この業界は例年は2月から3月にかけてひじょうに忙しくなり、忙しい時とそうでない時の差が激しいのです。
1年で最も忙しいのが3月なんですが、今年はどのメーカー・仕入れ先も例年と違っていつものような忙しさになる気配がないというのです。
同業者のブログをチェックしていても、ここ最近はアップされているのが少ないのです。ひじょうに忙しいのか、暇過ぎてネタがないのかのどちらかだと思います。たぶん、後者かな。
私もネタを求めてメーカーのホームページをみたりブログを読んだりしています。
川島織物セルコンのホームページをみると、平成22年度3月期の第3四半期決算短信が発表されており、売り上げで前年比30,4%減(インテリアだけならば26.2%減)になっていました。
そんな中で、立川ブラインド工業と東リのホームページをみると、お互いが1億5300万円ずつの株を持ち合うことを発表していました。
立川ブラインド工業の「第三者割当による自己株式の処分に関するお知らせ」によれば、その理由として、
「現在、当社グループ関連の建設・住宅業界においては、一昨年の世界的な金融不安を契機として、需要低迷が急速に進行している状況下にあります。既に当社と東リ株式会社においては小規模な株式の相互保有を行っておりますが、当社の主要取引先である東リ株式会社及び同社グループとの取組強化を行うことは、インテリア市場における営業基盤の拡充が更に期待できるものと判断し、その表れとして、当社の自己株式を新たに割当てることと致しました。」
東リのホームページには13日付けのものが本日掲載されており、普通株924000株を166円で立川ブラインド工業に譲渡すると書かれています。
両社にとって1億5300万は資金調達上での問題ではなく、協力関係の確認で今後の業界の再編成に向けての一歩です。
この業界も、今後さまざまな動きがでてくると思います。
さて、本題です。
ブラインドの修理に行ってきました。
最近、修理依頼がひじょうに多いのです。
今回のはトーソーのブラインドで、操作棒が抜けて羽根が回転しないというものです。
トーソーのブラインドでクレームもしくは修理依頼はほとんどこの問題です。
これはロックベルト(下の構造図をクリックすれば拡大してどの部分かわかると思います)の破損で、それを取りかえれば直ります。
この部品はトーソーのホームページのオンラインショップで10個168円で販売しています。
エンドユーザーの方でも簡単にできまして、ラジオペンチでつまんではさみこめばできます。
当店でもよくおこるので在庫して持っています。色があるのですが持っているのは1色だけで、今回は黄色のブラインドですがベージュのロックベルトをつけてます。
上の左の写真は外れていたところ。右ははめ込んだところ。
このお客様は10年使っていただいており、ロックベルトは経年劣化です。
他の部分は問題はありませんでした。
ニチベイのブラインドの修理依頼も、操作棒が抜けたというのが多いのです。
ニチベイの場合は棒ごと交換しなければならず、少し部品代が高いのとエンドユーザーではできないと思います。
タチカワのブラインドの修理依頼で、一番多いのはヒモ切れです。理由はよくわかりません。
ヒモが切れそうになると、切れる前に業者に連絡することです。そうすると簡単に修理できますが、切れてしまうとちょっとたいへんです。
ブラインドは歴史のある商品なので耐用年数は比較的長いです。
私は、メーカーは認めていないのですが、ブラインドは縮むということをこのブログで書き続けています。これは、ラダーテープ(はしごみたいになっているヒモ)が縮むためです。
昨日、私のブログを読んでブラインド修理業の人からメールをいただきました。