昨日の土曜日は企業の事務所のブラインドの取り替えとレースカーテンの
吊り替え工事がありました。
午前中は25ミリ巾のアルミブラインドを34窓取り替えで、午後からは
別の会社の事務所のレース18窓吊り替えをしました。
企業がブラインドやカーテンの取り替えをされるというのは、仕事環境を
快適にされるという意識が高いので、インテリアに携わる我々もうれしいです。
3月決算の決算発表が最近されていますが、輸出をしている企業は円安効果で
かなりいい業績みたいですね。
さて、本題です。
バーチカルブラインドのコーナーの納め方についてです。
バーチカルブラインドのコーナー(入隅)の場合は、インテリア業界では
どちらかを長く作るというのが常識になっています。
長く作る方を勝ち、短い方を負けというようないい方をします。
私どももそのようにしまして、一方はできるだけ長くします。
攻めます。
右側が巾288cm×高さ264cmの右片開
左側が巾291cm×高さ264cmの左片開のタワーマンションの
リビングのコーナーです。
生地はニチベイの最も遮熱効果のあるフェアフレクト遮熱のA9793
右側を思い切り長くしてT型にレールをつけています。
左側はニチベイのコーナー仕様というオプションで17㎜レールより
ルーバーが先にいくようにしています。
コーナーのところの隙間があまり開かなくなります。
NTTと言われる日本の3大メカメーカーのカタログをみていると
3社それぞれ考え方が違うのです。
メーカーのデジタルカタログからコピーペーストしたもので説明します。
トーソー
トーソーは2つのレールをつけるのではなく、L型になるレールの
隙間を1~2センチ開けることを勧めています。
トーソーはコーナー仕様というルーバーが飛び出るオプションが
ないので、けっこう隙間が開くと思います。
トーソーは光を通そうという考えのようです。
ニチベイ
ニチベイはコーナーでは、レールをL型にぴったりつけましょうと
提案しています。
コーナー仕様というオプションがあり、巾300cm以下ならば、17㎜
ルーバーが飛び出るようになっています。
隙間は約5ミリになります。
レールの納まりはきれいです。
ニチベイはお互いのレールをコーナーでぴったりくっつける親密な関係です。
日・米の親密な関係です。
でも2011年の12月14日のブログを読むと、当時のニチベイの見本帳には
トーソーと同じようにコーナー部分は1~2cm開けましょうと書いて
ありました。
ニチベイは進化しました。
タチカワ
タチカワは、コーナーの納め方として、今回の当店の施工例と
同じように一方のレールを思い切り出すように提案しています。
でも、これは昨年に見本帳が新しくなった時からの提案なんです。
他社は少し触れるだけしか書かれていませんが、タチカワは3ページに
わたり、詳しく書いています。
タチカワは文字通りT型です。
この提案をすることによって、ニチベイと同じようなコーナー仕様という
オプションができて、一方のルーバー【タチカワはスラットと言っている】が
長くなるようになりました。
でも、何ミリ出るかは見本帳には載せていません。
このオプションに関しては先行するニチベイと同じです。
また、昨年の見本帳からトーソーのバーチカルブラインドが他社より
優れていて優位性のあったバトン&コード式をタチカワも同じ形式の
ものをだしました。
当店は他社の良いところは徹底的にパクる(TTP作戦)をやりますが、
今回の現場はタチカワを真似たわけではありません。
自分のブログを読むと2011年からこのような取り付け方をしています。
メーカーはそれぞれ自社商品に適した提案をしていると思いますが、
トーソーの商品でもタチカワのような取り付け方はできます。
今日の話は役にたちましたか?
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