ふさかけ金具の取り付け位置

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今日は終日雨です。


今朝はミナミのラブホテルに行ってきました。 彼女の連れ込みじゃないですよ。 カーテンの吊りこみですよ。いやはや、インターネットをご覧になって、ベッドスプレットの見積もりをお願いしたいとの事で伺いました。
マネージャーがお見えになるまで、待合室で10分間程まっていたのですが、その間2組の不倫らしきカップルが出入りされました。随分流行っているようで、マネジャーにお伺いすると、1日1室3.5~5.3回転するとのことです。
なにしろ、携帯とインターネットは不倫を文化にしたとのことです。カップルを隠れてみながら、不適切な関係のフリントンも、プッシュ、プッシュで押しまくったんたんだろうか、この後始末はケリー(蹴り)か、さらにプッシュかなんて、アメリカ大統領選挙の行方を考えている私はなんぼほどヒマなんでしょうか。

私共の販売方法にお客様でご自分で実測され、ご自分で取り付けされる場合はさらに5%セルフ実測値引きというのがあります。その場合、ふさかけ金具もご自身でとりつけていただくことになっています。
このとき、よくふさかけ金具の取り付け高さについて聞かれます。
タッセル金具の取り付け高さ

当店の考え方を説明いたします。こうしたものに関しましては、マニュアル化したものもなく、これが正しいというのもありません。
各業者の判断で取り付け高さが決められています。カーテンレールのトップメーカーであります㈱トーソーの店頭用パックになっているふさかけの包みの裏には、『取り付け方法として、ふさかけはカーテン高さの下から約3分の1ほどの位置が、カーテンの収まりがきれいです。』と記されてます。


これが唯一、私が目にしたふさかけの取り付け高さに関する数字ですが、これはあまりにも低すぎると思います。 当店では、一般的には共布タッセルをつける場合は「カーテンの総丈の真ん中より少し下」とお答えしていますが、これには裏づけされた理論があります。


当店では、掃きだし窓では黄金分割比(√5-1):2の関係(ほぼ1対1.618の比率) 腰窓では√2長方形比 1対1.414の比率を用いています。 黄金分割比は古代エジプト時代から伝わる分割比で、長方形の縦と横との関係など安定した美感を与える比とされてます。岩波新書の横と縦の長さがこの比率になっています。


 √2長方形比は文庫本の横と縦の長さの比率です。 私の美的感ですが、腰窓でカーテンの丈が短いケースに黄金分割比1:1.618(B:A)を当てはめると、少し低いように感じまして、この場合は√2長方形比1:1.414(B:A)の比率を採用しています。 トーソーのいうふさかけの取り付け位置がカーテンの下から1:2の比率は私にとっては考えられない低さです。

ここで重要なのはこの比率はふさかけの取り付ける位置ではなく、カーテンとタッセルが触れる位置の比率のことで上図で言うAとBの比率のことです。そのため、タッセル(タイバック)によってふさかけの取り付ける高さが違ってきます一般的に共布タッセルならば、この比率に10~15センチ上ぐらいにふさかけを取り付けなければなりません

例えば、丈200cmのカーテンに共布タッセルを付ける時のふさかけの位置は200÷2.618=76.39センチ. この位置で共布タッセルとカーテンが触れます。タッセル分の下がり10~15センチをプラスするとふさかけ取り付け位置は下から90センチぐらいになります。


よって、カーテンの総丈の真ん中より少し下ぐらいになります。 この考えは、グローバルテンの小嶋が考えましたので、当店ではグローバルスタンダードといっておりますが、業界では認知されていません。

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コメント

  1. taka より:

    いつも楽しみに読ませていただいてますよ。
    長方形比はたまにシェードのストライプを入れる時等に使用していましたが、房掛けの位置にも・・
    今度、試してみます。毎日の日記は大変でしょうけど頑張って下さい。

  2. 小嶋徳昭 より:

    takaさん、コメントありがとうございます。
    シェードのストライプを入れる時に使用するというのはどういう具合にするのでしょうか。教えてください。
    私もこれを書いて、インターネットで調べたりして、また勉強になったりしています。いろんなものの黄金比は使われていたり、今まで気づかなかったのですが、紙もA版はヨコとタテの比率が√2長方形比になっていたりしています。
    私も、このブログを書くことによって勉強になってますので、いろいろとお指摘ください。小嶋徳昭

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