2月5日に総務省消防庁が発表された「防炎カーテンの不適正品の回収」に関しまして
ニュースや新聞にも取り上げられていましてインテリア業界で話題になっています。
私は5日の夜にインテリア関係者のLINEのグループで知りました。
最近は、インテリア業界でニュースになるのはあまり明るい話題はありません。
昨年は、ブラインド等の操作コードによる死亡事故がありました。
防炎カーテンの不適正品の回収に関しての内容は総務省のニュースリリースを
ご覧ください。
http://www.jfra.or.jp/whatnew/pdf/20140205.pdf
要するに防炎カーテンとうたっていながら、防炎性能の基準を満たしていなかった
商品が約800枚ぐらい市場に出回っており、それを製造メーカーである4社に
自主回収の指導をしたという話です。
上のURLをクリックしていただければ詳しく書いてあります。
今のところ、我々が取り扱っているブランドメーカーの商品にはそのような
ものはないようです。(日本インテリアファブリックス協会談)
今回は日本防炎協会の抜き打ち検査でみつかったようですが、製造メーカーの
データを信じるしか方法がなく、カタログを発行しているブランドメーカーでも
ほとんど社内検査をしていないと思います。
防炎カーテンの納品後の消防検査においても、防炎ラベルがついているかどうか
だけのチェックで我々のレベルでは書類の提出を求められることも
ありませんし、消防署が検査することもありません。
この問題は根が深いと思っています。
さて、本題です。
お客様からメールが来まして、カーテンを自宅で洗うと10㎝以上縮んだんだけど
伸ばせないということでした。
当店の場合は、再度カーテンクリーニングをすることによって
ある程度までは戻すことができますが、完全には元に戻らないし、
少しだけ丈直しをしなければなりません。
その場合、費用として1万円ぐらいかかりますと返信をしました。
そうしたところ、住宅メーカーで購入されて、そちらに問い合わせを
されたところ、「裾の折返しを出して丈直しをするしか方法がない」と
言われたとのことで当店に依頼がありました。
そこで、現場に引取りに行きました。
フィスバの生地で綿65%、レイヨン35%のもので水洗い不可の商品です。
実際は上のアジャスター部分を思い切り出しておられたので本来の
寸法より12センチ縮んでいました。
当店でクリーニングをして伸ばしたのですが、最終的に3センチほど元に
戻らなくてその部分だけ丈伸ばしをさせていただいて納品に行きました。
カーテンを洗うときは、洗濯絵表示ラベルの指示に従って洗ってください。
この生地の場合は水洗い不可です。
御代金は10500円いただきました。
阪神高速片道900円を2往復しまして、九州の加工所に送る往復の
送料もかかっていまして、クリーニングもさせてもらいました。
エンドユーザーの方はどのように判断されるかはわかりませんが、
当店側に言わせると決して高くないと思っています。
最初からのクリーニングだけならば5250円です。
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