形態安定加工の話 続き

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今朝、会社に来る時に西の空に満月が輝いていました。朝に月を見る季節となりました。

22日に書きました(カレンダーの22日をクリックすると読むことが出来ます。)形態安定加工の話の続きです。当店の形態安定加工は真空窯を使用するトタン板方式です。当店の加工所にこの窯がありますので、当店ではどこのメーカーの商品でも同じやり方ですることが可能で、関西では業者レベルで、独自に形態安定加工のできるところは少ないと思います。
ほとんどの業者はメーカー任せで、自ら研究したり勉強したりしているところは少ないです。
また、他店では、選んだ生地がそのような対応をしていないメーカーのものだったら、形態安定加工ができないと言われることもあると思います。たとえば、フジエテキスタイル,五洋インテックス,マナ、日本フィスバ、フェデ、ナショナル物産等。

形態安定加工のやり方は、窯できちっとやって半永久的に効果のある方法と、簡易的にあとから蒸気をかける極東産機のパーマネントフィニシャーを使う方法があります。

ほとんどのメーカーは、真空窯を使ってやっており、当店も同じです。
これにも2つの方法がありまして、当店も採用しておりますトタン板方式と、パイプ方式があります。トタン板方式は波うったダンボールの上に縫製する前のカーテン生地を乗せて、窯に入れるやり方で、セルコン、アスワンがこのやり方です。ウエーブは綺麗に出ますが生地の横のリピートと原版のウエーブのピッチの絡みがありまして問題点もあります。パイプ方式は出来上がったものをつるして形態安定加工するやり方で、カワシマ、リリカラがこのやり方です。こちらも熱の安定性という問題があります。
各社ともあまり公にしたがらないので、ここではこの程度にしておきます。

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