日本人名のローマ字表記

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昨日のブログに紹介しました「美人の日本語」が今朝の毎日新聞の2面(←ここをクリックすると記事が読めます)に著者の顔写真入りで紹介されてました。新聞記事よりも1日ですが早く記事として載せられたことがうれしいです。

さすがにカーテン屋、キジは強いです。

若い人の日本語も気になっていたのですが、20数年間気になっていたことが、5月8日の毎日新聞に掲載されていました。

それは日本人名のローマ字表記です。日本人は海外に行った時や、ローマ字で書く時は「名ー姓」という具合にします。
これはおかしいと私は学生の頃から思っており、私はいつもKOJIMA Noriakiと書きます。当店では社員の名刺のローマ字表記は姓が先で、名があとです。メールのアカウント名も同様です。

世界では、姓が先の国は中国、韓国、ベトナム、ハンガリーなどで、中国人や韓国人は海外でも「姓ー名」というように名乗ります。

日本の小泉純一郎首相は「Prime Minister Junichiro Koizumi」となり、
中国の胡錦濤国家主席は「Chinese President Hu Jintao」となるわけです。

どうして日本人だけ姓名をひっくりがえすのですか。民族としての誇りはないのでしょうか。だから、中国や韓国から軽くみられ、いつまでたっても
「安い国、やすい国、靖国」と言われるのです。(また書いてしまいました)

そう思っていたら我が意を得たりで、今の中学の英語教科書では、7社中6社までが「姓-名」の順になっているそうです。

三省堂の本には「I am Tanaka Kumi.Nice meet to you.」という文があるそうです。
このように表記が変わったのは2000年12月にだされた国語審議会の答申で「名前というものは社会の文化や歴史を背景として成立したもので,日本人の姓名についてはローマ字表記においても「姓-名」とすることが望ましい」としています。

ごもっともです。今でも歴史的人物や江戸時代以前の人名は「Toyotomi Hideyoshi(豊臣秀吉)というように「姓ー名」と表記します。これは、今の日本人もこれらの人物を誇りに思っているからでしょうか。

政府の機関は「名ー姓」と表記するようですが、最高裁は国語審議会の答申を尊重しているのか、「姓-名」と表記するようです。

今の中学教育を受けた人は海外でもローマ字表記でも「姓-名」というようになり、数年後にはカッコつけて「名ー姓」と言っていたら古い人間とおもわれるのでしょうか。

毎日新聞の記事

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