今朝の毎日新聞の社会面に大きく『カーテンレール「離すな」』と載っていました。
職業病で、こういうのはすぐに目につき、内容を読んでみますと、集中豪雨のあった奄美地方の介護施設での話でした。
川からあふれた濁流が施設を襲った時に、職員が歩けない人3人を自動販売機の上に乗せ、6人をカーテンレールにつかまらせたのですが、レールにつかまっていた人が2名亡くなられました。
ご冥福をお祈りいたします。
手を離されて流されたのか、カーテンレールごと流されたのかは記事ではわかりませんが、カーテンレールには罪はないと思います。
カーテンレールはカーテンを吊るためのもので、人間を支えるためのものではありません。
今回の奄美の豪雨で被害にあわれた方には謹んでお見舞い申し上げます。
さて、本題です。
店内の展示サンプルを紹介しています。
道路側に面した大きな窓のところにはブラインドボックスをつけて、夜の防犯用にロールスクリーン3台とりつけています。
実は、これはシャレで左から立川のマカロン、ニチベイのポポラ、トーソーのコルトの白色をつけています。
操作はスプリング式にして、操作棒(ニチベイの分)で降ろすようにしています。
このマカロン、ポポラ、コルトに関しましては今まで何回もブログに書いていますが、リーズナブル商品で各社が今一番力をいれています。
共通色で、他にバーチカルブラインドやプリーツスクリーンもあります。
過去のブログもお読みください。
2010年3月7日「ロールスクリーン ポポラ・マカロン・コルトの比較」
2010年9月10日「トーソーコルトを充実させ新発売」
生地に関しては見た目は全く違いがわかりません。
でも、触ってみると大きく違います。
タチカワのマカロンはペラペラ。3社の中では生地が一番薄いです。明らかに違います。
ニチベイは少し硬くてテカテカしてます。これは、他社は後処理で防炎加工をしているのに対して、ニチベイは難燃糸を使っているためだと思います。
トーソーは一番しっかりしています。一番よくでるベージュ系の色は充実しています。
メカニック的にはニチベイが一番いいと思います。ニチベイはロールスクリーンだけは3年間の無料保証をしています。他社は1年保証。
これは自信の表れだと思います。
なんでもすぐに他社の真似をするタチカワが追随しないですからね。
当店はどこのメーカーの商品でも独自で5年保証しています。
当店では、ほとんどがチェーン式の販売で、スプリング式を使うことはあまりないので意識してませんでしたが、スプリング式では違いがでます。
ニチベイ、トーソーはダブルブレーキ機構で、最初は速いスピードで上がり、最後はゆっくりになります。
タチカワは、最初から最後までゆっくりです。
施工面では、タチカワが一番つけやすいと思います。トーソーが一番つけにくいです。
タチカワのいいところはクレーム対応力で、いざという時のフットワークの軽さはピカイチです。それだけクレームが多いということも言えます。
上の写真は左からタチカワ、ニチベイ、トーソーで、ボトムバーの形状や諸々の違いや、メカと生地の隙間の問題で、伝えたいことはいっぱいありますが、今回は割愛します。
このシリーズのロールスクリーンの比較でいうならば、メカならばニチベイ、生地・色ならばトーソー、安心を求めるならばタチカワでしょう。
この分野でトーソーは今頑張っていまして、エンドユーザー向けにキャンペーンをしています。
「コルトを買って韓国に行こう」キャンペーンです。画像はクリックすると拡大します。
タチカワが、カーテンレールの分野で、かき回してきていますので、トーソーもタチカワの強いロールスクリーンで仕掛けてきています。
でも、「カーテンレール離すな」
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