積水ハウスが事業主であるグランドメゾンシリーズはカーテンボックスに
カーテンレールをつけないで分譲されている物件が多いです。
我々街のインテリア専門店にとってはその方がありがたいのです。
お客さんにとっても、いろんな選択肢があり、レールもリーズナブルな
マンション専用のC型レールではなく、滑りのいい機能性レールを
取り付けることができます。
今日も梅田にあるタワーマンションに取付て来ました。
リビングがタテ型ブラインドで、他の部屋は取り急ぎレールのみで
カーテン選びは後ほどになりました。
リビングはタワーマンションのコーナーの部屋で、1つの窓は6m25㎝で、
もう一方は3m85㎝あります。
6m25㎝の方は2台に分けなければ無理なんで、2台を連窓タイプにして
左右に片開きでルーバーがたまるように取り付けました。
3m85㎝の方は、この商品を1台で作るにはエレベーターには乗らないので
階段で上らなければならないのです。
それは、今まで40階まで階段で上ったことがあるので平気なんですが、
搬入経路で内階段を曲がり切れるかという問題があります。
これは、実測の時にチェックして、上の方と1階はOKだったので大丈夫だと
思ったら落とし穴があり、3階から4階に上るところで階段の天井が
低くなっており、ヘッドレールを搬入するのに曲がり切れないのです。
そこで、管理人さんにお願いして、非常ドアを解除してもらい、
公共スペースから3階のベランダから4階のベランダへ手渡しして、
そのあとは階段で搬入できました。
それがこれです。
取付はレールがついていないところのカーテンボックスなので、あとは
簡単なのです。
コーナーからの左側の3m85㎝の窓は1本のレールで左片開きにしています。
左側は、片開きでコーナー窓仕様でスラットが17㎜飛び出すようにして
コーナーのところの隙間が開かないようにして、
2台で分けているところは2台のスラットの隙間が開かないように
連窓仕様にしています。
レールはカーテンボックスにトーソーのネクスティを直付けで取り付けています。
カーテンボックスや天井に直付けする場合は、天付けブラケットを
使うと施工がひじょうに楽なんですが、そうすると天とレールの間に
6㎜隙間ができるのです。
この隙間に塵が積もってくるのです。
それを避けるために直付けしています。
私が考えたちょっとした工夫ですが、レールを平行に早く取り付ける方法として
マグネット(磁石)のあて物を使っています。
これは30㎜のマグネットです。
窓側からレールの後ろを30㎜開けて平行に付けます。
マグネットがレールにくっついて落ちないので両手が自由に使えるのです。
これは48㎜のマグネットです。
ダブルレールの平行になるレールの間を48㎜均等にあけます。
マグネットがレールにくっついて落ちないのです。
階段を上るのに汗をかいたというより、途中で搬入出来なくなって
冷や汗をかいた話です。
今日の話は役にたちましたか?
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