フラットカーテンは何倍にするのがいいのか

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ここ4~5年フラットカーテンというのがよくでます。昔はオーダーカーテンといえば2倍使い(レールの幅に対して約2倍のボリュームの生地を使ってヒダをとる)というのが定番だったのですが、ここ数年、1.5倍や単なるフラットカーテンなどもよくでます。


フラットといえば、文字通り平らならばレールの長さと同じで1.0倍のフラットなのですが、通常のカーテンでも少し余裕を持たせていまして当店ではレールの長さに対して1.05倍にしていますので多少大きめになります。


数年前にメーカーがスタイルの1つとしてフラットカーテンを提案した時は1.3倍の幅を標準にしてフラットカーテンとしていました。1.3倍ならば少し余裕がありすぎてメーカーの見本帳の写真では、きれいにウエーブがでるようになっていますが、実際使うとなると、カーテンを閉じようとしたら先頭からフラットになり、最後にたまりがずっとたまっているのです。


そこで、メーカーもその後改めて、ほんとうにフラットにしたサイズで発注するようになり、フラットの倍率は業者、お客様の判断にまかせるようになりました。


下の写真は1.2倍のフラットです。普通にカーテンを持って閉じるとたまりの方だけがウエーブが残るようになります。きれいにしようと思うと、芯地の部分をもって均等にしなければなりません。(右の写真)このことは事前によく説明しておりましたが、あまりにもフラット過ぎるのも不安だということで1.2倍になりました。でも結局、ちょっともたつく感じとのことであとからもう少しだけ幅を落としました。


 


フラットカーテン2


フラットカーテン1


フラットカーテン3


 


 


 


 


 


 


 


フラットカーテンをどのぐらいの倍率にするのがいいのかということに関しては柄にもよりますが、私はあまり大きくしないで1.1倍ぐらいでいいかと思っています。1.3倍以上にする時は生地に形態安定加工をして均等にウエーブをだすことをお勧めします。


 


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 織物研究会  私はチーム・マイナス6%です

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