最近、若い女性が使う日本語が気になって気になってしょうがないのです。
先日もファミリーレストランで若い女性がいうのです。
まず、案内の時に「こちらの席でよろしかったでしょうか」
注文をしたら「以上の注文でよろしかったでしょうか」
私は、そこで、その日本語はおかしいよと注意したんです。
(1月27日のブログにもおなじようなことを書いています。)
あ~あ、おじさん。
でも、意に介せず食事を終えたら「お皿をお下げしてよろしかったでしょうか」というのです。
その翌日、新聞に『美人の日本語』(幻冬舎・山下景子著)の広告が載っていたので、彼女の顔を思い浮かべ、思わず買ってしまいました。
というか、広告には素敵な日本語が書かれていたんですが、恥ずかしながら意味のわからないものがあったので勉強のために買いました。
本の内容は上記の変色しているところをクリックすると詳しく書かれているところにリンクしていますのでお読み下さい。
素敵な日本語が1日1語というような形で366語書かれています。
今日、5月28日の言葉は『五月雨』(さみだれ)です。
梅雨のことです。
「さ」は接頭語で、「みだれ」は「水垂れ」のことです。
五月なのに梅雨なの?と思われるかも知れませんが、旧暦ではちょうど六月の中旬からが五月です。暦が変わってしまった今では、梅雨のことを五月雨とは、ちょっといいにくくなってしまいました。
ちなみに、五月晴れという言葉も、本来は梅雨の晴れ間のことでした。
ところで、五月二十八日に降る雨だけは、「虎が雨」という、特別な名前がついています。
旧暦の今日、曾我兄弟が敵討ちを果たしたのですが、兄の十郎は討ち死にしています。それを悲しんだ愛人、虎御前の涙雨だというのです。
曾我兄弟は、江戸時代のヒーロー的存在でした。
大切な人を失った悲しみを、天も当時の人々も、一緒に悲しんだのでしょう。
以上、本より引用。すてきなはなしです。