このブログにアクセス解析をつけていまして、どういうワードでこのブログにアクセスさせるのかをチェックしています。毎月、ダントツに多い言葉というのがありまして、それは「ふさかけ金具の取り付ける位置」に関するワードの検索なのです。
要するに、ふさかけをどこにつけたらいいのかを知りたくてインターネットで調べている人がたくさいるとというか、ホームページやブログで、この件に関しての情報発信が少ないので私のブログに行き着くことが多いということなんでしょう。
ここ最近は「遮熱カーテン」「遮音カーテン」「カーテンクリーニング」の検索ワードでのアクセスもかなり多く、問合せを多いので、これらに関してはまた後日書きます。
このふさかけ金具の取り付け位置に関しては2004年の10月30日のブログに書いています。1年半前に書いたものですが、オレンジに変色している文字をクリックして、まずは読んでみてください。
私の考えは、掃出しの窓(床まである窓)は、当店では、黄金分割比(√5-1):2の関係(ほぼ1対1.618の比率) 腰窓では√2長方形比 1対1.414の比率を用いています。 黄金分割比は古代エジプト時代から伝わる分割比で、長方形の縦と横との関係など安定した美感を与える比とされてます。岩波新書の横と縦の長さがこの比率になっています。 √2長方形比は文庫本の横と縦の長さの比率です。
これは、壁に取り付ける位置ではなく、タッセルとカーテンが触れる位置です。そのため、同じ丈のカーテンでも、タッセルによって取り付ける高さが変わってきます。
私のブログ以外にふさかけの取り付け位置に関してきちっと書いているものはないかと調べましたところありました。日本インテリアファブリックス協会(NIF)のインテリア相談というところにこのように書いてありました。
ドレープカーテンは、日中はたたんでいることが多いようです。たたんでいる時の、カーテンが美しく見えるようにフサカケやカーテンホルダーの取り付け位置が重要になってきます。取付け横位置は、たたんだ時にカーテンの端部が垂直になる位置が理想です。取り付け高さは、カーテンの丈に対して上部から2/3の位置に、タッセルおよびホルダーの下部がくるような位置が理想的です。(ホルダーは必ず下地があることを確認の上取り付けて下さい。)
日本インテリアファブリックス協会(NIF)というのは、インテリアファブリックス業界のほとんどの大手企業が加盟しており、会長が川島織物セルコンの青戸社長で、副会長はサンゲツの日比社長、東りの岡田相談役、住江織物の吉川社長でインテリア業界の業界団体です。
これは、インテリア業界がまとめた見解なんでしょうから、たぶんこちらのほうが理想的なんでしょう。2004年10月30日の私のブログでは、トーソーがパッケージに記載していた「下から3分の1の高さに取り付ける」という件に関しましてはちょっと低すぎるのではないかと小言を書きましたが、日本インテリアファブリックス協会(NIF)には、何かを言える立場ではございませんので皆様の判断におまかせします。
ふさかけの横位置に関しては、日本インテリアファブリックス協会(NIF)と同じ考えで、たたんだ時にカーテンの端部が垂直になる位置が理想です。
下の写真は、ふさかけ金具をカーテンの端部が垂直になるように取り付けた写真です。
この下は、よくマンションなんかでオプション販売業者がとりつけるやり方で木の枠にとりつけています。
どちらがきれいと思われますか。
私共は日本インテリアファブリックス協会と同じカーテンの端部が垂直になるように取り付けるのがきれいと思っており、クロス(壁紙)に穴を開けてアンカーで取り付けるのを標準としております。
中には、クロス(壁紙)にビスを打つのがイヤだという方もおられまして、必ず確認をしています。