カーテンの吊り替え需要を喚起するには③

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昨日書きましたが、カーテンの吊り替えされるときはカーテンが破れてというケースが多くて、その場合は今まで使っていたのと同じようなカーテンにされます。


中には2~5年で吊り替えをされることもあり、その場合は気分転換で今までとまったく違うカーテンにされることが多いのです。


今日の話は2年前に他店で購入されて、まだそんなに汚れていませんがリビングのカーテンを新規で取り替えられました。

10年ぐらいで消費者はカーテンを吊りかえられると思っているのはカーテン屋のオヤジだけで、それは願望で実際はそんなことはありません。10年経っても替えない人は破れるまで替えません。インテリアが好きという人は2~3年でも吊り替えされます。


車と一緒で、車の好きな人は3~5年で新しい車に乗り換えされますが、私なんか車にまったく興味がないので、ディーラーが5年ぐらいで「新しいのはどうですか」とよく営業にきますが、「まだ動くよ」といったレベルなんです。それと同じだと思っています。


だから、購入後10年ぐらいの人だけにDMを送ってもあまり成果は期待できないのです。全員に毎年定期的に送れば2~3年後に成果となってでてきます。


カーテンのクリーニングも同じです。当店にカーテンのクリーニングを依頼されてくるケースで、当店で購入されたお客様は定期的に案内を送っていますので比較的早い周期でカーテンクリーニングをされますが、他店で購入された場合は10年以上か、高級カーテンか綿やレーヨンが入っていて水洗いできないものなのです。


10年以上ドレープ(厚手)を洗ったことがないという人も結構おられます。その方に「新しいのをされたらどうですか」といっても、カーテンクリーニングの方が少しでも安ければクリーニングされます。当店で5000円で販売したレースに3000円のクリーニング代がかかってもクリーニングです。


初めからクリーニングをしようと思っておられる方は、なかなか新規取替えにはなりません。私みたいに下手な営業トークでは、昨日のブログの話のように新規でしようと思っておられるのにクリーニングになってしまうケースもあります。


初めから吊り替えようと思っておられる方は、クリーニングのことはまったく頭にありません。


2年で吊り替えされたお客様は、そろそろ汚れてきたからというのと気分転換というのが理由です。


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上は吊りかえる前。下は吊りかえ後です。


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プレーンシェードはメカはそのままで生地のみ交換しました。


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メカと取り付け位置は同じなのですが、縫製の違いがわかりますか。


当店はリングのピッチを均等になるようにつけていますので、上に上げたときにウエーブがそろいまして見た目きれいなんです。


川島織物セルコンは20センチ間隔のリングテープを下から縫い付けていますので、最後だけウエーブの大きさが異なり跳ねたようになります。


下のブルーのストライプは当店の縫製です。上の写真は川島織物セルコンのメーカー縫製です。


この話は今までも何度も書いてきていますので詳しく知りたい方は欄外のカテゴロー分けされた「プレーンシェード」のところをお読みください。


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