今日の現場 レースの切り返し縫製

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3月14日 ホワイトデー  円周率の日です。

今日の現場

昨年の10月にインテリアセミナーの講師をしていただいて「jay blue」のりかさんの仕事で大阪市内のマンションに吊り込みに行ってきました。

デザイン・柄はりかさんがされており、私どもは取付と縫製だけです。

りかさんにつられて写真をたくさん撮ったのでまずはスライドショーでご覧ください。
 

手前のドレープ(厚手カーテン)は五洋インテックスの生地を2種類使いまして幅継ぎ縫製をしています。
ベースを無地にして、まん中から40センチぐらいのところで、柄の生地を1巾分入れて幅継ぎをしています。形状記憶加工もしています。

開閉をスムーズにするために、当店オリジナルのバトンタッセルもつけております。真ん中と両端のドレープとレースにもつけており計6本取り付けました。

レースは上から65センチぐらいのところで、別々の生地を胴つなぎ(切り返し)縫製をしています。マナの生地で、上は水玉模様で、下は無地です。

CIMG3957

この胴つなぎ(切り返し)の縫製がポイントです。

生地を縫い合わせをするときは、一般的にインターロックといいまして、生地の端をほつれないようにまつり縫いをしながら直線縫いをします。そうすると透け感のあるレースの場合は、部屋側から縫ったところがよくわかりあまりきれいでないのです。

下の写真はインターロックで、レースの裏側から撮っています。(画像はクリックすると大きくなります。)

CIMG3980

今回の現場は、この胴つなぎ(切り返し)の部分がポイントで目線がいきます。

そこで超音波ミシンで縫っています。

CIMG3959

超音波ミシンは北京オリンピックの競泳の北島選手もはいていたスピード社のレーザーレーサーのパンツと同じ縫製のやり方で縫い目がありません。

水の抵抗をより少なくするために糸を使わず超音波ミシンで縫いますが、やはり耐久性という点では問題があり、その競泳パンツも3~4回ぐらいしか使えないそうです。

当店のカーテンの縫製では、超音波ミシンだけでやると、何年後にやぶれてきたら問題なので1本本縫いで縫っています。

もし破れたら北島選手ならば「競泳で金、パンツで金」でニュースになりますが、当店の場合はシャレにもならないのです。

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