見積りに「裾折り返し」か「裾ウエイト巻き込み」と書いておくと、「それはなに?」と聞かれることがあります。
来店打ち合わせの時は必ず説明はしていますが、十分に伝わっていなかったり、見積もりを先にする場合などで、見積もりが縫製指示書と連動していますので細かなことも書かれています。
上の写真の左側が裾ウエイト巻き込みで右側が裾10㎝の折り返しです。
ドレープ(厚手)カーテンは裾折り返しですが、レースは上の写真のように裾ウエイト巻き込みか折り返しか選択できるようになっています。
基本的にヨコ使いのレースは裾ウエイト巻き込みをお勧めしています。下の写真
当店の場合は、裾にウエイトを入れて生地で巻きこんでいます。
他店やメーカー縫製との違いはこちらをご覧ください。
このように生地を巻き込むようにしないと、よく洗濯をしたりすると左の写真のようにウエイトの部分が落ちてきます。
以前は当店でも、今一般的によく使われているようなウエイトロックをしていましたが、カーテンクリーニングを始めて、このような問題に気づき、5~6年前より生地を巻き込む「本縫いウエイト巻き込み仕様」に変えています。この仕様ならば、家庭で何回洗っても大丈夫です。
下の写真は裾折り返し仕様です。
裾の部分が三重になります。基本的にはタテ使いで巾継ぎをしなければならない場合にすることが多いのですが、巾継ぎをしなければならない生地でも、当店の場合は「裾本縫いウエイト巻き込み仕様」ができます。
レースに形状記憶加工をする場合は下のような江戸打ち紐で巻きロックをさせていただいています。ここにはウエイトが入っていませんが、形状記憶がかかっていますので、きれいなウエーブがでます。
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