アクセス解析をしていると毎日のように「ふさかけ金具の取り付け高さ」に関してのワード・フレーズで私のブログにアクセスがあります。今まで3回ぐらい書きましたので検索の上位にヒット しています。
他の人が書いているのをみますと、理論的には黄金分割比や白銀比をもとに納得いく内容のものもたくさんあります。でも、少し間違っているなと思うのはその比率がふさかけ金具の位置ではなく、正しくはカーテンの触れる位置なんです。
当店の考え方を説明いたします。
こうしたものに関しましては、マニュアル化したものもなく、これが正しいというのもありません。
各業者の判断で取り付け高さが決められています。カーテンレールのトップメーカーであります㈱トーソーの店頭用パックになっているふさかけの包みの裏には、『取り付け方法として、ふさかけはカーテン高さの下から約3分の1ほどの位置が、カーテンの収まりがきれいです。』と記されてます。
これが唯一、私が目にしたふさかけの取り付け高さに関する数字ですが、これはあまりにも低すぎると思います。
当店では、一般的には共布タッセルをつける場合は「カーテンの総丈の真ん中より少し下」とお答えしていますが、これには裏づけされた理論があります。
当店では、掃きだし窓では黄金分割比(√5-1):2の関係(ほぼ1対1.618の比率)
黄金分割比は古代エジプト時代から伝わる分割比で、長方形の縦と横との関係など安定した美感を与える比とされてます。岩波新書の横と縦の長さがこの比率になっています。
腰窓では白銀率(比 )1対1.414の比率を用いています。√2の長方形の比率で日本古来からある木割りを基にしており飽きのこない比率です。 白銀率は文庫本の横と縦の長さの比率です。
私の美的感ですが、腰窓でカーテンの丈が短いケースに黄金分割比1:1.618(B:A)を当てはめると、少し低いように感じまして、この場合は√2長方形比1:1.414(B:A)の比率を採用しています。
トーソーのいうふさかけの取り付け位置がカーテンの下から1:2の比率は私にとっては考えられない低さです。
ここで重要なのはこの比率はふさかけの取り付ける位置ではなく、カーテンとタッセルが触れる位置の比率のことで左図で言うAとBの比率のことです。
そのため、タッセル(タイバック)によってふさかけの取り付ける高さが違ってきます。
一般的に共布タッセルならば、この比率に10~15センチ上ぐらいにふさかけを取り付けなければなりません。
例えば、丈200cmのカーテンに共布タッセルを付ける時のふさかけの位置は200÷2.618=76.39センチ. この位置で共布タッセルとカーテンが触れます。
タッセル分の下がり10~15センチをプラスするとふさかけ取り付け位置は下から90センチぐらいになります。 よって、カーテンの総丈の真ん中より少し下ぐらいになります。
この考えは、グローバルテンの小嶋が考えましたので、当店ではグローバルスタンダードといっておりますが、業界では認知されていません。
参考になれば。
横の位置に関してはこちらを参考にしてください。
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この度は、私のブログで無断で画像を流用してしまい誠に申し訳ありませんでした。
あらためまして、カーテンの説明において非常にわかりやすいこちらの画像を、当方ブログで引き続き利用させていただきたく、ご検討の程よろしくお願いします。
問題がございましたら、すぐに利用を中止致しますので、お手数で恐縮ですが、ご指摘いただければ幸いです。
まっしんはやぶさ さま
私のブログをよく読んでいただいていましてありがとうございます。
ご紹介・引用していただくのはまったく問題はございません。
最近、よくブログの写真を勝手に使われることが多いため、少し警告させていただきました。
内容的に問題はないので、今後ともよろしくお願いします。
小嶋様
早速、ブログの紹介と引用にご理解をいただきましてありがとうございます。写真の無断利用でも大変失礼なことをしてしまい申し訳ありませんでした。
こちらのブログは大変わかりやすく、勉強させていただいております。
写真の利用や引用により、やはり問題が出て来たということがありましたら、どうぞご指摘くださいませ。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。