昨日のブログで川島織物セルコンのおかしな自社名表示について書いたところ、4時前に川島織物セルコンの大阪のえらいさんから電話があり、「今、商品部から電話があり、ブログでの指摘ありがとうございます。これから早速作りなおします」とのことでした。昨日の5時からのセミナーには間に合わせるそうで、川島織物セルコンにも希望がありました。
スワッグバランスの施工例です。
最近はこうしたクラッシックな雰囲気のバランスを付ける機会が少なくなりました。住宅メーカーの依頼で生地は川島織物セルコンSA8230です。
このようなバランスを業界ではスワッグバランスといいまして、ウエーブの部分はバイアスにとるときれいな仕上がりになるのです。
バイアスとりとは生地を斜めにとることをいいまして、代表的なものはネクタイで、そうすることによってきれいに曲がるのです。縁取りする場合はバイアステープというものを使います。
私はこの業界に入った時から、このスワッグバランスの生地はバイアスにとると教えられていたので、それが普通だと思っていたら、昨年、川島織物セルコンの営業員にフィーロの説明を受けた時に「フィーロ縫製では、スワッグバランスはバイアスに生地をとるようになったんです」と言われてびっくりしたんです。
ということは、川島織物セルコンのメーカー縫製では、今までスワッグバランスでは生地のバイアス取りをしていなかったことになるんです。
今回は住宅メーカーの仕事で、住宅メーカーは川島織物セルコンが大好きなので、川島織物セルコンに、生地はバイアス取りにしてということで見積もりをとりました。
そうしたところ、バイアス取りは不可と書いて、この生地の横取りでこのサイズで7万いくらの見積もりのファックスが流れてきました。
この生地ならば、バイアスにとらなければきれいなウエーブが出ないと私が判断しまして、当店の縫製工場で生地をバイアス取りしてつくりました。写真をクリックして拡大していただければ生地を斜めにとっているのがわかると思います。
バイアスにとると生地もたくさんいるのですが、当店の縫製の方が、川島織物セルコンのバイアス取り不可の縫製よりもはるかに安くできました。
あとで、川島織物セルコンの営業員に聞いた話によると、15~6年前までは川島織物もバイアスに生地を取っていたそうです。そうしたところ、あまりにも金額が高くなるので、ニーズにこたえるべく、生地代を少なくし、縫製代を安くし、バイアスにとらないやり方を標準仕様にしたそうです。
一昨年発売した今のフィーロだけは、縫製にもこだわるのがコンセプトなので美しく仕上がるバイアス取りにしたそうです。
川島織物セルコンには、日本のインテリア発展のために、少々金額が高くなっても妥協せず、一流の、本物の、美しい商品を世に出していただきたいものです。 ふぅ~
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素敵!!
スワッグバランスの似合う部屋に住んでみたい。
カーテンとバランスなら買えますが、我が家にはまぶしすぎる...
mockingbird さん、
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