。
その理由として、裾の刺繍の花柄の出る位置が生地のボトムの
部分から3㎝上がったところからでているのです。
プレーンシェードを作ろうとすると、裾にボトムバーを入れる
袋を作らなければならないので、裾の折り返し分の生地が約10㎝
必要なのです。
それを取ると、裾の位置が柄の途中から出るような感じになります。
普通のレースならば裾を折り返しではなく、ウエイトロックすれば
3㎝あればきれいに柄がでます。
プレーンシェードで、裾の柄出しが途中から出ているときれいでないと
お客様はおっしゃいます。
確かにそうです。
そのため、柄出しを優先して、裾の裏側にくる見えない部分に上の余っている
生地を胴つなぎして見える部分の柄がきれいに見えるようにしました。
ドレープ生地はフジエテキスタイルFA-2620 LA
別の部屋は川島織物セルコンのウイリアムモリスの生地でMM5914
(ケルムスコットツリー)でカーテンを作りました。
この生地は幅が140㎝でタテのリピートは69.3㎝です。
木の柄出しをどのようにするかによって見え方が大きく違ってきます。
お客様と相談の上、窓のタテの長さが134㎝のところ、柄だしを優先して
3柄取れる210㎝プラス1リピート余分に発注して丈を170㎝で作って
います。
裾の柄だしが木の下から出ているように見えるようにして、上は
柄が切れないサイズにしました。
現場に行ったスタッフが写真を撮っていて、わかる写真がないのですが、
柄出しを優先していますので、窓下のカーテンの長さは34㎝あり、
幅は片開1巾ずつつくって1,8倍の2つ山にしています。
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