オーダーカーテンと既製カーテン

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「オーダーカーテンって高いですよね」とよく言われます。

高いと感じるには、たぶん何かと比較されてのことだと思うのですが、

それをお尋ねしても人それぞれです。

テレビに比べて?、服に比べて?、家具や照明に比べて?

たぶん、既製カーテンと比べてじゃないかなと思っています。

 

さて、本題です。

新築マンションの納品施工写真です。

リビングは

DSC04392

DSC04396 DSC04384

 裾にトリムをつけています。

生地はフジエテキスタイルFA2620PB 裏地FA2090SB

トリムは五洋インテックスBN6659F レースはオリジナルの

トルコの刺繍レースです。

寝室はカラーレースをつけました。

DSC04413 DSC04414

ドレープは川島織物セルコンPD1086 レースは産元の商品です。

 

洋室は、当店はドレープ(厚手カーテン)のみ納品で、レースは

お客様が既製のミラーレースを購入されていました。

DSC04398

ここで、当店のオーダーカーテンと既製カーテンの違いについて

説明します。

ドレープ(厚手カーテン)とレースの比較になりますので、

完全な対比ではないです。

 

オーダーと既製・・・・・

価格でいうと最低2倍以上はしますし、5倍以上は当たり前で

10倍以上するのもたくさんあります。

オーダーカーテンは高いというイメージはこの価格差だと思うのです。

既製カーテンは、今はほとんどが中国製で同じサイズのものを

大量につくりますし、縫製も雑なので安いのですが、否定するものでは

ありません。

オーダーカーテンと組み合わせてうまく活用するのもいいですし、

価格が安いのでしょっちゅう新しくするのもいいと思います。

 

(下の写真)まず、一般的にですがオーダーは2倍使いで3つ山、

既製は1.5倍使いで2つ山です。(最近はオーダーで1.5倍使いとかも

多いです。)

DSC04409 DSC04408

(画像はすべてクリックすると別のページに飛び、そこでもう一度

クリックすると拡大します。)

オーダーは一般的2倍の生地を使いますので山の部分が3つ山になり

ヒダ間隔も短くなります。

 

(下の写真)裾の縫製はオーダーは10㎝の折返しで中に裾まで生地をいれますので、

この部分は3重になります。耳をあとから縫製します。

既製は8〜10㎝ぐらいの折返しですが、折返し部分の中にいれるのは

ほんの少しです。耳を先に縫ってあとから折返し部分を縫います。

DSC04404 DSC04405

 

(下の写真)当店の場合はドレープは裾は2本糸のミシンで掬い縫いです。

糸が表にみえません。

既製カーテンは本縫いです。

DSC04406 DSC04407

 

 

(下の写真)上部の芯地の部分は当店のオーダーカーテンは縫込みアジャスターフックで

90㎜の芯地で表側には糸の縫い目をださない縫製です。

耳の部分を後から縫う耳勝ち縫製です。(当店でも一部加工所によっては耳の部分を先に縫う場合があります。リーズナブルタイプの
メーカー縫製は耳が先に縫っています。)

既製カーテンは75㎜の芯地で差し込みのアジャスターフックが多いです。

DSC04402 DSC04403

 当店のオーダーカーテンは簡易型形態安定加工が標準仕様です。

既製カーテンはそうでないものが多いのですが、最近は逆に

形状記憶加工をして、縫製のまずさを誤魔化すためにプリーツを

きれいに出しているものも多くなってきています。

 

今日の話は役に立ちましたか?  いいね!クリック

 

認定窓装飾プランナーのいる店

「4月10日はインテリアを考える日」

 

 

   ホームページ 初めてのオーダーカーテンスタッフブログコラム

 

 このブログのトップ

      ホームページへ

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*