クリーニングの話(3)  ヨコに縮む素材のシェード

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プレーンシェードの洗濯はウオッシャブル表示がされていても気をつけていただきたいのです。

洗えるというウオッシャブル表示と言うのは日本インテリアファブリックス協会では、水洗いすることによる寸法変化率はタテ方向に±1%、ヨコ方向に±2%以内ならばOKとしています。

これは、吊るすカーテンを前提に考えていまして、カーテンの場合はヨコに縮んでもさほど影響はないため、2%までならば大丈夫となっています。

しかし、プレーンシェードは文字通りフラットな1枚の生地なのでヨコ方向に2%縮むとたいへんなことになるのです。例えば幅が2mならば4㎝縮んでもウオッシャブルOKとなります。

タテに縮んでも裾にウエイトをつければある程度伸ばすことができるのですが、ヨコに縮んだのを引っぱると歪な形になります。

ポリエステル100%の生地ならば、そんなに問題はないです。
混紡の生地がやっかいです。

フジエテキスタイルのFA1192(オード)という生地も厄介なのです。この商品は、シャープシェードやプレーンシェードで人気で当店でもよく販売しています。この10日間でこの生地のクリーニングが2件ありました。

 

この商品は綿75%、ポリエステル20%、ナイロン5%です。
寸法変化率はフジエのデータによれば、水洗いでタテ-1.5%ヨコ-2.0% ドライでタテ-0.5%ヨコ-0.5%になっています。

 しかし、この生地の洗濯表示は手洗いOKとなっています。

フジエテキスタイルの場合は、日本インテリアファブリックス協会の会員企業なのですが、協会の定めたウオッシャブルマークは使用しておらず、独自の規準でやっていましてよくわからないのです。

以前もFA1079(パプトリ)という生地で同じような問題がありました。ここをお読みください

 
この時に学習し、その後独自で縮まない方法を研究しましたので当店のクリーニングでは縮みません。
一般的にはフジエのこの生地でシェードを作っていて洗濯する時はヨコの縮みに気をつけてください。

 

 

 

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