ブログを書き始めようとしたらフリーコールで電話がありました。
「カーテンを買ったのですが〜、お宅で買ったんじゃないんですが〜
形状記憶加工をしてあるカーテンを、サイズを間違って14㎝短くしたいのですが
どうしたらいいのですか?」
「どちらで買われたのですか」
「ニトリで買ったんで安もんなんですけど・・・
ニトリに聞いたら形状記憶加工をしているものは丈直しができないと言われたんです。」
なるほど〜
形状記憶加工をしているものは、丈直しができないわけではないですが、
ニトリではお値段異常ですね。
普通に裾で直すと、形状記憶のかかった谷と山側が反転してしまうため
裾がボコボコになります。
形状記憶の丈直しではなく巾直しをした失敗例はこちら
電話の主は、「安もん」のカーテンを買っておられるので、新たに直しの依頼する考えは
ないようで、自分でやるのに私に無料のアドバイスを求めておられるのです。
我々がやる場合は、上部をカットして丈直しをしますが、エンドユーザーには
難しいので、裾を出して短くしたい14㎝マイナスしたところに
印をしてそれより下にだけ中温でアイロンをかけて、適当な長さにカットして
折り返してくださいとアドバイスしました。
折返しの裏側にくる部分にだけ、形状記憶がかかっているのを取るやりかたです。
中温でアイロンをかけてくださいとアドバイスをしたら、電話の主は
洗濯絵表示ラベルに「中温のアイロン」のマークがついてますわと
おっしゃるのです。
これは、ニトリの間違いで形状記憶加工をしているものは「アイロン不可」の
マークにして、形状記憶加工をしている旨を明記しなければなりません。
電話の主は「ありがとうございます」と弾んだ声でたいへん喜んでいただきました。
私は「これでいいんだ」と無理やり自分を納得させましたが
こんなことを書くと、メールでは相談するとなかなか返事がこないから、
いきなりフリーコールで電話してやろうなんて決して思わないでくださいね。
さて、本題です。
ハンターダグラスのメンテナンス講習会に行った話を書こうとしたのですが、
電話が長引いて遅くなりましたので帰って「探偵ナイトスクープ」を
観ます。
続きは明日の朝に書きます。
ふんばろう東北!がんばろう日本!
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