カーテンとレールを取り付けに行ったらエアコンが邪魔してとりつけることができないことがたまにあります。
上の写真の左側の大きい窓上の壁にカーテンレールをとりつけるのですが、右の壁のエアコンとレールの取り付ける位置が干渉するのです。
これは住宅メーカーの仕事で実測なしの現場です。われわれカーテン屋が現場実測に行くと壁に穴があいていてそれからエアコンの位置を推測して、事前にチェックが可能なんですがいきなり取付になるとこのようなことがわかりません。
現場実測が一番重要なんです。
壁との隙間が9センチあるのですが、この隙間だとダブルのレールはおさまらないし、エアコンの手間につけると、カバーが開かなくなります。
いつもならば、カーテン屋は立場が弱くて、窓上にエアコンがついている時なんかは、レールの位置をずらすことによって、カーテンの丈をかえたりしなければなりません。
今回はエアコンも住宅メーカーの仕事なので、エアコンの位置を少し右にずらしてくれます。
エアコン屋さんもカーテンレールの取り付けのことも考えていただきたいのですが、この現場はおそらくエアコンのホースをだす穴が先にあいていたからこの位置になったと思います。
インテリアアドバイザーももっと全体をみて、コーディネートしていただきたいものです。
10年ほど前につくった当店の「カーテン屋のお願い」というチラシです。
クリックして拡大してプリントして使ってください。
家を建築中のユーザーの方が工務店、住宅メーカーの人にお話をするのに役立てば幸いです。
同業の方も役立ちそうならば使ってください。
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私の部屋のカーテンボックスは、奥行きが内寸で8cmでしかなく、そこに2本のレールがついています。当然、レース、ドレープ、ボックス内面が干渉し合っています。
また、レール端のキャップと間に数ミリしか余裕がないため、キャップについている穴にフックをかけることができません。
キャップの穴を使えないので、当然ランナー数が不足します。ランナーを追加するためにキャップを外そうとしても、ボックスの内面に干渉してキャップを外せません。キャップを外すためにはレールごと外さなければなりません。それは面倒なので、後入できるランナーを追加しました。しかし、ランナー穴の位置が違い、1996年に購入したカーテンのフックは長さ調節のできないタイプ(ワイヤを曲げたもの)なので、そこだけカーテンが下がってしまいます。
こんなカーテンボックスのついているマンションを販売したのは野村不動産です。
mockingbirdさん、いつもコメントありがとうございます。カーテンボックスの内寸が8センチにダブルのレールがついているのはかなり厳しいですね。
フックはアジャスターフックに取り換えさせていただくこともできます。